ありがち無茶質問と、それに対する鮮やかな回答

質問

• 世の中結局金なの？ 私と仕事とどっちが大切なの？ 人間やっぱり見た目なの？ 好きな人がいるんだけどどうしたらいいの？
• 相手に悪い気をさせずに、かつその場をしのげる鮮やかな回答テンプレートがあったら便利なんじゃないかと思いました。
• 私はパソコンの専門家ではないのですが詳しいと思われがちで、よく知人から「うちのパソコンがおかしいんだけどどうしたらいいの？」と電話が来ます。状況を聞いてもらちがあきません。取引先からは「送ってもらった画像が見れないんだけど、見れる形式にしてもらえませんか」なんてのも。「JPEGが見れねんじゃお前のパソコンは何も見れねーわ！」という言葉は飲み込んで、そうゆう時は「パソコンを再起動してください」の一言。再起動してもらえばとりあえず電話を切れるし、実際それで正常化するのか、はたまたもう一度電話して聞くのが気が引けるのか、再び電話が来ることはほとんどありませんね♪

回答No.9

noname#232424

ぼくは若い人たちから「先生」と呼ばれる職業なので，無茶質問だからと適当にあしらうわけにはいかず，正面から対応しなくちゃ飯が食えない。「無茶」というよりも，「脳味噌から湧いてでてきた思考そのまんま」というべきですかね。

これはだれにも生じる現象のはずであり，ぼくだって初めはそんなけちな思考しか有していないだろう。先生と呼ばれる熟練者がちがう点は，問題を「深化」させるすべを会得していることです。ことばをきちんと定義する，条件を限定する，事例をたくさん集める，関連する項目を樹状図に描いてみる，先人のいろいろな考えを調べて比較する・・・。教育の究極の目標は，覚えた公式や英単語の数ではなく，深い思考力の養成にあると思います。

あなたの質問もだいぶ「浅い」ですが（笑），適当にあしらわずに答えました。もっとも，ここの質問者はぼくに授業料を払ってくれるわけではないので，自分勝手な冗談で煙に巻くことも多いです。ぼくは回答履歴を公開していますから，どれが正面でどれが冗談か，読んでみると面白いと思います。

お礼

おっしゃる通り、例題はしょーもない質問ばかり。こうゆう質問者は単に共感して欲しいだけな場合が多い気がしますけど、言葉を定義して問題を掘り下げてやるのもいいかもしれませんね。

>「世の中結局金なの？」
「大昔、貨幣経済になって以降、そりゃ世の中金だよ。そうでなかったら君、欲しい物を得るために毎日米とか塩とか持ち歩いて交換してくれる人を探し回らなきゃならないよ？でもホントは人間にとって、お金よりも米とか塩などの消費財の方が生きるために必要なはずなんだよね。でも米や塩を貯め込む人は居ない、なぜならお金があればそれらはいつでも手に入るから。そうゆう便利な世の中になったのは、貨幣経済や資本主義経済のおかげと言える。じゃあ世の中でお金が一番上位の価値かと言えばそうでもない。一番上位であるべき価値は“信用”であるべきだと僕は思うんだ。もちろんお金で信用を買うこともできるけど、それでは持つお金以上の信用は得られない。偉人は真の信用を持っていて、必要なお金は集める事ができるんだ。だから、米や塩を必要な時に必要なだけ手に入れるように、その人の信用によってお金も必要な時に必要なだけ手に入れられる社会が理想だし、一応そうなってるはずなんだ。人間がただの紙っぺらに価値を見いだすように、また別の物に価値を見出すことで、新しい世の中になるのかもしれない。今の世の中は金に惑わされる人も多いけど、そんな風に考えるとわくわくしないかい？」
・・・なんて回答はいかがでしょう先生w

ご回答ありがとうございます。