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英語で歌う日本のバンド
One OK Rockのような英語で歌う日本のバンドがあります。彼らについて質問があります。 1.日本人なのになぜ英語で歌うのでしょうか? 2.外国で人気はあるのでしょうか? 3.アメリカやイギリスのアーティストから市場を奪うことにつながるので英米の音楽業界から歓迎されていないのではないでしょうか?
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One OK Rockの音楽以外の背景には詳しくないので1、2の質問は別の方にお答えいただくとして、 3ですが、 ヨーロッパの国々のアーティストでも、世界的な活動を視野にいれている人はみんな英語で歌っています。よって音楽業界では市場を奪うなどという狭い視野では見ていません。 むしろ日本語ですごい歌を歌っている人でもアメリカ市場に入るには英語必須です。 10年以上前になりますが宇多田ヒカルとかそうでしたね。 アニメソングやビジュアル系やきゃりーぱみゅぱみゅみたいな「日本カルチャー」として進出している場合は日本語でもよいですが、それはいわゆるPops/Rockの領域で受け入れられているわけではありません。 韓国のアーティストが日本で活動していますが、皆さん日本語で歌いますよね。そっちの方が日本市場に受け入れられるからです。それと同じ理屈ですね。 アメリカのアーティストが英語のままなのは、Rock等が日本生まれではないことをみんなが知っているからですね。でも歌詞に日本語が混ざっているとみんな熱狂するのも事実ですね。 ただ、昔、ビートルズやローリング・ストーンズが大流行した頃、彼らがアメリカに進出して「ブリティッシュ・インベイジョン」と呼ばれました。 多少はそういうことはあるかもしれません。やっぱり差別もあるだろうし。
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- oteramairisuki
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ワンオクロックについては全く知らないので申し訳ありません。 過去の日本の音楽シーンで一般受け(老若男女すべての世代)もして、音楽マニアにも受けた唯一の例はやはりゴダイゴでしょうね。 曲によっては英語バージョン、日本語バージョンと両方発売し、それぞれよく聞かれていました。TVドラマ西遊記のテーマソングであった「モンキーマジック」は英語歌詞のみ、「ガンダーラ」は日英両バージョンでしたね。もうかれこれ40年近くも前の話なので、質問者さんには馴染みがないかもしれませんが。 彼らについて1は英語で歌うほうがしっくりしているからでしょうね(笑)メンバー5人中、2人はアメリカ人でしたが、ボーカルは日本人タケカワユキヒデです。彼は東京外大出身です。 2については中国で初めてロックを演奏したのはゴダイゴということになっています。いろいろな国でチャートインしたみたいです。 3アメリカやイギリスはそんなけちなことはいいません(笑) っていうか、まず日本人が英語で歌ってもそれほど売れることはありません。 日本人でビルボードTOP1 を獲得した唯一の歌手は坂本九の「上を向いて歩こう(英題SUKIYAKI」だけです。 ゴダイゴがいかにすごかったかは一度は調べてみてください。
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- eroero4649
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1. 「英語で歌う日本人バンド」の第一人者はLOUDNESSだと思いますが、彼らは「ロックは元々英語圏で生まれた音楽。だから英語で歌うのが本来であり自然」といっていました。 元々、1960年代までは英語の歌は英語で歌うのがスタンダードでした。直輸入というか、フルコピーだったのです。しかし1970年代から「我々は日本人なんだから、日本語で表現するべきだ」というムーブメントが主にフォークソング方面から生まれました。メロディーがゆっくりしているフォークソングは日本語にしやすかったというのもあったでしょうね。吉田拓郎や井上陽水なんて人たちが切り拓いた道です。 それでロックも日本語が普通になったのですが、どうしても日本語というのはロックと相性が悪いんですね。どういうことかというと、「アイ・ラブ・ユー」なら音符3つで済みますが、「あ・い・し・て・る」だと5音必要。表現に限界があります。桑田佳祐はそれに苦しんで「そもそも歌詞に意味を持たせない」ということもしました。「開きっ放しのマッシュルーム」なんてまさにそうですね。 また90年代までは「和的なものはダサい」という流れがあったのです。21世紀になって若者によって日本文化のルネッサンスが起きたのですが、それはまでは「憧れはニューヨーク」だったのです。80年代のメインカルチャーはそんな感じですよね。 2. 日本でいうなら、「外国の寿司職人」みたいな感じだと思います。外国で評価されるのは、坂本龍一のようなオリエンタルを前面に出す人か、ピチカートファイヴのような「独自の色」を出す人です。同じことをやっているなら、もっと上手い人や才能がある人が現地には山のようにいるのです。 3. 歓迎されないというより、「跳ね返される」というほうが近いと思います。欧州やブラジルに向かう日本人サッカー選手みたいなものですね。日本人がブラジルでプロサッカー選手を目指すことは「ブラジル人の市場を奪うことになるか」というと、実際は「なった時点でたいしたもの」くらいの差があるのが現実です。 アメリカ育ちで向こうの文化にも詳しい宇多田ヒカルもアメリカ進出を狙いました。歌ったときの英語の発音も、日本向けの楽曲と違ってナチュラルな発音にしたりして、ガチでアメリカ市場を狙ったといえるでしょう。しかし現実は厳しかった。アメリカ市場の評価は、「こういうミュージシャンはアメリカに山ほどいる。個性がない」というものでした。「へー、オリエンタルでエキゾチックだね」とならないと評価されないんですね。 また日本の音楽というのは世界のトレンドとは違うところにあるのだそうです。BoAを始めとした韓流アーティストも日本市場向けとアメリカ市場向けでは違う楽曲を出していて、当然アメリカ向けの曲は世界のトレンドを取り入れているのです。ちょっと古いですが、あの「カンナムスタイル」は当時の世界のトレンドを取り入れた曲なんだそうです。ところがそのカンナムスタイルは日本では全く不発でした。日韓関係が悪くなっていたという背景はあったもののね。車やケータイだけじゃなく、音楽もガラパゴスみたいです、我が国は。
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