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ゼータ電位の測定方法が知りたいです。
シリカ粒子のpH依存性を調べる為のゼータ電位を用いた具体的な測定方法が知りたいです。 ゼータ電位測定機器を販売しているメーカーのホームページを見ると、シリカ粒子のpH vs ゼータ電位のグラフを良く目にしますが、これはどのようにして測定しているのでしょうか? たとえば、シリカ粒子を購入し、そこに酸や塩基を添加してpHを調整しながらゼータ電位を測定しているんでしょうか? もしそうだとしたら、この実験を行う際の注意点があれば教えて下さい。 よろしくお願いいたします。
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- daikonsan
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大塚電子製の電気泳動式の装置で色々試したことがあります。 シリカ粒子を水中に分散させ、HClやKOHなどを加えてpH調整していきます。塩の種類がKClだったので、KOHを使っていました。 都度のpHで測定を行い、ゼータ電位の変化を追って行くことになります。 大塚電子さんの基本的な測定方法は中性の水から酸性側にシフトさせて、その後塩基性側にシフトさせる方法でした。 メーカーと全く同じようにやってみて、大体同じ結果が出るならデータとして問題ないはずです。 注意点ですが、 塩基性側から始めてみたことがありますが、粒子の種類によっては同pHでも電位に大きなズレが生じることがありました。簡単に言えば、同pHでも表面状態がいつも同じではないからだと思います。 また、等電点になったときに粒子が凝集してしまい重力で落下する場合があります。その場合は移動度の測定に少なからず差異があるはずなので、しっかり測定出来ているか不安に思ったら再現確認をした方がいいです。この不安が特にあるなら超音波式など別の装置にした方がいいかもしれません。 最後に、目的に合わせたpH調整が大事です。 例えば生産の際にpHを3から5にする工程があれば同じように調整するなど。 粒度分布も同じように調整してデータを取りましょう。