- ベストアンサー
イラストの陰影についてわかる方お願いします
- イラストの陰影について質問です。陰影のつけ方について一般的な方法とは異なる絵を見つけました。その絵の陰影のつけ方について解説していただきたいです。
- 絵の一部の陰影が一般的な方法とは異なる色で表現されています。その色は元の色よりも彩度を下げた色で、明度もベースの色と同じかそれ以下の色です。それにもかかわらず、視覚的にはきちんと影がついているように見えます。どのような視覚効果が働いているのでしょうか。
- リボンの影は赤と青のコントラストがあり、色相の問題で一部の陰影が説明できますが、制服の影の色や位置については理解できません。描き手がどのような意図でこの色や位置を選んだのか、またなぜ影に見えるのかが分かりません。ご意見いただけると助かります。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
特殊な表現手法です。アニメ塗りで普通はこういう色はとりません。 なぜこうしてあるかについては、単に独創性を演出する為かと。 ビビット感がでていて良い感じでしょう?そんなもんです(笑) 線にも注目して頂きたいのですが、通常、黒の筈がこの線は赤いですね。これも同様です。この点、左のキャラは青、中央のキャラは紫を使っていますのでアイカツは知らないのですがもしかしたらキャラごとのパーソナルカラー的要素もあるのかな?といった感じです。 赤のリボンの影に彩度の低いブルーを使う根拠としては、反射光のブルーです。反射光の色=青というのは人の先入観を活用しています。屋外において反射光は基本的に青いという事を人は普段から無意識に認識しています。屋内においては人口の光であり屋外のように光が強くない為反射光の色は目立たず、必然的に屋外でよく見ている「青」を自然な風景、反射光の色と認識しているわけです。ちなみに反射光が青い理由は、単に空が青い為です。空の青が、地面などの物体に当たって跳ね返ってきてるわけですね。強力な日光などとは違い、元々強くなく、且つ空から落ちてきてそれが反射してようやく物体に届いた色ですので、弱い(淡い、薄い)わけです。そして直射日光を受ける場所以外、つまり影の中は、とっても青いのです。 白のスカートの影色にも注目して頂けると、これも分かり易いかと。青系の色を使っていますね。白というのは最も周りの色の影響を受けやすく、「影は青い」という人間の無意識下の先入観から、白の影色には好んで青系が使われます。合うんです。 以上を意識して日差しのきつい日に大きめの日影(ビル影など)の中に入ってみると、この世がいかに「青い」か、この原理がよく分かりますので是非やってみてください。あと、日が落ちたすぐ後も世界の青さが際立って大変美しいのでお勧めの時間帯です。 本来は反射光のブルーはアクセントとして使いますが、これに限っては独創性の為におもいきってブルーのみにしてみた、という事ですかね。あとは大した根拠はないと思います。やってみて、「いい感じじゃん」となればそれでオッケー!というのが絵ですので(笑) あと制服ですか。これも上述の反射光の概念によるものと思われますが、やはり独創性を演出する為の特殊な色使いです。ただ、袖とスカートの青部分の影色にピンクを使っちゃっていますがこれだけは個人的に「いいのか…?」という感じです。
その他の回答 (2)
- fx602p
- ベストアンサー率36% (89/242)
影と見える箇所は多分セパレーションでしょう。キャラと背景の境界を分けたい為、境界あたりに影を入れるようにしているだけです。 リボンの背景は白ですが壁ではないのでそこに影が当たることはあり得ない。背景が白なので別の色で分離したいがはっきり分離させると浮き感が強くなるから制服の青系で描いたと思います。 添付の画像では見えにくいですがタイトルで画像検索すれば解像度の良い物が見られそれでは広げた手や服、髪の毛などにセパレーションを施しています。 服やスカートのしわに影を入れているのはメリハリや立体感を出すための演出です。 ガンプラにスミ入れするかしないかで撮影したときの立体感はかなり違いそれと同じです。 >視覚的にはきちんと影がついているように見えます。 いいえ投影はデタラメです。絵描きが想像や妄想で演出しているのでアレコレ考えても無意味です。影の部分で変なところ所は多いです。 ・例えばふとももに当たっているスカートの影ですが太ももの形状は円筒なので影は直線ではありません。本当は半楕円になるまたは内ももに影が出来るはずです。 ・描き手の目線はキャラの頭の上つまり俯瞰で見ている感じなのですがスカート下の影や膝の影は映っていても見ることは出来ないです。 ・スカートに写っている逆三角形の影はどの部分が影になっているんでしょう。胴体?腕?光源は背中それとも頭上?他の2人に光の影響を考えると…? でもそれはいいのです。これはイメージだから多少の変なところは無視されていいのです。 私達は物に光が当たると影が出来ることを経験則で知っています。しかし投影される物体の形状によって影がどんな風に変わるかは分かっていないことが多いです。 だから影の出来かたが変でもおかしな絵と認識されにくいのです。
お礼
回答ありがとうございます。 すみませんが、陰影のでき方や形状についてではなく、使用されている色彩の効果や意味について質問したつもりでしたが、紛らわしい尋ね方だったようで申し訳ありません。 次回からタイトル等をはっきりさせるなど工夫したいと思います。 失礼いたしました。
- tiltilmitil
- ベストアンサー率22% (1871/8250)
「暗い場所では色がはっきり見えない」ということから彩度の低い箇所を影と認識しているのでは。
お礼
お早い回答ありがとうございました。 簡潔でストレートな内容でしたが、個人的にはかなり正解に近いご意見ではないかという気がします。 彩度を下げると必然グレーの割合が増えてくるわけですから色のくすみが影っぽさにつながるというのは理があるように思います ご意見を聞いてふと思ったのですが、後退色と進出色について説明される際は、ほとんどの場合赤と青、黒と白などの対比されますが、これが有彩色対無彩色で比較した場合についてはどこでも論じられてないように思います。 もちろんこれは無彩色側の明度で左右されてしまうので比較が難しいことが原因だとは思いますが、おそらく一定の有彩色に対して後退色に見えるグレーというのが存在するのだろうと思います。 それが貴方がおっしゃるような「彩度の低い箇所を影と認識しているのでは」という話に関連付けられるような気はします。 まあこれは妄想の域を出ない話でしたが、非常に参考となるお話をいただきました。 ありがとうございました。
お礼
非常に貴重なご意見ありがとうございました。 こちらで質問していないことまで丁寧にカバーしていただき、また内容も詳細で興味深かったことからベストアンサーとさせていただきます。 影=暗い=光がないという固定観念にとらわれていたので反射光という光側の要素に頭がいっておりませんでした。また、制服部分の影についてはなかなかとらえ方が難しいところでしたが、青という色がもともと影に見えやすい色だったということですね。 あのあと自分でも調べ直してみたのですが、制服部分の影に高彩度の色を使うと制服の地の青がくすんでしまい、また黒っぽい色を使うと制服そのものにはなじむのですが、画面が重くなってしまう印象でした。 いずれにしてもカラフルでふわっとしたこの画面を崩しかねないため、苦肉の(あるいは起死回生の?)手段としてあえて明度の高い色を影部分に使用したのかなという気がしました また、他の回答者の方が似たようなことをおっしゃっていましたが、この制服の青が画面の中でかなり濃い色なので、薄い色でセパレーションをかけて画面になじませる効果を狙う意味もあったのかもしれません。 ただ、おっしゃるとおり袖やスカートのピンクの影は私も初見ではレイヤーミスか何かかと思いました(笑) この辺から察するに私が思っているほど描き手も細かく考えてはいないのだろうと思うのですが、いずれにしても他人の色使いを分析するのは非常に楽しいですね。 ありがとうございました。