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縄文式土器はどれくらいの期間使えたか

先日博物館で縄文式土器をつぶさに観察してきました。 思っていたよりも厚さがありました。 とくに大人が腕を広げたくらいの壷は1センチ以上の 厚みがあり、とても頑丈にみえました。 一方で縄文遺跡からは必要な土器の数の何倍もの土器が出土されるとききます。 もしかしたら、とても壊れやすいものなのかなと想像します。 そこで質問です。 土器は一度作ったらどれくらいもつなのでしょうか? 10度も煮炊きすれば壊れてしまう程度の粗悪品だったのでしょうか? それとも大切に使えば何年も使える耐久性があるものだったのでしょうか?

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noname#118466
noname#118466
回答No.2

約一万年も続いた縄文時代の土器を一言で評価することは出来ないと思います。初期の粗悪品や大量生産時代の普及品は耐用年数も短いでしょうが、専門集団が丁寧に作ったものなら長持ちしたと思われます。 土器は煮炊き用、貯蔵用、装飾(呪い?)用と分かれていたようですが、小型の土器を除き、ほとんどが壊れた状態で発掘されるので、個個の土器が何年ぐらい使用されて放棄されたかを調べるのは至難の技でしょう。どれが良品でどれが壊れたものかの判定が難しいと思われます。 専門化が発見の数が多い(多すぎる)と判断しているなら、その通りでしょうが、私は次のような理由を考えます。 *良品と壊れたものが同じ場所で発掘される。 *現代人が考える以上に貯蔵用に使われていたのではないか。 *大量生産し、物々交換がされていた可能性。 *過剰生産。粘土の質と技術の向上により耐用年数が延びた結果としての作りすぎ。 耐用年数は想像するしかありませんが、日干し煉瓦でも大雨にあわなければ数年持つ(実際は手入れをしながらもっと長く使っている・・外国の例)ので、温度が低いとはいえ一応焼き物なので、落とす、打つなどの人為的な力を加えない限り数年はもったと考えてもおかしくないと思います。縄文時代は未だ新石器時代なので石器と土器が用途によって使い分けされていたはずなので、土器を必要以上に酷使して耐用年数を短くしたとも考えられません。

参考URL:
http://www.mars.dti.ne.jp/~takiura/Jyoumon_Doki.html

その他の回答 (1)

  • liar_adan
  • ベストアンサー率48% (730/1515)
回答No.1

どうなんでしょうねえ。 壊れるか壊れないかは、扱い方にもよりますからね。 たしかに、そんなに丈夫なものではないです。 手元にカケラがあるのですが、 こういうふうに力を加えると…えーい…あ、割れた。 割ってみた感じでは、見た目よりは丈夫なものでした。 しかし、やはり現代の陶器よりは柔いから、 手荒に扱うとすぐに割れると思います。 さすがに10度使うと壊れるということは無いと思います。 当時としては、けっこう貴重品だったはずです。 土器に適した土の採れるところは限られているし、 野焼きだからずいぶん多くの薪が要ります。 また、(乾燥の関係で)焼ける季節も決まっていたはずです。 一年に一度か二度くらいでは無いでしょうか。 想像ですが、大事に大事に使って、 一年ぐらいは持たせたのではないでしょうか。 落としたりぶつけたりしなければかなり長い間持つと思います。 予備も何個か用意してたかもしれません。 (上記の「割ってみた」ということについては心配しないでください。 ほとんど価値のない小さなカケラで、 断面を見るためいちど割ってみたいと思っていたのです)

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 耐用年数一年程度のものですか。 だとすると大量に出土するのもうなずけます。 あの文様はうまく焼けるように願いを込めたものかもしれませんね。 煮炊きするものであれば、少しの傷でも致命的になりますから、丁寧につくっているのだ思います。

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