スローセックスは男性にとって身体に悪い？

質問

以前にアダム徳永さん（でしたか？）の本が店頭に並び、話題になりました。
そういえば、この頃は聞きませんね・・・

スローセックスは、貝原益軒の「接して漏らさず」と相通ずるものがあります。

でもそれは

男の性器は触れたり擦れば快感を覚え、徐々に体内の精液は自ずと、外部への放出を欲します。それが男の生理です。

けれどもスローセックスだと、射精はせずに終わる訳でしょ？

精液は行き場を失いますよね。逆流して膀胱とかの臓器に（一部であるにせよ）流れ込む心配はないのですか？

それと

精液を作り出すのは睾丸と（その一部は）前立腺も関係してくるわけですが
出たい出したいという人間（男性）本来の生理現象を抑えて（途中で止めて）しまう訳で。
それらの臓器への悪影響はないのか。

本当に、男性の身体にとって無害なんですか？

回答No.6

HAL007

貝原益軒の養生訓は、今流に言えば表の本。
江戸時代に多く売れたのは「黄素妙論」らしい。
ただし、元書は、医師の曲直瀬道三が1552年に、戦国武将の松永弾正久秀に書き送ったとされるもの
江戸時代に出版されたものは、その一部を使い挿し絵を多用したもので「黃素妙論-養生訓」のタイトルになった本を見たことがあります。

そのルーツは素女経だと容易に解るのが医心方の房内編に、黄帝（伝説上の皇帝）と、仙人の素女とが会話形式で奥義が書かれている。
房内編は後世の人が名づけたものだけど、素女経以外にも多数の書物（いわゆる閨房術）から編纂されている。
どれを見ても一貫しているのは射精を禁止していること。

なぜ禁止しているかは、明確な理由を読みを取れない。
ただ想像すると男がオーガズムを向かえると体力を酷く消耗する。
閨房術は、皇帝の世継ぎをいかにして作ると長寿が主眼に置かれて書かれているのでしょう。
例えば、周の宮制に付いて書かれた「周礼」には、后一人に始まり総勢121人のスケジュールが決められていた。
具体的には、新月に階級の低い御妻を一晩に九人ずつ９日間、次に世婦と嬪も一晩九人で４日。
夫人は１晩に三人、最後の十五夜の夜に后と言った具合。その後は、婦人、嬪、世婦、御妻へと逆順で戻って行くと言うもの。
ここで施射（射精）が許されたのは、夫人３人と后の１人の合計４人だけ。
他はどうして相手にしたのかと言うと、閨房術に書かれていることからの推測すると、
女性を逝かせることにより精気を吸い取り気を充実させることだったでしょう。
逆も真なりで女性が気を充実させるには男に施射させるとも書かれている。

本題のスローセックスに戻ると男もオーガズムに達し易い方法書いている様にも思う。
また、精液の話ですが、溜まれば夢精が起こるとも言われてます。
夢精は多く生産される若い時に良く見られるのもその根拠とされている。
夢精でなくても、朝一番の小水が泡立つ経験はないだろうか？
精液の主成分はタンパク質がなの泡立ち易いでしょう。
余ったものは知ら知らずに体外へ捨てられている。

男は射精すればオーガズムに達したと思われていると思います。
男だって、腰がピクピク痙攣して射精することだってある。
そんな射精をしたら全身から汗が噴き出し暫くは動きたくなくなる程疲れる。
そんなセックスしていては寿命を短くすると考えたのでしょう。
実際、好き放題に出来る立場の皇帝が毎晩の様にやっていたら目に見えてやせ細ったこともあったのだろうと思う。
千夜一夜物語にも、そんな話があった様に思うけど？