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金融資本主義とインターネットによる情報社会の進化の

雪中庵(@psytex)の回答

回答No.4

お金自体が、情報である。 原始共産制において、社会は血族を中心としたコミュニティであり、 今でも家庭内では助け合いが原則であり、対価を求めはしない。 生産性の向上のために、分業化が始まり、物々交換が生じた。 対等な使用価値に基づく、交換が行われたのだ。 しかし、さらに分業化が進み、量産によって市場が拡大すると、 その物流に応じて、「交換」も流通し、情報化して貨幣となった。 つまり、貨幣とは「助け合いの情報=感謝の気持ち」なのである、 「この人は役に立ったので、助けてあげて下さい」という。 しかし、その「情報」が、お金という物体に転嫁された時から、 人の役に立って得たお金も、盗んだお金も同じ価値を持つように なり、「助け合いとしての社会」は、「お金を奪い合う弱肉強食 のジャングル」に堕した。 本来、役に立つ品物を得た感謝の気持ちのはずのお金が、お金を もらった方が「ありがとうございました」という奇妙。 市場の拡大に、人の認識が追い付かないため、その短絡的な認識を して、社会性のコースを走らせるために発達した「馬車馬の目の前 のニンジン」がお金なのだ。 それを、本来の原始共産制(助け合いとしての社会)に戻すには、 遠くなってしまった生産者と消費者をつなぐ「顔の見える経済」を 可能にし、お金という物質に転嫁されてしまった「感謝の気持ち」を 再び情報に戻す事だ。 それうした「顔の見える経済」は、地産地消を推進している道の駅 などでプリミティブに行われているが、それを、商品についた タグをスマホで読み取ると商品情報や生産者のメッセージが伝わり、 同時に消費者のメッセージも伝えられ、そこからネットによる直接 取引が行われる、といった情報化が考えられる。 それにより可能になる、ネットキャッシュによるキャッシュレス化に、 さらに社会保障や徴税、保険、クレジット機能を情報連結すれば、 たとえば子供が生まれると粉ミルクや紙おむつがタダになる、口座残高 が少なくなると生活必需品が安くなる、といった心配りの行き届いた 経済制度が可能になる。 何より、そうして全ての経済活動がオンラインになれば、泥棒も詐欺も、 脱税も贈収賄も、またマネーゲームによる不労所得も不可能になる。

hayyuji9401010
質問者

お礼

ご回答ほど、 ありがとうございます。

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