シリンダゲージの使い方と注意点
- シリンダゲージを使ってパイプの内径を測定する方法を解説します。
- シリンダゲージは内径のみを測定するため、ノギスでは測定しづらい場合に適しています。
- マイクロメータにて0点を設定する際には定期的な確認が必要です。
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シリンダゲージ
この度初めてシリンダゲージを使い、パイプの内径を測定しようと考えています。 以前はノギスにて測定していたのですが、作業者から内径のためノギスでは測定しづらいとの声があったので、シリンダゲージにて測定することになりました。 このシリンダゲージは内径のみを測定します。 最初にマイクロメータにて0点を設定しますが、測定していくうちにこの数値がずれてしまうことはあるのでしょうか? とりあえず、毎朝0点をマイクロメータにて確認するということに決めましたが、ずれる可能性がほとんどないなら、毎朝確認する必要はないなとは思います。 この0点を設定するタイミングの取り方を、どなたかいいアドバイスがあれば教えてください。
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こんばんは >最初にマイクロメータにて0点を設定しますが、測定していくうちにこの数値がずれてしまうことはあるのでしょうか? とりあえず、毎朝0点をマイクロメータにて確認するということに決めましたが、ずれる可能性がほとんどないなら、毎朝確認する必要はないなとは思います。 毎朝0点合わせをするのではなく、測定しようとする直前に合わた方が いいです。理由はほかの測定具と違って静止摩擦でダイヤルゲージを保持 したり、長いロット棒・測定子・換えロッド・案内板等可動部が沢山あっ たりシリンダーゲージを構成する部品が多いからです。部品が多いという ことは故障が多い事も意味しますね。 ミクロンの測定では、リングゲージで0点あわせ→測定→再度リングゲー ジで0点の確認をするのが普通だと思います。 内容からしてノギスの測定でもよい感じですので、通止めの限界ゲージで もよいかなと思います。部品は1個で可動部もありませんから定期的な磨耗 チェックだけでよいですし使用時の0点あわせは必要ありませんね。
校正用の基準ゲージについてのアドバイスです。 マイクロメータで0点を設定するのは、ある程度の熟練を要します。 作業者によっても違いが生ずることがありますので、ドーナツ状のリングゲージをお勧めします。ゲージメーカに頼めば、寸法に応じて作ってくれます。
数値がずれる可能性について考えられる要因 ダイヤルゲージ固定部のずれ ダイヤルゲージの針のずれ ワーク、ゲージの温度変化 弊社では1日4回校正しています。 2時間毎に確認し、記録しています。 ぶつけたり、雑に置いてしまった時などは、当然その都度確認しています。
0.従来ノギスで測定していた。→0.05×6=0.3程度の公差ですね? 従って、シリンダゲージに使用しているインジケータは、目量0.01 のダイヤルゲージですね?被測定物のサイズ、材質がわからないため 熱膨張をどこまで考慮する必要があるかは、?です。 どの程度のズレを問題とするかによりますが、シリンダゲージに限らず 計測器の0点(基点)確認をするのは、当然必要な作業です。 1.始業、終業時に確認する。 外側マイクロメータで、0点(基点)確認の作業性が悪いなら、ワーク を1つマスタとしてリザーブ(識別して保管)する。 2.予め、被測定物の公差に応じてズレの許容値を決めておく。 (許容値以下なら、シリンダゲージの調整のみ、超えていたら 製品の処置も実施する。) こんな感じです。 材質的には、熱膨張が100mm・1℃・1μmが適用できますね。 被測定物の公差の1/6以下。(可能であれば1/10以下)
組立課主任さんがおっしゃってますが、温度が重要なポイントなのでシリンダーゲージ、被測定物、リングゲージはできれば同じ部屋というか雰囲気内に5時間以上前から置いておくのが望ましいと思います。被測定物だけ測定時に外からもってくると温度分の誤差が生じます。
うちの会社では、マスターリングを使用しています。あくまで、当社の方法ですが、まず旋盤でリングを切削し、浸炭焼入れを行いサブゼロ処理後に内研します。当社では精度が必要な為、外部校正を行っています。 あと、0点の確認は使用毎にしています。頻繁に調整を行わない?行いたくない?精度が必要ない?理由は解りませんが、やはり朝は温度が低いので、昼にも合わせたほうが良いのではと考えます。ブランクとの温度差を無いようにしないと正確な数値が出ないと思いますよ。
旋盤でリングゲージを作ります 焼きを入れなくても丁寧に使えばいいかと。 数が流れればゲージ屋さんに作ってもらうとか。 ダイヤルゲージは目盛りのリングをロックした方がいいと思います ずれることはないと思いますが念のためにというかゲージを使って チェックするのが普通かと思います。
お礼
旋盤でリングゲージが作れるのですね。 今マイクロメータで基点確認を行っているのは熟練作業者ですが、もし他の従業員が基点確認するとなれば、マイクロメータでの確認は難しいと思います。実際私もしてみましたが、手が震えました。 ただ、あまりお金をかけられないところが本音でして…。 弊社にも旋盤機がありますので、旋盤でリングゲージを作るのはいい方法だと思いました。
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