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謙譲語として正しい? 母の携帯番号はご存知ですか?
「母の携帯番号はご存知ですか?」は謙譲語的に厳密には正しいでしょうか? 身内である母の携帯番号に対しての謙譲語であり、また「ご」を付けている所も厳密にはどうなのでしょう? 自分も含め、現代では多くの人がこの手の言葉を丁寧語として使っていますが、これは厳密には正しい日本語なのでしょうか? また正しくない場合、どう聞くのが正しいでしょうか? A 存じ上げておりません。
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敬語についてよくわかっていらっしゃらないようですね。 敬語に限らず言葉についてよくわかってらっしゃらないようです。l まず「ご存じですか」(あなたは「ご存知ですか」と表記されていますがこれは当て字で、本来は「ご存じですか」が正しいのでこう表記させていただきます)について「謙譲語的には厳密には正しいでしょうか」(『謙譲語的には』という表現自体が非常に不快ですが)というご質問をなさっていますが、ここでは「ご存じですか」は尊敬語として用いられています。 尊敬語は相手や第三者を主体とする表現に用いられる敬語であり、謙譲語は自分を主体とする表現に用いられる敬語です。この場面では「あなたは知っていますか」ということを質問したいのですから、当然この「ご存じですか」は尊敬語として用いられているわけです。 もちろん「母」は謙譲語ですが、「ご存じですか」の主体は「母」でも「母の携帯番号」でもなく「あなた」です。その点を理解すればこれが尊敬語であることは容易に理解できるでしょう。 また、あなたは「自分も含め、現代では多くの人がこの手の言葉を丁寧語として使っていますが」と書いていらっしゃいますが、「自分」はともかく多くの人は、繰り返しになりますがこの言葉を尊敬語として使っています。 多くの人は「ご存じです」という表現を相手や第三者を主体として用い、自分を主体としては用いません。 「ご存じ」ではないかもしれないので念のために説明すると、丁寧語は主体が誰であるかに関わらず使えますが、尊敬語は主体が相手や第三者である場合にしか使えません。 多くの人は「あなたはご存じですか」「山田さんはご存じなようですよ」など、相手や第三者を主体とする場面で「ご存じ」を用い、「私はご存じです」などとは言いません。 ですから、「ご存じ」は尊敬語として用いられていると言えるのです。 「ご」がつくことについても、「厳密にはどうなのでしょう」とお書きになっていますが、「ご」や「お」(どちらも漢字で書けば「御」ですが)をつけて尊敬語を作ることは多いので、あなたが何を問題になさっているか理解できません。「それはお楽しみですね」「ご旅行ですか」など、尊敬語としてしばしば用いられています。 ところで、「存ずる」は謙譲語です。自分が主体である場面で使います。「山田さんのことはよく存じています」などという場合、「私は知っている」と言いたいのですから主体は自分ですね。相手や第三者が知っていることを表現する場合には使いません。 あなたはその点を気にして「厳密には正しいでしょうか」という質問をされたのかもしれませんね。 しかし、実際に広く用いられている言葉について「厳密には正しいのだろうか」という疑問を立てること自体が誤っています。言葉は常に変わっていくものであり、広く用いられるようになればそれがある意味で「正しい」言葉になるのであって、文法はそれをあとづけるものに過ぎません。 この場合、確かに「存ずる」は謙譲語ですが「ご存じ」はそこから派生した尊敬語です。 「存ずる」が謙譲語だからといって、そこから派生した「ご存じ」を尊敬語として用いることを「間違いである」とは言えず、「厳密には正しいでしょうか」という疑問を持つこと自体が無意味です。 因みに私が持っている辞書では「ご存じ」を「『知っていること』の尊敬語」と定義しています。 ということで「ご存じ」を尊敬語として(謙譲語や丁寧語ではありませんよ)用いているこの例文は正しいということになります。
- SPS700
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1。「母の携帯番号はご存知ですか?」は謙譲語的に厳密には正しいでしょうか? はい、正しいと思います。ただし謙譲語は「母」の部分だけであとは尊敬語です。 2。身内である母の携帯番号に対しての謙譲語であり、また「ご」を付けている所も厳密にはどうなのでしょう? 「母」は身内だから、謙譲語。 「ご存知」は話し相手のことですから、尊敬語になっていて正しいと思います。 3。自分も含め、現代では多くの人がこの手の言葉を丁寧語として使っていますが、これは厳密には正しい日本語なのでしょうか? はい、正しいと思います。
- msMike
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[No.3お礼]へのコメント、 》 「存じる」は「知る」の謙譲語ではないのですか? 「存ずる」を由来元とする「存じる」は仰るとほりだと思ひます。 しかし、「存」を含むからとて「ご存知」も謙譲語とは思ひませぬ。「存知」は「承知、覚悟」と同義で謙譲語ではありませぬ。 「後日の訴訟を存知して,木刀を帯しける用意のほどこそ神妙なれ(平家物語)」
- Dr_Hyper
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皆さん仰っていますが, ご存じですか? という言葉は普通に丁寧語として使えますよね? 母の”お”電話番号といったら間違いですけど,母の携帯番号と身内のことを言っているので違和感をお感じになっているのでしょうか。 すごくシンプルに申し上げれば, 対象が何であれ, 知っていますか?を丁寧に言うだけなので,ご存じですか?で問題無いと思います。 もしそれでも使いたくない感じであれば 母は携帯番号を(は)お伝えしておりますでしょうか? というのが現実的な会話かと思います。 ご存じですか?に違和感があるとすると,知ってますか?と丁寧に言おうが知っていることを問うことじたいが嫌な場合ありますよね。私が偉い先生に話をするときにご存じでしょうか?とは言いにくいことがあります。その場合にお知らせしておりましたでしょうか?とか御連絡いってますでしょうか?といったことと同じように, この場合には,こちらの不手際でお伝えすべきことをまだお伝えしてないのではないでしょうか?と念のためお伺いします。という形として 「母は携帯番号を(は)お伝えしておりますでしょうか?」 にするともう少しあなたの違和感もスッキリするかも知れません。 ご参考になれば幸いです。
- 131tobi
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No.6でコメントした者です。 【補足コメント】に対して。 「いる」の場合は謙譲語が「おる」、尊敬語が「いらっしゃる」(おいでになる)です。 Q「社長はいらっしゃいますか?」(尊敬語)に対して、 A「社長はいらっしゃいません」(尊敬語)は不適でしょう。 A「社長はおりません」(謙譲語※身内ですから)あたりが一般的でしょう。 ↑のリンク先の特定形にあるはずです。 上に書いたように、 Q「母の携帯番号はご存じですか?」(尊敬語)に対して A「存じております/おりません」(謙譲語※自分のことですから) 「存じ上げております/おりません」(謙譲語※自分のことですから) となるのが、一般的なやり取りでしょう。 この場合「ご存じですか?」は相手の「知っている」の尊敬語です。 母に対する敬語ではありません。 極端な話、「うちのバカ息子のことを存じですか?」という言い方も成り立ちます(ちょっと不自然ですが)。
- 131tobi
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「知る」に対する「存じ上げる」「存じる」などのことを「特定形」などと言います。 詳しくは下記をご参照ください。諸説ありますが、【1】『敬語再入門』がイチバン信頼できます。 【特定形の話 尊敬語 謙譲語I 謙譲語II 丁寧語(?)一覧 資料編】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3038.html 「知る」のところだけ抜粋します。 尊敬語 謙譲語I 謙譲語II 知る ご存じ(知っている意) 存じ上げる 存じる めんどくさければ謙譲語Iと謙譲語IIを区別しなくてもOKです。 「存じ上げる」「存じる」はともに、「知る」の謙譲語です。 「ご存じ」は「知る」(正確には「知っている」)の尊敬語です。 「母の携帯番号はご存知ですか?」は一般的な敬語表現です。 ただし、正確には「ご存じですか」と書くべきでしょう。 「母の携帯番号はご存じですか?」(尊敬語) に対して 「存じております/おりません」(謙譲語) 「存じ上げております/おりません」(謙譲語) と答えるのが、一般的なやり取りでしょう。 接頭語の「お/ご」に関して下記が参考になるかと。 よくある誤用33──敬語編3 自分の行動などにつく「お/ご」 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133134
- f272
- ベストアンサー率46% (8533/18269)
#1です。 > 「存じる」は「知る」の謙譲語ではないのですか? 「存じる」は「知る」の謙譲語ですが,「存じ」と言う形にしてその前に「ご」,その後に「です」をつけて尊敬語にするのは一般的なやり方通りですよ。 http://keigo.bunka.go.jp/guide.pdf これの24ページを見てください。
- ggggzzzz
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「母の携帯番号をご存知ですか?」かもしれません。
- msMike
- ベストアンサー率20% (364/1805)
》「母の携帯番号はご存知ですか?」 は謙譲語的に厳密には正しいでしょうか? 貴方はどの部分を「謙譲語」と思っているのですか? 類似の他の例として、 貴方とは別の住所に住む母上のことで、第三者から貴方に問い合わせがあったとします。 その人に貴方が「母のご住所はご存知ですか?」と言ったら、「貴方馬鹿か!」と思われるでしょう。それは「母の住所」を「母のご住所」としたから。 更に言えば、最近の若者が平気で「私の奥さんが…」なんて言うのには辟易します。「謙譲語」の観点からは「愚妻が…」は死語とするなら、せめて「私の妻が…」くらいは言って欲しいものです。
補足
msMikeさん、ご回答ありがとうございます。 「存じる」は「知る」の謙譲語ではないのですか?
- bakansky
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「ご存知」 かどうかという主体は相手です。英語なら whether he knows or not で、動作の主体は相手であるので、「ご存知でしょうか」 と言っているわけで、全く問題ない表現だと思います。「ご承知でしょうけれども」 などという使い方と同じです。
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補足
131tobiさん、ご回答ありがとうございます。 例えば、Q「社長はいらっしゃいますか?」に対してA「社長はいらっしゃいません」は身内に対しての敬語で不適切と認識してます。 今回の質問も同様の構図が当てはまるのではと思い質問致しました。 ご回答にあるように一般的な敬語表現であるとは私も思いますが、厳密にも正しいのでしょうか?