• ベストアンサー

ショーペンハウアーの言う所の「天才」とは何か

閲覧ありがとうございます。 岩波文庫の『知性について』を読みました。 そこに「極端な例えとして中国産の高級な将棋で将棋を打つ時、天才はその材質に見惚れて負けることがあるが凡人は材質なんて気にせず勝ちを取りに行く」 という文章がありました。 しかし「凡人は感覚的なものばかりを求める」という文章もありました。 高級な将棋に見惚れるというのは感覚的ですよね。彼の言っている事の辻褄が合わなくて混乱しています。 結局、彼の言う所の天才とは何だったのでしょうか。詳しい方回答よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

一般人は、世の中の仕組みや言語体系など、 既成のルールの範囲で、その枠内で規定さ れるコースを競うのに対し、ある種の人間は コースの外が見えて、新たな「枠組み」を 生み出せる、ていう事かな? (とりたてて言うほど大した指摘じゃないが)

augmydt
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 枠組みですか、、なるほど(*´ω`)

その他の回答 (2)

noname#224719
noname#224719
回答No.3

>中国産の高級な将棋で将棋を打つ時、 天才はその材質に見惚れて負けることがあるが凡人は 材質なんて気にせず勝ちを取りに行く」 大切なのは普通の言葉で 非凡なことを言うことである。 彼の言葉です。 シェイクスピアもいってます。 簡潔こそが英知なり。 Brevity is the soul of wit. >結局、彼の言う所の天才とは何だったのでしょうか。 詳しい方回答よろしくお願いいたします。 詳しくないのですが、 女性を精神的な近視だといっています。 「天才は私生活においては不器用である」 といった言葉も天才ならでは。

augmydt
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 言葉の使い方がそのような人を天才と捉えたのですね

  • koosaka
  • ベストアンサー率43% (78/179)
回答No.2

ショーペンハウワーの大ファンで、全集をそろえて、ほとんど読みました。 ショーペンハウワーの哲学は、自分でも言っているようにプラトンとカントです。 そして大学では、当時流行だった生物学と、骨相学、ガルの骨相学をやりました。 骨相学はずいぶん流行したようで、ヘーゲルも「精神現象学」で、そのウンチクを傾けて、ずいぶん長々と論じています。 当時、ロンブロゾウの「天才論」がよく読まれていて、ショーペンハウワーは自分も天才だと思ったようです。 ある時、少年がショーペンハウワーを見て、一緒にいた母親に向かって、「目がキラキラと光っているのは、天才の印!」と言って叫び、ショーペンハウワーはそれを聞いて、喜んだそうです。 案外、俗人です、笑っちゃいます。 で、あなたの質問ですが、例に挙げているのはプラトンの「イデア論」のことです。 俗人・凡人は「感覚的なものばかりを求める」 ・・・・つまり、凡人は具体的なもの、個物しか見ないが、天才はその具体的なもの・個物の向こうに普遍的な、物事の本質を洞察する、ということ。 天才は凡人の見るのとは、別の見方を持っている。 俗人・凡人は、日々の生活で、何を食べようか、何を着たらいいか、どこへ行こうか、明日は何をしようか、・・・・・など、具体的なことしか考えない、抽象的なことは考えないが、天才は具体的な物事には無関心で、食べることや着ることや、そんなことはどうでもいいので、世界の根源は何か?とか、何でこれは存在するのか?とか、私とは何か?善とは何か? そういうことばっかり考えている。 だから、道を歩いていると、けつまずく。 考えてばっかりいるから、足元がおろそかになる。 天才は、だからほとんど独身です。 たいてい、変人・奇人だから。 女性に関心がない、家庭に関心がない、子供に関心がない、生きたり死んだりすることにも関心がない、朝から晩まで一つのことしかやらない、だから集中力が半端ではない・・・・ ロンブロゾウの「天才論」によれば、天才はキチガイに似ている、犯罪人に似ている、アウトサイダーで社会人としては失格だ、と言っています。

augmydt
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 本に載っていなかったお話も聞けてありがたいです(*´ω`)

関連するQ&A

  • 『罪と罰』

    ロシアの文豪ドストエフスキーに『罪と罰』という古典的名作があります。  主人公の大学生はお金目当てで老婆を殺害し、 「天才には、目的を果たすためなら、凡人を殺す権利がある」 などと自己正当化しますが、予審判事に、 「では天才と凡人をどうやって区別するのかね?」 と反問されるそうです。 そこでお尋ねですが、その後、犯人の大学生は、どう反論したのでしょうか。 あるいは詰まって答えることが出来なかったのでしょうか? 自分で読めよ、とおっしゃる方は、ページ数などをお教えください。 その箇所だけ知りたいのです。(岩波文庫版だと有り難いです。) よろしくお願いします。

  • ショーペンハウエルについて

    こんばんは。 哲学、教育学との兼ね合いで ショーペンハウエルの本を読みたいと思っています。 初心者ですが、オススメの本がありましたら 教えてください。よろしくお願いします。

  • ショーペンハウアーについて

    閲覧ありがとうございます。 ショーペンハウエルの「幸福について」を読みました。 彼の意見をまとめると『意志から起こった行動はやがて退屈と苦痛に陥る。なので「~しよう」等という意志を捨てて認識をするべきである』ということでしょうか?(´・ω・`) 退屈と苦痛の負の連鎖から脱却する方法は『精神的享楽を意志ではなく認識で行うこと』なのでしょうか? また、認識というのは、瞑想する時に心の中で「吸った、吸った、吸った」「吐いた、吐いた、吐いた」と唱えているもののようなことを表しているのですか?

  • ショーペンハウエルについて

    この人にある文章について独断的じゃないか?と思える部分がありました。 そこで読書はただ自分の思想の湧出がとだえた時にのみ試みるべきで、事実、もっともすぐれた頭脳の持ち主でもそうしたことはよく見うけられる事実であろう。 後半部分の優れた頭脳の持ち主の間ではこういった読書方法が行われているのでしょうか。 著名な賢いと言われる人物でこういったことが行われている証拠を持って入れば提示していただけませんか? 証拠といっても何人か著名な人たちの間で、そういった方法が取られていたことを証明するものであれば構いません。

  • ショーペンハウアーが伝えたかったことは何ですか?

    ショーペンハウアーはペシミストで主意主義者として有名ですが、ショーペンハウアーが伝えたかった最も重要なことは何なのでしょうか? ペシミストといってもこの世を全否定しているわけでも主意主義者といえども理性や感情を軽んじているわけでもないですよね? 特にショーペンハウアーに影響を受けたニーチェとの違いはどんなところにあると思いますか?

  • 天才!トコロ店(所ジョージとさまーずの番組)

    以前(数ヶ月前)の放送で、三村の新しい車を選ぶ回があったのですが、 その時に出た【黒の四駆】の車種をご存知の方、ぜひ教えてください!! 車に詳しくないもので説明不足でごめんなさい。

  • ショーペンハウアー全集

    ショーペンハウアー全集は旧版と新装復刊版では中身が違うのでしょうか。 教授には、引用は新しい方の版を使うように言われているのですが、手元には旧版しかありません。ネットで調べても、全巻まとめ買いしか見当たりません。数か所引用したいだけなので、そのページ数を知るためだけに、高いお金を払うわけにもいきません。旧版と新装復刊版の間にそもそも差異があるのか、知っている人がいれば、教えてください。 「違いがある」という回答がついたら、対策は別途考えます。

  • ショーペンハウエル 英文

    ショーペンハウエルの、「読書しているときは、われわれの脳は、すでに自分の活動場所ではない。それは他人の思想の戦場である。」という言葉を英文で掲載している、サイトあるいは書籍を教えてください。

  • ショーペンハウアーの性格

    ショーペンハウアーの記述とか思想から、 侍というか、 覚悟を決めている、様な性格だと思ったのですが、 みなさんはいかがでしょうか?

  • ショーペンハウアーとクオリア

    ショーペンハウアーの言う、 「世界は表象」という話は、 脳科学の「クオリア」に似ていませんか?