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旭化成建材の法的責任は旭化成が負わないといけない?
子会社の旭化成建材が起こした今回の不祥事。 該当する法規が商法か民法か証券取引法か分かりませんが、仮に巨額賠償金が払えなくて旭化成建材が倒産した場合、親会社の旭化成が法的な責任を引き継ぐ事になるのでしょうか? それとも、あくまで別会社のした事と、トカゲのしっぽ切りみたいに旭化成建材を潰して後は知りませんなどと言えるのでしょうか?
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親会社は子会社のような企業集団に対しては、業務の適正化を維持するために体制を整備する義務が課されています。(会社法362条4項6号、会社法施行規則100条1項5号) したがって、子会社におけるガバナンス体制を構築せず、あるいは構築したけども実際に機能していないような事実があれば、親会社役員の「法的」責任が問われる場合がありますね。 また、ガバナンス体制を構築していても、そういう不祥事を放置していた、見逃していた場合には、やはり責任を問われるでしょうね。 ただ、どの程度親会社(この場合は旭化成ですが)が責任を負わなければいけないのかは、その体制や監督度合いによると思いますし、旭化成の株主の意向を無視するわけにもいきません。
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他の回答者からの回答にもあるように「親会社には企業集団における業務の適正を確保するための体制を整備する義務」が会社法によって定められています。親会社の責任という意味でガバナンス体制の構築不備によって損失を被ったとして元請企業等が親会社に損害賠償請求をするかもしれません。しかし、外部企業が旭化成グループについて外部からガバナンス体制の不備を指摘してそれが不祥事に結びついたと指摘するのは結構大変な作業でしょう。一方で旭化成からしてみたら世間の目がありますからある程度の金額で和解をして折り合うのが現実的なストーリーかもしれませんね。旭化成は上場企業ですので体面もある程度考慮した対応をせざるを得ないでしょう。
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ご回答ありがとうございます。
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最終的には関係した3社で賠償金を按分する事になるのでしょうかね。 購入者が損害賠償請求の裁判を起こすのも大変そうですが・・・ データ不正が有ったと言う丈で実際にマンションが傾いたりしてなければ損害が無い→損害賠償出来ないとはならないのでしょうか?
- mrst48
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法的責任。負うのではなく、負わされるモノかと。 なので、法的責任は自ら負うことはないと、思います。 子会社が、倒産した場合、親会社は 社会的、道義的責任は、負う必要が出てくるかも知れませんが、 会社に課せられる、課せられた法的責任を、親会社が引き継ぐことって できるのでしょうかね?
お礼
ご回答ありがとうございます。
- Mokuzo100nenn
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法的責任は有りません。それが株式会社の仕組みですから。 旭化成は旭化成建材の株主ですから、旭化成建材が倒産したら、その株価がゼロになるという損失を負うことになります。 山一証券や日本航空の株主が、株価ゼロになったこと以外に責任をとったり、追加の負担をすることは無いですが、それと同じです。 もちろん、法的に責任が無いと言っても、親会社として人事権を含めて支配していたのですから、旭化成の同義的責任は有ります。被害者への追加的損賠賠償など、株価ゼロを超える法的責任が無いということです。
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ご回答ありがとうございます。
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旭化成は旭化成建材の資産を全て吐き出して、債務超過で倒産させて逃げる事も可能と考えて良いのですね。
- kimamaoyaji
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旭化成だけがと言う事は無いでしょう、基本的に旭化成建材は下請けもしくは孫請けなのですから、一番の責任は元請けと言う事になります(元請けが、データーが無い、とか改竄を見抜けなかった(建築の専門業の訳ですから、判らなかったは通用しません) それに顧客(発注者)からすれば元請けと契約した訳で、旭化成建材と契約した訳ではありません。
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ご回答ありがとうございます。
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所有者への補償は販売主の三井不動産レジデンシャルが負い、その分が三井建設、旭化成建材へと順繰りに請求されて行くのでしょうか? それとも、各社で分担するのでしょうか?
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早速の詳細なご回答ありがとうございます。
補足
旭化成の株主は旭化成建材の責任で片付けて欲しいでしょう。