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有界閉区間であることの証明
閲覧ありがとうございます。 以下の問題が分かりません。 http://i.imgur.com/NCS1q3U.jpg 恥ずかしながら、どのように解けばいいか、解答の方針すら立たない状況です。 特に、iに関しては証明するまでもなく当たり前ではないか?と思ってしまいます。 分かる方、どうか教えていただけないでしょうか。解説の方、よろしくお願いいたします。
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定義域の端点が、値域の最大・最小に対応したりする場合は、イメージしやすいし、そうでなくてもグラフを描けば、正しいだろうという検討はつきますね。ただ、証明は別ですから、、。 定理をいくつか使ってよいなら、次のステップですぐ証明は出ます: 有界閉区間Iはコンパクトである。 コンパクト集合から実数の集合への連続関数は、最大値a、最小値bをもつ。 a=bなら、特殊な有界閉区間。そうでないとすると、 aとbとの間の任意のcに対して、中間値の定理より、f(x)=cとなるIの元xが存在する。 よって、f(I)=[a,b]となるとか、、、。 使える定理からあまりすぐ証明できると練習にならないので、例えばR^nの有界閉区間I(各座標軸で有界閉区間の直積集合)上の連続実数値関数fの像f(I)は有界閉区間になることを証明せよ、、、くらいがいいかもです。もっと一般的に定義域がコンパクトで連結の時、、、くらいにしても(結論は正しいですか?)、位相の練習問題ならいいかもです。
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- Tacosan
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ごめん, 「その地域も端点が必ず含まれますよね」の意味がわからない. 「端点」ってなに? ほら, そう考えるとだんだん「当たり前」じゃなくなる....
お礼
端点というのは始域と終域の意味で言ったのですが、分かりにくかったですね。すみませんでした! 回答ありがとうございました!
当たり前と言えば当たり前の事なんですけどね。だけど当たり前だったら、証明してみせてくれ、ってのが数学でもあります。 有界閉区間Iは両端点a,bを含むから、f(a)とf(b)が存在する。存在するからには有限なのでf(I)も有界閉区間に決まってる。こんなイメージだと思いますが、しかしf(a)やf(b)が、f(I)の最大値や最小値であるとは限りませんよ。またfがI上で最大・最小値を持つ事も、まだ証明されていません(持ちますが)。証明されてない限り使うのはまかりならん!、というのも数学です(^^;)。 例えばf(I)に穴があいてたら、それは区間ではありませんし、穴の両端が点抜けしていてf(I)は閉区間の和ですらないかも知れません(そんな事は起こりませんが(^^;))。 しかしこう考え出すと、論理的にはあまり当然の事ではないのがわかってきます。そして普通の感覚を押し通そうとすると、無限個の場合分けが必要だと気付いたりします。 そのとき役に立つのがやっぱり、閉集合と集積点と連続関数の定義なんです。これらの定義に忠実に従えば、f(I)が閉集合である事が証明できます。どのように従ったら良いかは、教科書や講義でやったと思います・ そしてf(I)が閉集合なら、実数直線上の話である事から、f(I)が区間で有界である事は、後から付いてきます。そしてf(I)が有界閉区間なら、fがI上で最大・最小値を持つ事が、逆に明らかになります。
お礼
回答ありがとうございます!精読したところ、大変分かりやすく勉強になりました。最大最小を考えなければならないところなど、見落としておりました。これから証明に取り組みたいと思います。ありがとうございました!
- Tacosan
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「証明するまでもなく当たり前」, ですか. どうして「当たり前」なんですか?
補足
解答ありがとうございます! なぜ『当たり前か』ですか。。。えっと、例えばIが定義域a≦x≦bだとすると、その地域も端点が必ず含まれますよね?ですから、当たり前かと思ったのです ・・・が、あくまでこれは私の非常に曖昧な感覚によるものなので、どこか穴が有りそうな気もしますが・・・
お礼
コンパクトの概念はまだ習っておりませんでした。今ザッと専門書で確認してみたのですが、なるほどこれと中間値の定理を使えばすぐできますね。 おっしゃる方法で勉強してみます。回答ありがとうございました!