カーエアコンの部品作りで出るしわの原因と解決方法とは?
- カーエアコンの部品製造において、絞り工程で外周側にしわが発生し、縁切りしても内径側に出っ張りが残る問題が発生しています。材料屋によると蛇行が問題だと言われていますが、疑問が残っています。結晶粒度の違いや型内部のバネなど、他の要素にも原因があるのか調査が必要です。
- 問題のカーエアコン部品製造において、絞り工程でしわが発生し、縁切りしても内径側に出っ張りが残る現象が起きています。材料の蛇行が原因とされていますが、結晶粒度の違いや型内部のバネも考えられます。材料以外の要因も見逃さず、解決策を模索する必要があります。
- カーエアコン部品の製造中に問題が発生しています。絞り工程で外周側にしわが出来、縁切り後も内径側に出っ張りが残ってしまう状況です。材料屋によると蛇行が問題だと言われていますが、他の要素にも原因がある可能性があります。結晶粒度の違いやバネの影響などを確認し、問題の解決策を見つける必要があります。
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しわについて
はじめまして。 アメリカでカーエアコンの部品を作っています。 その製品の一つで、SPCC相当材を200トンの順送プレスで加工し、外径28mm程で、底に穴の空いたカップ状の物を作っています。 元々は無かったのですが、最近絞り工程(3工程で絞り、これはその最初)で外周側にしわが出来、最後に縁切りしても、内径側に出っ張りとして残ってしまいます。 材料屋に聞いた所、コイル材料の蛇行が問題だと言うのですが、納得行きません。 私としては、曲げR部にも見られる結晶粒度の違いが原因だと思うのですが、うまく伝わりません。 (材料屋は米人・・・) 型内部のバネはミスミの茶色(ヘタリは無し) 型にも傷、摩耗等は見られません。 材料以外に疑う所はどこでしょうか? それとも材料でしょうか? もしその場合は、材料の何を調べれば良いのでしょうか? (硬度は調査済み) 宜しくお願いいたします。
- プレス金型
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こんにちは、furuichiと申します。一番考えられる ことは、材料でしょう。勿論、ミルシート頂いて いると思います。成分表に変わりない場合、次の 点が考えられます。コイルをスリットするとき、どこ からとっているかです。端部、中央部などにより、 板厚の変化も大きく、絞りには向きません。 金型を考えてみましょう、しわが発生すれば、当然 切れ(割れ)も発生します。分かっていると思いますが まず考えなければならないのは、しわを出さない為の スプリングの強化です。次に、すべり面の磨き、そし てコーティングをかけてみたらどうでしょう。 ダイクッションも使用されていない様子、バネの へたりもないとの事ですが、再度チェックしてみて 下さい。第一工程でのしわ、切れでは話になりません 。また、材料も国内のようにいかないもの、海外への 輸出する金型は、当社では数工程増やし、無理のない 余裕のある金型にするべきです。コストも厳しい中、 無理な工程での金型の場合、対処できない場合もあり 得ます。材料やに文句を言ったところで、アメリカ の材料屋です。アメリカで生産する以上、その材料を 使うしかないとすれば、金型をも海外で調達するか、 アメリカの材料を国内に持ち込み、多少高いが余裕の ある工程設定をするべきです。生産時にトラブレば、 多少安く金型を作ったところで、何の意味もなく 思います。私どもも、今年に入り80型のアメリカ への輸出をしておりますが、国内の金型の2倍の コストをかけ製作しております。
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考えてみました。?強力スプリングの径、長さはいくらでしょうか。?ブランクの厚み、大きさはいくらでしょうか。?ストリッパーの大きさ(面積)はいくらでしょうか。?下死点で、スプリング長さは、いくらになっているでしょうか。?プリロードを、いくらに設定してあるでしょうか。?わかれば、材料の引っ張り強さは、いくらでしょうか。?いくらのブランクを第一でいくらに絞るのでしょうか。?第二で、いくらに絞るのでしょうか。?第三で、いくらにしぼるのでしょうか。第一で、ダイのアールは、いくらでしょうか。....。
補足
回答ありがとうございます。 ??以外は日本の親会社が金型屋から型を買った為、こちらでは全く金型図面が無く、不明です。 ?もこちらの鋼材規格が手元に無く不明です。 不明不明でも、生産はしなくてはいけないので・・・。
JAPAN製の材料と、米国の材料を、コニカルカップ試験で、調べられては...。日本の材料が使えない以上、金型を使えるようにするしか、ないでしょう。リブを付けるとか。流れ込みの条件をさわる。ところで、絞り比はいくらでしょうか。第一、第二、第三。
補足
回答ありがとうございます。 各種試験の結果を知りたいのは山々なのですが、 こちら(米国)では自由に身動きが取れない状態です。 ただ、米国材だからではなく、ここ3週間ほどの問題なのです。 ただ今は何を言っても、金型に疑いがかかってます・・・。 絞り比は上記のように不明です。
私は材料のことしか判りませんが、材料の特性を硬さだけで判断するのは非常に乱暴だと思います。絞り性に影響する要素としては、調質区分(なまし材、H材等)・化学成分(特に炭素量、JISのSPCC材ではCを0.06%以下に抑えてあります)・結晶粒度(混粒かどうかも含めて)・清浄度(非金属系介在物の量)といったことを調べないと、日本材との特性の違いの要因が判らないと思います。
補足
ありがとうございます。 現在、やっと結晶粒度等についての調査を始めてくれました。 成形R部に見られた違いが何だったのかが分かると良いのですが。
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補足
詳しい回答ありがとうございます。 コイルのどの場所かと言う問題は、こちらでも問題視されておりますが、違う観点からになっています。 コイルの端近くだと、コイルを展開した際に曲がっているのが、しわの原因になると材料屋は言っております。 そんな事があるのでしょうか? 曲がっているのが詰まりの原因になるのは分かるのですが、しわの原因とは考えられません。 バネのヘタリは全くありませんでした。(ノギスで測定) しかし、茶色はカン違いで赤でした。 緑を使えば良いのでしょうが、しわの原因解決にはなっていないので納得行きません。(購入は予定あり) 絞り深さも10mm程しかなく、工程設定にもそんなに無理はないと思います。 滑り面とはR部分の事でしょうか? コーティングはかかっているようですし、傷も無いです。 とりあえずは、周囲が材料内部組織にも目を向けてくれたので、良い方向に進みそうです。