linuxディストロ

質問

debianベースの軽量で動くディストロを教えてください

回答No.2

vaidurya · ベストアンサー

ある意味、Debian GNU/Linuxそのもの :-)

Linux系OSは、OSSを主体として構成されたOSで
その構成要素のほとんどは、取捨選択が自由であり
カーネルの機能さえ、自由に改変することができます。

さまざまな軽量OSが、DebianやFedoraなどをベースに生まれるのは
DebianやFedoraが、そういった派生の基点として
必要なもののほとんどを、リポジトリーの中に備え管理しているからです。

ですから、ソースコードレベルの改変を行なっていない軽量化は
基本的に、Debianをmini.isoから最小構成としてインストールして
必要最小限のパッケージを追加していくことで実現できたりします。

場合によっては、カーネルのコンパイルオプションを使って
必要ない機能を排除して、小さなカーネルを作ったりすることもできますし
特定のCPU世代に最適化したりもできます。

とはいえ、i686という考え方で、Pentium Pro以降向けで
コンパイルされるのが普通の時代ですから、それ以前のCPUを使わなければ
つまり、ほとんどの場合、CPUへの最適化は気にする必要が無いかもしれません。
(計測しないとわからない程度の、小さな差しか出ない気がします)

軽量のOSという概念自体は、その表現にGUIの有無が含まれませんから
基本的に、GUIが無ければ、それで劇的に軽いと言えます :-)

でも、一般論としては、軽い重いは、GUIの操作性に対して語られるので
軽量のGUIを求める上では、原則としてGUI上の機能を求めず
すぐれたタスクランチャー/スイッチャーとしての利便性などを重視し

デスクトップ環境を採用せず、ウィンドウマネージャーを
GUIを司るソフトウェアとして露出させる方法が選ばれます。

GNOMEやKDEでは、簡素なウィンドウマネージャーが使われ
それは裏方として、表面に露出することがありません。
LXDEやXfceも、同じような構成ですが
軽量のデスクトップ環境として、一定の指示を受けています。

特に軽量化されたOSでは、たとえばPuppyは
JWMというウィンドウマネージャーがGUIを司っています。

ウィンドウマネージャーはデスクトップ環境以上に、非常に種類が多く
1990年前後には、GNOMEやKDEは重いので
ウィンドウマネージャーの比較に終始するようなこともありました。

当時からあるfvwmやAfterstepなども健在ですし
IceWM,Fluxbox,Dwm,Echinusなど違いを把握しがたいほど種類があります。

ただ、デスクトップ環境が無い場合、Macなどで昔から一般的だった
ドラッグアンドドロップのような機能が成立しなかったりします。
Unix系OSの基礎となっているX Window Systemには
そういう機能が無いからです。
そして、ウインドウマネージャーの管理範囲とも考えられていません。

ただし、現行のウィンドウマネージャーで
デスクトップ環境無しの構成で、ドラッグアンドドロップなどを
利用する方法自体が無いのかどうかは知りません。
(昔はデスクトップ環境の持つ特徴とされていました)

また、Windowsにもバージョン2系までは
ウィンドウの重ね合わせができず、それを揶揄する声もありますが
あえて、重ねあわせをしないタイル型ウィンドウマネージャーもあり
一部に、軽量な環境として好んで使っている人がいるようです。
awesome,dwmなどが有名どころだと思いますが
使ったことは無いので、その良し悪しは知りません。

ただ、画面は広いけどCPUやメモリーが貧弱な環境で
魅力的な選択肢になる場合があるようです。

これらのウィンドウマネージャーはUbuntuのリポジトリーにありますし
たぶんDebianのリポジトリーにもあると思います。

それらを、自由に入れ替えて試してみるほうが
複数のディストリビューションを入れ替えて試すよりも
効率的に評価することができると思いますし…

比較記事を発表すれば、後に続く人の役に立つと思います :-)

回答No.1

kteds

Puppy Linux
http://puppylinux.org/wikka/tahrpup