- 締切済み
スピーカー穴の抜き勾配は何度必要か?
- Φ1.5 深さ0.9と1.5の種類の穴が数百本ある車の内装品のスピーカー穴の抜き勾配は、何度必要なのでしょうか?
- 3度が限界と考えられていますが、実際には3度以下でも可能なのでしょうか?
- 理論的な説明をするためには、摩擦抵抗値の計算式などが必要です。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
以下のご回答でキャビ側は5°としたら、コア側は何度必要でしょうか?
昨日の回答を出した物ですが、ウッカリしていた内容があります。 現状類似の仕様では、孔ピッチ2.0、開口孔径Φ1.4、肉厚固定・可動各1.0、抜き角度5°と言う仕様です。 この仕様までは何とか加工しておりますが、質問品は孔径Φ1.5でしたね! この場合は、電極作成に問題がでそうです。 電極の最薄部分が0.2以下(特に深さ1.5の方が問題)になります。 実績品では深さ1.0ですので0.3前後となるのですが、電極の製作が出来ても、薄い事で電極の消耗が早く、荒、中仕上、仕上(通常は荒、仕上)と放電加工時間が5割増し位となる可能性が高いです。 通常はタッチ部のグイチが見えなくなるよう、固定側と可動側の入子で孔タッチ部分のグイチを0.05程付けます。可動側の方が孔径が大きくなる方向です。状況によっては出来ない事も想像されるので、孔断面の詳細仕様が決らないとはっきり出来るとは言えませんでした。 上記内容と昨日の内容で再確認を御願い致します。
スピーカ入子を製作しておりますが、 パンチ孔の角度については、5°以上「実績として5°が多く、5°ですと最近10件位(1~2年での実績)での問題の発生はありません。」をお勧め致します。3°とした場合は離型リスクは10倍以上に上がります。3°以下で加工が出来ないのではありませんが、いろいろ問題になる可能性が出ます。離型剤をかければ成形出来ますが、それはトライの時位にしたいですネ。以前に3°で3回程製作した事が有りますが、全て離型に何らかの問題を起こしております。加工後再鏡面放電加工をしたり、磨いたり、表面処理を施したり、離型バランスを考慮して追加加工をしたり、追加の費用はどこで出していただけるのか(出していただけない事も多くあります)、加工側も成形側も余分に時間と労力を費やす事になる確率が高いと思います。 仕様については、パンチ孔角度だけの仕様以外に、放電加工時仕上アラサ、孔ピッチ、孔深さ、孔数量、孔径、入子素材、押出設定(EP他)、コアーリブ仕様等(自動車メーカー等により仕様は違いが有ります)のそれぞれの要因が関連して影響して来るので、理論的に幾つなら良いと言う事は簡単ではありません。当方も理論的に計算出来る物があれば教えていただきたい位です。結論的には経験値ですみませんが5°での設定で考えた方が良いと思います。5°未満とする場合は離型におけるリスクを免責または再処理時有償対応にしていただけないと問題となる事を説明して対応しているのが実状です。 ちなみに、ご質問の仕様内容では通常5°で当方製作しております。 5°なら問題無く加工する事は可能です。 近年、側突対応での強度アップを目的に肉厚アップ、リブ深さアップ等の仕様変化がありますが、開口率の減少につながる要因から抜き角を5°から3°位にしたい要望が有るようです。パンチ孔設定の全体(孔ピッチ、孔深さ等)を考慮しての仕様変更を御願いしたいところです。 ご質問等あれば直接ご連絡いただいても結構です。 新東工業(株)ポーセラックス部 安形(アガタ) TEL:0533-85-0303 FAX:0533-84-2835 以上、よろしくご確認願います。
お礼
お礼が遅くなってすいません。 大変参考になりました。 ありがとうございました。 また、何かありましたら、宜しくお願いすます。