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高校数学の行列の問題:直交するベクトルの組に移す1次変換の性質
- 平面上の1次変換fが直交するベクトルの組をつねに直交するベクトルの組に移すとき、0でない任意のベクトルaに対して|f(a)|/|a|が一定値1である1次変換は、原点からの距離を常に不変に保つ1次変換である。
- この問題では、1次変換fを(p,q,r,s)とすると、fによる任意の2ベクトル(x,y)と(-y,x)の像(pq+rx)x^2+(-p^2+q^2-r^2+s^2)xy-(pq+rs)y^2=0が常に成り立つ条件を求める必要がある。
- 求めた条件はpq+rs=0かつp^2+r^2=q^2+s^2であり、この条件の下で任意のベクトルa≠0に対して|f(a)|/|a|=√(p^2+r^2)=1となることが分かる。また、(p,q,r,s)は直交する単位ベクトルで表され、(p,q,r,s)=(cosθ,-sinθ,sinθ,cosθ)の形を取ることから、fは原点を中心とする角θの回転および直線xsinθ/2=ycosθ/2に関する対称移動からなる合同変換であることが分かる。
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>何故対称移動させる直線が原点を通り、傾きがtan(θ/2)の直線となるかを教えてください 原点を通り、傾きがtan(θ/2)の直線とは、直線L: xsin(θ/2) = ycos(θ/2) のことです。 つまり、行列Aを(cosθ, sinθ, sinθ, -cosθ)と定義した段階で、対称移動させる直線は、直線Lとなります。 言い方を変えると、直線Lに関する対称移動を表す行列が、A=(cosθ, sinθ, sinθ, -cosθ) です。 別の直線、例えば、原点を通らない直線に対する対称移動を表す行列は、Aとは違った形になります。
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- 島崎 崇(@tadopika)
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>この行列から何故対称移動させる直線は、直線Lとなるんですか? それは、行列Aが、(cosθ, sinθ, sinθ, -cosθ) だからです。 既に説明が尽きていますので、他に答えようがありません。 納得いかないなら、θに具体的な値を代入して行列Aを定め、xy平面上の点を10個でも20個でもとり、それらの点と行列Aによる移動先の点を方眼紙に記入してみてください。 θを変えて、同様の作業を行ってください。 いずれ、行列Aと直線Lがセットになっていることがあなたにも理解できるでしょう。
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- 島崎 崇(@tadopika)
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「PQとLが直交する」という重要な条件を忘れていました。 (**)式のミスと合わせて、後半を訂正しておきます。 行列Aが、直線Lに関する対称移動を表す ⇔ PQの中点がL上にあり、且つ、PQとLが直交する ⇔ (x+x')/2*sin(θ/2) = (y+y')/2*cos(θ/2) ...(**) 且つ、(x'-x)*cos(θ/2) = -(y'-y)*sin(θ/2) ...(***) (**)式の左辺は、(*)式とφ=θ/2を用いて、 (x+xcosθ+ysinθ)/2*sin(θ/2) = (2x(cosφ)^2+2ysinφcosφ)/2*sinφ = sinφcosφ(xcosφ+ysinφ) となります。 右辺も計算してみてください。同じ結果が得られるはずです。 又、(***)式の両辺についても、それぞれ、 2sinφcosφ(-xsinφ+ycosφ) となります。 (**)、(***)の成立によって、行列Aは、直線Lに関する対称移動を表します。 尚、AA=E(単位行列)です。 さて、φ=θ/2は、単に式を見やすくするために用いたものです。 又、直線Lは、行列Aとセットになっています。 行列Aを上記のように定義した段階で、対称移動させる直線は、原点を通り、傾きがtan(θ/2)の直線となります。
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>行列Aを上記のように定義した段階で、対称移動させる直線 >は、原点を通り、傾きがtan(θ/2)の直線となります。 ここの説明をもう少し何故対称移動させる直線が原点を通り、傾きがtan(θ/2)の直線となるかを教えてください
- 島崎 崇(@tadopika)
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行列 A=(cosθ, sinθ, sinθ, -cosθ) が直線L: xsin(θ/2) = ycos(θ/2) に関する対称移動を表すというのは、次のようにして確めることができます。 点P(x, y)が行列Aによって点Q(x', y')に移動するとき、 (x', y') = (cosθ, sinθ, sinθ, -cosθ)(x, y) ...(*) 行列Aが、直線Lに関する対称移動を表す ⇔ PQの中点がL上にある ⇔ (x+x')/2*sin(θ/2) = (y+y')/2*ycos(θ/2) ...(**) (**)式の左辺は、(*)式とφ=θ/2を用いて、 (x+xcosθ+ysinθ)/2*sin(θ/2) = (2x(cosφ)^2+2ysinφcosφ)/2*sinφ = sinφcosφ(xcosφ+ysinφ) となります。 右辺も同様に計算してみてください。同じ結果が得られるはずです。 即ち、行列Aは、直線Lに関する対称移動を表します。
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補足
>φ=θ/2を用いて、 φというのはどこから出てきたのですか? xsin(θ/2) = ycos(θ/2) この直線に関して対称というのは説明で分かるかも知れないですが、直線の式がこの式だというのはどこから出てきたのですか?
参考URLの「原点を通る直線 に関する折り返し」参照。
お礼
御返答ありがとうございます
補足
原点に関する移動は分かりましたが、直線に関する移動が分かりません、この直線の式がどうやって出てきたか分かりません
お礼
分かりました、後は自分で考えてみます
補足
>原点を通り、傾きがtan(θ/2)の直線とは、直線L: xsin >(θ/2) = ycos(θ/2) のことです。 ここは分かりました有難うございます >行列Aを(cosθ, sinθ, sinθ, -cosθ)と定義した段階で、>対称移動させる直線は、直線Lとなります。 ここが分かりません、この行列から何故対称移動させる直線は、直線Lとなるんですか?対称移動を表す直線がy=tanθ/2×xに何故なるのか分からないです