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南北統一の前に色々なステップが入ると思います。 恐らく今月のトランプ・習近平会談で、米中の話がだいぶ進んだと思います。公開されていない話が多いと思いますが、公になっているだけでも今月だけで下記のような動きです。 米国 北朝鮮の体制転換を求める → 体制転換は求めない 中国 北朝鮮への強攻策には慎重 → 米国と協調して圧力をかける ロシア 中国から協調への正式要請 韓国 米国の攻撃の場合、事前協議 日本 米国の攻撃の場合、事前連絡 もともと中国は北朝鮮とは良い関係でしたが、昨年来の度重なるミサイル発射、核実験、更に金正男氏暗殺で、北朝鮮を擁護する姿勢ではなくなっていました。それでも、北朝鮮で騒乱がおこると、大量の難民が中国東北部に押し寄せると言うことから、米国の軍事行動には警戒していました。それが先日の米中首脳会談で、二国間の貿易・為替の問題を米国が譲歩し、中国が北朝鮮に対する米国の強攻策を容認すると言う事になりました。と言うことは、中国としてもそれなりの対応策は考えているでしょうし、韓国もいろいろなシナリオを考えているでしょう。 話が急展開なので、北朝鮮の体制を制圧後のシナリオまで米中で話し合われているとは思いませんが恐らく水面下で韓国、ロシア、日本も含めた話が始まっているか、行われると思います。 問題は、韓国経済が現在厳しい状況にあること。それでも北朝鮮との経済格差が東西ドイツ統一の時よりもずっと大きく、統一が簡単ではないこと。韓国内の政治グループの一つで比較的朴槿恵の政治思想に近いと言われたニューライトはすぐに韓国が北朝鮮を融合するのは現実的ではなく、日米の投資を呼び込みながらしばらく複数国で共同管理するのが現実的としています。次の政権がどう考えるかはわかりませんが、いきなり統一して経済的混乱を起こしたくないとは思うでしょうね。一方で、北朝鮮の体制が変わって自由化し、北朝鮮のままでいれば、北東アジアに中国や東南アジアよりも安い労働力を供給する国が突如として現れるのだから、経済的なインパクトは巨大です。韓国としては国としては統一したくないかも知れないけれど安い労働力としては存分に活用したいと思うでしょうね。
お礼
一度分裂した国というのは複雑ですね。しかし韓国経済はそこまで悪い状況だったんですか