- ベストアンサー
糖質制限食の努力が無駄になる?影響はある?
- 糖質制限食を実践している方に質問です。家族と回転寿司で炭水化物を摂った場合、努力は無駄になるでしょうか?
- 糖質制限を続けると、ご飯や麺などの炭水化物を食べたくなくなると言われていますが、本当なのでしょうか?
- 糖質制限を続けていくと、食欲が変化し、炭水化物を食べたくなくなることがあります。しかし、食べたいと思った場合もあるかもしれません。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
回転寿司を食べた影響はもちろんゼロではないですが、たまに食べても、また再開すれば問題ないです。 ダイエットなんて糖質制限に限らず、みな同じですよ。カロリー制限だって、たまに我慢できずドカ食いしてしまっても、また再開すればいいだけのことです。もちろんたった一回の禁破りのせいでその直前の数日から数週間の努力が無駄になりますが、それは仕方ないですよね。そういう悔しい思いをしないよう、次回はなるべく禁破りしないようにする、というしかないです。 一番よくないのは、たった一度の禁破りで全てが台無しになった、と投げやりになって、全部やめてしまうこと。これはただの<愚か者>です。 ちなみに私も、家内が回転寿司が大好きなのでたまに(数カ月に一回程度)行きますが、お店に入っても寿司はほとんどつまみません。焼酎を飲みながら海鮮サラダとサイドメニューの鶏の唐揚げ、味噌汁などを食べて過ごします。最後にホンマグロの大トロみたいなものを一貫だけ食べるときもありますけどね。 回転寿司もちゃんとしたところなら糖質制限は十分可能だと思いますよ。同じ回転寿司に行くなら、そういうきちんとしたお店を選んだ方がいいですね。それなりにお高いですが。 さて糖新生について補足しますが、誤解している(質問者さんだけでなく、ここのカテの回答者の多くも)ようですが、糖新生というのは別に糖質制限者だけの専売特許ではなくて、人間であれば誰でも体内で起こっている通常の生体反応なんです。 スーパー糖質制限をしていると、この糖新生が24時間ブンブン回っている、ということです。 糖質制限をしていない人の場合、食事から糖が得られますが、食事から得た糖を直接エネルギーとして利用できるのはインスリンにより食後血糖値が下がってしまうまでの間に限られます。 糖質制限をしていない人の場合、食事から大量の糖を摂取することで食後血糖値が急上昇し、大体食後3時間くらいは血糖値が高い状態が続きます。この間は糖新生をしなくても血液中にグルコースが豊富にあるので、糖新生が止まります。 しかしインスリンによりグルコースが体中の細胞に吸収されて血糖値が下がってしまうと、脳は食事から得た糖を直接利用できなくなり、再び糖新生に頼ることになります。 一日三食、ご飯やパンをたくさん食べていても、その糖エネルギーを直接利用できるのは一日たったの9時間(3×3時間)程度に限られており、それ以外の24-9=一日15時間程度は糖新生を利用して生きていかなければならないということです。 よく糖質制限をすると糖新生に頼ることになるから、筋肉が分解されて減っていってしまうという情報がありますが、これは別に糖質制限者だけに起きることではなくて、毎食ご飯やパンをたくさん食べている人の身体でも起こることなんですよ。だって糖新生は人間であれば全員の身体で起こっているのですから。 だからそういう風に糖質制限を批判するのは誤りです。 むしろ糖質制限では、糖で得られなくなった熱量を、脂肪やタンパク質を増やして対応しますから、糖新生の素材となるアミノ酸や脂肪酸が体の中に豊富にあって、カロリー制限ダイエットなどよりも筋肉が減る要素が少ないとも言えます。 だから質問者さんの身体の中でもお寿司を食べて3時間後には糖新生が再開しているはずです。この点は全く問題ありません。 >>あと、糖質制限を続けていくとご飯や麺などの炭水化物(糖質)を含む食事を食べたくなくなると言いますが本当でしょうか?そうなれるとしたら、どれくらい糖質制限を続けると食べたくなくなるのでしょうか? 「食べたくなくなる」ということはないですね。ただ食べないでも過ごせるようにはなります。それが普通になりますから。 また味覚が変わってきて、ちょっとした甘味にも物凄く敏感になります。今まで平気で食べていた砂糖べっとりのお菓子等は甘すぎて美味しく感じられなくなりました。甘すぎて歯が溶けるんじゃないかと感じることもあります。 デンプン質のようなものが食事に含まれていると口の中がべとつく感じもします。それが気持ち悪く感じることもあり、ちょっとでもそういう感じのする食べ物を避けるようになります。麺つゆや和風だしみたいなものはもうダメですね。また私の場合はビールですら甘ったるく感じる場合があります。 どれくらいたったらそうなるかというのは判りませんが、1~2か月というところではないでしょうか。
お礼
今回も詳しいご回答ありがとうございました。 やはり糖質制限はきちんとした理論があって成立している健康法ですね。 一回の炭水化物が数日から数週間の努力が無駄になるとは残念でしたが、引き続きがんばります。 また、炭水化物を「食べたくなくなる」ことはないのですね。「食べなくてもいられる」ということですね。私は10年以上炭水化物抜きダイエットを行っていますが未だに食べたいので、最近は週末だけとか言い訳で食べてしまっていました。これからは回転寿司でもサイドメニュー等で工夫し(私がいつも行く回転寿司はサイドメニューが豊富です)家族に付き合いたいと思います。糖新生についても詳しく教えてくださりありがとうございました。普通の人でも行われてるしくみだったとは驚きました。ありがとうございます!