• ベストアンサー

有機化合物と無機化合物の結合

化学初心者です。有機化合物の結合なのですが、あるテキストには,一般的には、共有結合である、と書いてありました。「一般的には、」ということは、有機化合物には、共有結合以外もある、ということだと思うのですが、他にどのような結合があるのでしょうか?また、無機化合物はイオン結合とだけしか書いてないテキストとイオン結合と共有結合と書いてあるテキストがありました。どちらが正しいのでしょうか?

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数8

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Saturn5
  • ベストアンサー率45% (2270/4952)
回答No.2

基本的な考え方として、 有機化合物=主に共有結合 無機化合物=主にイオン結合 でいいと思います。 例外はいくらでもあります。ヘモグロビンやメチル水銀などは金属を含んでいますので、 共有結合だけではありません。弱い結合として水素結合を分子内に含むものも多いです。 無機物でもH2SO4、NH3などの金属を含まない物は主に共有結合のみでできています。 そもそもが、共有結合とイオン結合の境界線もあいまいなのです。 H-H の結合は共有結合ですが、H-Cl ではClの電気陰性度が大きく、 Hが正にClが負に帯電します。ですから、かなりつよくイオン結合性を持ちます。 >また、無機化合物はイオン結合とだけしか書いてないテキストとイオン結合と共有結合と >書いてあるテキストがありました イオン結合のみと断定すると間違いですが、「主に」の意味ならばどちらも正しいですし、 化学において重要なことではありません。

tahhzan
質問者

お礼

そうですか。境界があいまいなんですね。よくわかりました。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.3

正直な話、化学の世界をどんどん学んでいくと、有機化合物と無機化合物の境界線がなにか、ってのは決めないほうが楽なくらいに複雑に絡まってきます。 簡単な定義にしたいけれども、それでは例外が多すぎて困る。では例外も全部定義に列挙しようか、というと初学者にとって全く見当がつかないような話が出てきて、化学を学ぶ気がなくなる、という悪循環に。 そこで、テキストの読者層を考えて、無機化合物には塩化ナトリウム(食塩)みたいに水に溶かせばイオンに別れるのもあれば、砂としてそこらじゅうにある酸化ケイ素(水晶など)みたいに水にとけないで酸素とケイ素が結晶の中で秩序正しく並んでいるものもある、と書くのです。 ただ、同じテキストではなく、別のテキストだと、こんな説明の仕方とはつゆしらず、わかりやすいなら有機化合物にはイオン結合がない、って言い切っておいて、後で例外を教えたほうがいいかな(水に溶かすと電離する有機酸やフェノール類やイオンと錯体を作るものやクラウンエーテルや・・・)というテキストを書く人が、読者にあわせてどこまで簡略化したらいいのかな、という悩みが定義の文章にも表れてくるのです。 以上、そういう意図があるため、どちらが正解とは言い切らないのが、本当に深くまで理解した人間の世界です。

tahhzan
質問者

お礼

なるほど。なかなか奥が深いですね。ありがとうございました。参考になりました。

関連するQ&A

  • 有機化合物と無機化合物の中間のもの

    「化合物は、一般に有機化合物と無機化合物に大別されるが、両者の中間に位置するものもある。」という化学の問題があり、「正しい。」となっていました。中間に位置するものとは、一体何なのでしょうか?

  • 有機・無機の「機」って何?

    うまく検索すれば出そうな気がするのですが、どうも出せないので質問させてください。 「有機」とは「機が有る」、「無機」とは「機が無い」ということだと字から想像できますよね。 また、英語においても有機は“organic”ですから、“organization”と似ていて組織というか機構に関係がありそうです。 そうなると「有機」の「機」って何のことを指しているのかと疑問に思うのですが何なのでしょうか。 共有結合で高分子になっている化合物が多いので、分子の構造のことを指しているのでしょうか。 それとも、かつて「有機化合物は生物にしか作れない」と思われていた頃の関連でしょうか。

  • 無機化合物について

    無機化合物というのはほぼすべての元素からなる有機化合物以外のもので、種類は少ないと聞いていたのですが、例えばどのようなものなのか具体的に知りたいので教えてください。一覧が載っているページなどありましたら、そちらも教えていただきたいです。

  • 有機物と無機物

    とても基本的なことなんですが、有機化合物と無機化合物の相違点を教えてください。

  • 高校の化学で、有機化合物のところで疑問を持ちました。

    高校の化学で、有機化合物のところで疑問を持ちました。 なぜ、炭素原子どうしの共有結合は安定なのですか?

  • 有機化合物のイオン半径

    無機化合物でのイオン半径の求め方は、本を見て大体わかったのですが、有機化合物のイオン半径は、どのように求めるのでしょうか? 色々な分子構造を持つ有機化合物のイオン半径を求める事自体おかしいのかもしれませんが、やはり、有機化合物のイオン半径は求める事ができないのでしょうか? この後書いているのは、あまり気にしないでください。 求めたいのは、EMIMTf(1-エチルー3-メチルイミダゾリウムトリフロオロメタンスルホナート)です。 C7H11F3N2O3S=260.23←分子量

  • 有機と無機について

    色々調べてみたのですが、 有機と無機の違いは何なのでしょうか。 CやHで作られている物質が有機でそうではないものが無機なのでしょうか。 有機と無機の区別と言うか、境界というかがよくわかりません。 別の話になるかもしれませんが、 「無機質な人間」とか「有機的な・・・」という言い回しも聞きますが、化学で言う有機、無機と意味的なつながりがあるのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 有機物と無機物の違いはなんですか?

    稚拙な質問ですいません。 有機物の定義とはなんでしょうか? 無機物とどこで線が引かれるのでしょうか? 有機化学と無機化学の違いはなんですか? 髪の毛は有機物?無機物? ご教授ください

  • 無機化合物の有機溶媒への溶解度

    無機化合物の有機溶媒への溶解度を調べています。 難溶などの記述は見られますが具体的に数値データとして知りたいと思っています。 このような情報が見られるような便覧やデータベース等はないでしょうか? 具体的にはNaClのキシレン、トルエンなどの有機溶媒への溶解度を調べています。 化学便覧は調べましたが、有機溶媒がエタノールなどに限定されていました。 もし何か情報ありましたらよろしくお願いします。

  • イオン結合による化合物はなぜ共有結合性をもつのですか?

    イオン結合についての質問です。 イオン結合とは陽性の強い原子から陰性の強い原子へと電子が移動することにより、陽性の強い原子が陽イオンとなり陰性の強い原子が陰イオンとなりお互いがクーロン力によって結びつくのがイオン結合だと習ったのですが、そのように考えると電子が陰性の強い原子の方へ移動してしまい原子間で電子を共有していないのになぜイオン結合している化合物は共有結合性をもつのですか?