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日本人の物への価値観
つまらない質問なのですが答えていただけると嬉しいです。 欧州などでは物を日々メンテナンスをして世代を渡って大切に扱う人が多く 歴史が長くなると価値が上がったりもます。 日本はその逆で新しくキレイな物に価値があり人が所有した時点で価値が下がります。 これには何か理由があるのでしょうか?
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骨董などの世界の物は別にして 確かに 日々の生活の中では 使い捨てのように便利なものが使われ 物を大切にして使い続けるという伝統は欧州のほうが発達している気がします 戦後の高度成長による急激な核家族化によって生まれた個人主義なども原因があるような気がします。 世代を渡って大切にされる というのは 先祖の精神を大切に受け継ぐ という意味もあると思います。子が親の精神を受け継ぐような 敬意が含まれていると思うのです 日本という国の成長は 諸外国の文化を受け容れ取り入れてきたからこそ成り立ったものでした 日本独自のものと海外の文化を融合できる適応性があるがゆえに ある意味捨ててきた部分もあったし その融合ゆえに 新しく独自の物を作り上げてこれた部分もあります。 そういう日本的な性質は 古くからの伝統を受け継ぐ というより それを取り入れながら新しいものを作っていくという精神があるような気もします。 すべてがすべてそうでないのは 職人さんたちの世界を見ても分かります 本当に大切な文化は残されてきたと思います。 しかし 日常というあわただしい世界では 便利さや新しさに価値を求めます。 それも 資源が少なく狭い国土の日本が 適応しながら生きのびる道だったのかもしれません。
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- hanabutako
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何の根拠もない私の単なる妄想ですが。 長年持ち続ける価値がある物は少ないとする回答に同意する一方、日本人が歴史をリセットする民族だからという気もします。 山本 七平氏の「日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条」など、日本についての書籍を読んで思うに、日本人はある時点から前の歴史を自分たちと連続していないものと捉え、リセットするのが得意なようです。日本がアメリカに無条件降伏してから5年でサンフランシスコ講和条約調印に至ったというのや、明治維新における幕藩体制から明治政府への転換は日本人のその性質のなせる技ではないでしょうか。 また、式年遷宮のように定期的に神様の住まいを作り変えるのも日本ならではかもしれません。明治以降、改元は陛下の即位の際のみになりましたが、それ以前はなにか悪いことが起きるたびに変えていたといいます。 なぜリセットしたがる民族になったかといえば、やはり自然災害で簡単に財産が奪われるからではないでしょうか。衣食住のどれにお金を遣うかというのも民族によって価値観が違うようで、ヨーロッパでは種類豊富な美味しい食べ物がないためか、住にお金を遣うのに対し、日本は食にお金を遣うそうです。 一部、骨董品に価値を見出してとっておくという人がいる一方、価値などわからずに燃やしてしまったり、戦時中の金属類回収令で出してしまったりする人も、それを溶かしてしまったりする人も多数います。自分は日本人に骨董品を大事にするという国民性はないと思います。戦後の教育のせいなら、戦時中の金属類回収令について説明ができないでしょうから。 日本が仏教国で、執着をしないように幼い頃からトレーニングされているからというのも思いつきます。巷では断捨離がブームですよね。
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ありがとうございます。 やはり日本人は消費物にお金を掛けたがるのでしょうか。 文化にとらわれない気質のおかげで島国であり資源が少なくとも他国から新しいことを取り入れることで技術大国になり経済の発展にも繋がったような気もします。
- hekiyu
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骨董品などは、世界のどの国でも日々メンテナンスをして 世代に渡って大切に扱われますよ。 そこに国柄は無いでしょう。 歴史のある国なら皆同じです。 質問者さんの言いたいのは、欧州は高価な物を選び それを永く大切に使う傾向があるが、 日本は安価な物を選び、短いサイクルで使う傾向が 見られる、 ということではないですか。 あくまでもイメージですが、そういう感じはワタシも 持っています。 その原因ですが、次のように考えています。 1,欧州の方が豊かである。 日本も豊かですが、欧州は何百年も豊かを続けていました。 日本の豊かはつい最近のことです。 そこには豊かさの蓄積の差があります。 本当に豊かだと、高くても良い物を末永く使うという ことになるのだと思います。 2,建造物などは、日本は木ですが、欧州は石です。 木ですから、直ぐに燃え、直ぐに立て直せます。 石ではそうは行きません。 こういうところから来る違いもあると思います。 3,日本人の方が好奇心旺盛だ、だから新しい物が 好き、という点もあるでしょう。 幕末、来日した英国人が、日本人の好奇心の強さに 驚いた、という記録が残っています。
お礼
ありがとうございます。 豊かになり初めるとあれもこれも欲しいという風になるとも似ているのかも知れません。 災害大国であるから木造の方が建て直しが容易だったんでしょうね。 好奇心旺盛、確かにそう思います。 流行を常に追っている感じがします。 しかし日本の流行は基本から外れて 新しいものが多いように思えますね。
- ayzm
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日本の戦後教育のせいです。 日本の戦後に工業を発展をさせるために、新しいものを使わせる教育をしてきました。 江戸時代は、物を100年以上大事に使うと付喪神が付くといって、職人の道具などや物を大切にする教育をしたものです。 100年では一人では使えないですから、親方が大事に使って弟子にあげて大事の使ってもらう習慣があり、それを奨励したいので、100年後には付喪神が付くと言って、物を大切のする心を養った。 戦後は、物を作って販売回転をよくするために、新しいものが良いと教育しなおしただけです。
お礼
ありがとうございます。 そのような神様がいるようなことは初めて聞きました。 韓国産の安価な家電などがシェアを拡大している原因のようにおもえます。 日本の製品については日本人より海外の人の方が評価が高いようです。 消費者にはもっと良く理解していただきたいですね。
- tpg0
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こんにちは。 日本も、骨董的な価値がある物は驚くような価格で取り引きされてます。 恐らく、テレビ放映されてる「なんでも鑑定団」を視聴したことがあると思いますが、骨董的価値がある家具類などは大切に扱われてます。 なお、日本の木造家屋で何10坪もある大きな蔵を所有してるような屋敷は昔から由緒のある家系の子孫ぐらいでしょうから、一般家庭で大きな家具類を幾つも置くような部屋も保管する蔵もないのが現実で、一般家庭では1坪程度の物置ぐらいでしょうから、欧州諸国と日本の決定的な違いは「住宅事情の差」ではないでしょうか? 実際、私の妻の実家は大きめな農家の本家になってますから、母屋の他に長屋(納屋)が2棟ありますので、古い農機具なんかも大切に保管されてますが、一般家庭では保管する場所なんてないでしょうから「古い物は廃棄して新しい物と入れ換える」という住宅事情の違いが大きいと思います。 それと、天然木の無垢材を加工した座卓なども100万円を超えるような高値ですから、欲しくても一般庶民には簡単には買えないのが現実と思います。 ちなみに、私の母親が嫁入り道具として持って来たという会津桐の柾目桐箪笥は、戦時中の東京大空襲で焼失しまったそうで、同じような会津桐の柾目桐箪笥が欲しいと、母親も貯金して出身地の会津に同行して似たような柾目の桐箪笥を探しましたが、100万円以上の価格に母親も驚いてしまい、結局は30万円程度で買える手頃な桐箪笥で我慢してましたから、子孫に遺すような良い家具は一般庶民には手軽に買えないと思います。
お礼
ありがとうございます。 やはり所有面積の差はおおきいのですね。 家具など置ける場所がないとダメですし日本は一戸建てが少なくなって引っ越しが多いなり家具などは邪魔になるからともかんがえられますね
お礼
ありがとうございます。 日本の職人さんの輸入技術は世界でもトップレベルです。 開発より応用に向いていると言えますね。 日本人は消費者より生産者に向いていると思えました。 消費者はもっと知識を深めるべきだと思いました。 一番納得のいく回答だったのでベストアンサーにさせて頂きます。