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湾岸戦争からの帰還兵はどのようなエンタメを?
先の湾岸戦争からの(主に米軍の)帰還兵で、その後退役された人たちが日常生活で楽しんでいる娯楽カテゴリーや具体的なタイトル名などの、一般人との比較例を示した資料はどこかに存在するでしょうか?
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>一般人との比較例を示した資料はどこかに存在するでしょうか? 知りません どのようなご趣旨での質問かは存じ上げませんが、軍人だからといって特殊な人種ではありません。 アメリカ社会では、国家を守る人達として尊敬もされ敬意も払われ信頼も得てはいますが、エリートしては扱われません。 個人的には、単に物騒なことを職業として選んだだけの人間として扱われています。 軍籍を離れた人間とリタイヤーしたサラリーマンとの間に区別はありません。 軍籍をともにした仲間ということでハイスクールの同窓会のような会合は開かれています。 ただ下記のことだけは頭の隅にでも入れておいてください。 戦場というのは人殺しの現場です。 綺麗な画面のTVゲームとは訳が違います。 カッコイイ場所でもなんでもありません。 隣にいて言葉をかわしていた戦友の内蔵や血を次の瞬間には頭から被ることもあるのが戦場です。 如何に訓練を受けた兵士でも大なり小なりPTSEDを生じます。 第一次湾岸戦争の際に、巡航ミサイルに搭載された小型カメラの映像や、戦闘機の照準データーの映像がTVで放映され話題を集めましたが、戦争の実態を知るアメリカ国民から顰蹙をかい第二次以降は放映を止めました。 地上戦に投入されて戦死していく兵士の映像や、手足を失ってのたうち回りながら死んでいった人達の遺体も放映されることはありませんでした。 ベトナム戦争終結後にアメリカへ帰還した兵士達は、人殺しに神経がマヒしている人間と看做され、どこの企業も積極的には採用しようとしませんでした。 古い映画で「ランボー」シリーズというのを御存知ありませんか。 日本では、ごついシルベスター・スタローンが活躍する戦闘活劇としてのみ受け取られていますが、 基本は、このベトナム帰還兵に対するアメリカ社会の理不尽さがテーマでした。 シリーズの第二作か三作目のラストシーンで夕日に向かって主人公が叫びました 「オレ達は国を愛している、国も同じようにオレ達を愛してくれ!」 湾岸戦争時には米軍にも余裕があったこともあり。このような事態には至っていなかったようです。 アメリカは以降も世界中の至る所で戦闘を続けていましたから、アメリカ国民も特別視することはなくなったようです。 一方で厭戦気分が広がり、最近では大統領も思うように軍を動かせなくなってきています。 アメリカの若い母親の間の「なぜ私の息子の命を、見ず知らずの国のために差し出さなくてはならないのか」という素朴な疑問です。 戦争が悪いとかなんとかいう話ではありません。ただ事実関係の一部にはこのようなこともあるのだ、ということですので誤解なきように願います。
お礼
丁寧なご指摘ありがとうございます。 決して不謹慎な興味からお伺いしていることではない旨ご理解をお願いできれば幸いです。 私の興味は、むしろ巷には戦争やそれに類するような行為を美化するとも取れるような作品や表現が色々ある・増えている?と感じている中、戦争の実体験を持たれた方がそのような娯楽・表現に対してどのような対処・対応をされるようになる・ならないのか、ということを知りたいと考えております。 昨今の日本国内の政治の変化を踏まえてのことではないですが、日本人が国際的な表現をする上でもよりセンシティブになるべきポイントのような気がしてお伺いしました。 どうぞ悪しからずご理解頂けますようお願い申し上げます。