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接頭語の「おっ」と「ぶっ」
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>両者を使い分ける規則はありますか。 「規則」はありません。 ぶっ:接頭語「ぶち」の音変化。強意を表す。 「ぶち」は、1つは「打ち」を語源とし動詞の前につけて意味を強める接頭語。もう1つは広島弁を語源として「とても」「すごく」といった意味の言葉です。 ぶっ壊す→ぶち壊す(打ちが語源) ぶっ倒す→ぶち倒す(打ちが語源) ぶっ殺す→ぶち殺す(打ちが語源) ぶっぱなす→ぶち放す(語源不明) ぶったまげる→ぶちたまげる(広島弁が語源) などのように「ぶっ」を「ぶち」に言い換え出来ます。 おっ:動詞「押す」の連用形「押し」が転じた接頭語。強意を表す。 「おっ」は、1つは「押し」が転じたもの。もう1つは相馬弁の「おっ」が語源で、相馬弁の「おっ」は、主にか行・た行の動詞について語意を強調する。 おったてる→押したてる(押しが語源) おっぱじまる→押しはじまる(押しが語源) おっぴらく→押し開く(押しが語源) おったおす→押し倒す(押しが語源) おったまげる→(相馬弁が語源) などのように「おっ」を「押し」に言い換え出来ます。 面白いのが「たおす」と「たまげる」で、「ぶっ」も「おっ」のどちらも付ける事が出来ます。 で、どちらも「強意を表す」のは同じなので、似たような意味、使い方になります。 そして「はっきりとした規則はない」ので「これにはこれが付く」と、個別に覚えていくしかありません。
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- SPS700
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速さの違いと接触の有無かもしれません。いずれも後には促音になる子音がきた時です。 1。おっ は、たぶん「押す」や「追う」からき他のでしょう。おっ始める、おっかぶせる、追っ払う、おっ広げる、おっ取る、など。 2、ぶっ は恐らく「撲つ」からで、ぶっ壊す、ぶっちぎれる、ぶっ飛ばす、など、後に鼻音が来れば「ぶん殴る」などとも相補関係があると思います。 3。両方使える動詞で、おったまげる、ぶったまげる、などを比べれば、その違いが感じられると思います。 4。これは僕のカンにすぎませんが、このような動詞を短縮した接頭辞は全国に広がり文字文化が発達した関西を挟んで、関東や九州に残っているように思います。 九州では「ヒン寝た」「ウt忘れた」「キャア萎えた」「ヒッチイた > ヒッ 付いた」などが生きています。
お礼
ありがとうございます。 「追っ」は「追う」由来なので、「ぶっ」との比較対象にはならない気がしますね。例えば「追っ掛ける」と「ぶっ掛ける」とでは意味が全く変わります。また「追っ払う」などの「追っ」は、接頭語と言うよりはむしろ複合動詞の前半部だと思います。
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お礼
ありがとうございます。大変勉強になりました。 おっ飛ばすという言葉は人生初耳でした。漢字変換しようとしたら「夫バス」(トトロにそんなの出てましたかね?)。これも相馬地方では普通に話されるのかもしれませんね。 それと、意外だったのは「ぶったまげる」が広島弁とのこと。でも例えば往年のスラッガー山本浩二さんが打席に立った時の広島球場の声援は「ぶっ飛ばせ浩二」ではなく、なぜか「かっ飛ばせ浩二」でした。 まあそれはともかく、明確な振り分けは出そうもない感じですね。いかにも日本語らしいと思いました。