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褒めて子どもを育てる重視と叱って子供を育てる重視、どちらが素直で思いやりのある人に育つ?
- 褒めて子どもを育てる重視と叱って子供を育てる重視、どちらのほうが「素直で思いやりのある人」に育つのかについて考えてみましょう。
- 褒めることで子どもの自己肯定感や自信を高めることができます。また、褒められることで子どもは喜びや幸せな気持ちを感じることができます。
- 一方、叱ることで子どもは自己反省や自己成長を促すことができます。また、叱られることで子どもは反省したり、他の人の気持ちを考えることができるようになるかもしれません。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家松代 信人(@sainou) 知的発達障がい児教育の専門家
こんにちは。 脳科学と実践の立場から回答させていただきます。 [褒めて育てる] 脳科学的には、褒められるとドーパミンが出て、やる気が出るということになっていますが、ほめ続けると、麻痺して効かなくなります。薬と同じです。 [叱って育てる] 社会的規範、道徳的規範に従っていない場合には、叱るのが当然ですが、有能かつ素直な子にするために叱るのは効果的ではありません。 有能かつ素直な子に育てるためには、子どもが興味を持てる環境を用意し、自分から関わることでごく自然に自立度を高めることです。親は叱るのではなく”導く”存在が理想です。自らが出発点となって活動を行うことで「できた」という感動が内部に芽生え、子どもの中に有能感が育ってきます。この過程で情緒の安定や落ち着きも出てきます。結果、「素直で思いやりのある人」に育つ可能性が大きくなります。 自分で選んだことであれば、最後まで成し遂げる責任感も出てきます。責任感が信用を呼び込みますので、子どもにはますます有能感と自立感が育ってくるのです。 以上のことを理想論と思われるかもしれませんが、”導く”存在であること、このことが、”褒める”、”叱る”よりも最も現実的な考え方です。”導く”とは、ある時は”褒める”こと、ある時は”叱る”ことに合理的に働くからなのです。しかも”叱る”ときの感情むき出しを抑えることができると同時に、褒めすぎも抑えることができます。 ”褒める”、”叱る”を適度に使い分けるよりも、もっと合理的な考え方でお勧めできます。
松代 信人(@sainou) プロフィール
◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...
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お礼
参考になりました。回答ありがとうございました。