• ベストアンサー

南の海の海水がきれいなのは何故でしょう。

南の海の海岸などで見る海水は、大変澄み切って、きれいですが、北の方の海は、海水がにごっています。細かい砂によるようですが、南と北で何が違うのでしょう。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#224207
noname#224207
回答No.3

砂というよりももっと細かい土埃と呼ばれる土による影響も確かにあります。 一番大きく影響しているのは海中のプランクトンの数といいますか量の違いです。 特に植物性プランクトンの影響が考えられています。 南北を地球規模で眺めますと、北の方が陸地が多く、赤道に近いほど陸地がすくなくなって小さな島だけになります。 陸地の川から植物性プランクトンの栄養になる成分が流れ込みます。 このため陸地が多い北の海の方が植物プランクトンの量が南の海よりも多くなります。 この植物性プランクトンを餌とする動物性プランクトンも増えます。 地球規模でも南の海と北の海とでは透明度が違ってきてしまいます。 川から運ばれて来る栄養が豊富な陸地に近いほど透明度が落ちて濁って見えるようになり川から遠い沖では透明度が上がって青く見えます。 大きな川がない南の海では植物性プランクトンが少なくそれを餌とする動物性プランクトンも少なくなります。 結果として同じ海岸でも北の海の海岸の方が濁って見え、南の海の海岸の方が透明で青く見えることになります。 日本の近海でも沖縄の海域が一番透明度が高く青いことが知られています。る 同じ海域といいますか海岸でも季節によって違うことが分かっています。 春の雪解けのシーズンには、大量の雪が溶けて流れ込むことから、植物性プランクトンが好む栄養分も増えて、結果として透明度が低くなることが、各地の海岸で確認されています。 晴天が続く夏になると透明度が高くなり青くなることが確認されています。 植物性プランクトンに必要な水の中の炭酸ガスの量も海水温が低いほど沢山溶け込むことが分かっています。 川からの栄養が豊富で海水温が低い北の海のほうが植物性プランクトンにとっては好都合だということができます。 それだけ濁って見えることになります。 最近はこのような自然現象の影響だけではなく、人間の生活排水に含まれる栄養分が過剰で大きな影響を及ぼしてきています。 更に、森林を伐採して農地や宅地にした結果土埃や泥が川へ流れ込みやすくなってしまいました。 都市の場合は自動車のタイやが減った分だけ細かいゴム屑やカーボンが川へ流れ込むようになってきています。 このように都市の周辺の海岸は自然現象に加えて人間の影響が大きいために、より一層濁ってしまいます。

hillomi
質問者

お礼

ありがとうございます。一番包括的で分かりやすかったです。感謝いたします。

その他の回答 (5)

  • foomufoomu
  • ベストアンサー率36% (1018/2761)
回答No.6

私の感覚では、「南の海は緑色に濁っていて、北の海は青く澄んでいる。」と思うのですが。 南には海岸リゾート地が多くて、きれいな場所が多く紹介されているし、それなりに美化にも力を入れているせいではないでしょうか。 あと、海の底が見えていると、あまり濁ってないようにみえて、底が見えない深い海では、うんと澄んだ場所でない限り、濁っているように見えます。

  • tadys
  • ベストアンサー率40% (856/2135)
回答No.5

南の海が澄み切っているのはプランクトンが少ないせいです。 北極圏の沿岸部では春の雪解け水が豊富な栄養を海に運ぶため植物プランクトンが大増殖します。 このプランクトンを動物プランクトンが食べ、それを小魚が食べ、それを大型の魚が食べるため北極海は豊富な漁場となっています。 豊かな海を育てるために、その海に注ぐ河川の上流の森を育てる取り組みが色々なところで行われています。 参考サイトのリンクは長くなるので「南の海 プランクトン 上野正博」で検索してください。

  • fxq11011
  • ベストアンサー率11% (379/3170)
回答No.4

クジラ、子育ては温かい南の海で親は飲まず食わずらしい。 子がある程度育つと食料が豊富な北極海目出して旅立ちます。 前の回答者の通り、食物連鎖のトップバッターの植物性プランクトンの量が圧倒的に違います。

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.2

気体の溶解度が違うからです。 http://www.m-system.co.jp/mstoday/plan/mame/2000-2001/0102/ http://had0.big.ous.ac.jp/ecologicaldic/p/ph/ph.htm 水は温度が低いほど飽和酸素濃度・飽和二酸化炭素濃度が上がります。 つまり、生物にとって必要とされる 酸素の濃度 二酸化炭素の濃度 これが水温によって大きく変わる http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/db/kaikyo/knowledge/sst.html オホーツク 0度から10度 14.16 から 10.92 酸素 0度で 1.71 二酸化炭素 フィリピン海 30度 7.53 20度で 0.53 二酸化炭素 30度で 0.7くらい 二酸化炭素 冬のオホーツクにはフィリピン海の2倍の酸素量があります 冬のオホーツクにはフィリピン海の2倍以上の二酸化炭素があります 酸素量があることによって、植物・動物の存在量が違います。 以上が 一般的な 海水温と生物が必要とする 酸素 二酸化炭素の関係 個別の海洋に関して言えば、北極海は「水っぽい」というのがあります。 http://www.jamstec.go.jp/arctic/Document/Archives/Jyuuyou/Arctic.htm 体積で約1%を占めているだけであるが、周りを取り巻くユーラシア大陸の大河(オビ川、エニセイ川、レナ川など)と北アメリカ大陸の大河 (マッケンジー川)から流れ込む大量の河川水(地球の河川水の約10%)がここに流入 以上引用 河川が植物プランクトンに必要なミネラルを流し込むので植物プランクトンが大量発生します。 オホーツクの海の幸の濃度は異常値といえるもので、その異常はアムール川の効果だそうです。

  • ORUKA1951
  • ベストアンサー率45% (5062/11036)
回答No.1

>南の海の海水がきれい  そんなことありません。南氷洋も透明度は低い。 >細かい砂によるようですが、  それは黄海のこと。  北の海はプランクトンが多い。日照も少ないのになぜ?  海に栄養分を運ぶ川(氷河も含む)の数を比較すると良いです。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう