平均律的環境下での調ごとの色彩差についての疑問

このQ&Aのポイント
  • 音楽についての質問です。
  • 平均律的な条件下では、調ごとの色彩差は本当に表れるのでしょうか?
  • 音感の優れた人に訊いてみたいです。
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平均律的環境下で、調ごとの色彩差は表れるのですか?

音楽についての質問です。 音楽に詳しい人が「ハ長調は白色、ト長調は・・・」などと、何調かによってそれぞれ色彩が異なる、という話をされます。ただ、電子ピアノのような平均律的楽器では、それぞれの音の関係性が一定の比率になっているはずなので、はたしてそれほど違う印象になるのだろうかと。(たとえばカラオケだと機械的に音の上げ下げをしますが、まあ、もともとの音源がいいかげんだとは思うものの、僕の耳では色彩の変化までは感じられません) 「音感(能力)の差」と言われてしまえばそれまでなんですが、逆に「音感の優れた人」に訊いてみたいと思うのです。 「完全に平均律的な条件下で、調ごとの色彩差というものは本当に表れるのでしょうか?」

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  • Tann3
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回答No.1

 残念ながら、私は「音感の優れた人」でも「絶対音感のある人」でもありませんが。  なので、調整による色合いの違いは聴き分けられません。特に、電子楽器などは。調が変わってもほとんど音色が変わらないので。  でも、アコースティックの楽器の場合は、その曲の音域によって、調が変わると「音色感が変わる」ということがあります。ピアノでも、ハ長調で弾いた音階と、ト長調で弾いた音階とは、音色感が違います。  ですから、オリジナルの調を聞き慣れた耳で、他の調に移調して演奏すると、半音一音程度の移調では区別がつきにくいですが、4度、5度移調したものは、ちょっと違和感や居心地の悪さ、「あれっ?」という感じがするのではないでしょうか。「色合い」というよりは「響き感」なのだと思います。  また、オーケストラの場合、特にホルンやトランペットなどの「ナチュラル」楽器が自然倍音で演奏される場合には、調によって明らかに音色が変わります。  たとえば、ベートーヴェンの交響曲で言えば、第3番「英雄」の第3楽章の中間部のホルンの響き(変ホ長調)と、第7番の第1楽章や第4楽章の雄たけび(イ長調)とでは、かなり音色・音の張りが違います。  これは、調整による色合いの違いというのとは違う、オーケストラの音色感の違いということです。  近代、現代ものになると、ちょっと区別がつかなくなります。でも、リヒャルト・シュトラウスの曲は、そういう調による音色感が残っているまれな例です。

tralfamador
質問者

補足

ご丁寧な回答をありがとうございます。 たしかに「4度、5度移調したもの」となると、根音でしたか、基準音みたいなものが大きく変わるので、印象が変化するのは理解できます。 ふと思ったのですが、音色感ではなく、あくまで旋律(メロディ)を主体に楽曲を感得している人(まあ、僕のような凡人)は、移調した曲を聴いても「(メロディ自体は同じなんだから)特に色彩の変化を感じない」となってしまうのかもしれません。(音色感に敏感な、あるていど訓練されている人は、はっきり差異を感じるのでしょう) あと、「ホルンやトランペットなどの『ナチュラル』楽器が自然倍音で演奏される場合には、調によって明らかに音色が変わります。」というご指摘は(専門知識がないので、いまひとつピンときてはいないのですが)まったく気づいていなかった点なので、たいへん参考になりました。 例に出していただいたベートーヴェンの楽曲は、またあらためて聴き比べてみたいと思います。ありがとうございました。

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