• ベストアンサー

平均律と純正律の違いは凡人の耳でも聴き分けできる?

平均律と純正律の意味を最近知った者です。 まったく同じ曲をそれぞれの調律法で演奏したデータを聴き比べたのですが、あまり違いがわかりませんでした。 一箇所、明らかに響きの違う和音は見つけましたが、それ以外はどちらも違和感なく聴けたし、どこがどう違うのかわかりませんでした。 これって、絶対音感を持つ人のように、周波数の微妙な違いも聴き分けるような耳を持ってないとわからないのですか? そんな私は絶対音感持ってません。 日ごろ耳コピー演奏を好きでよくやり、音感はどちらかと言えば良い方だとは思いますが、絶対音感テストにあるような、同じ「A」の音でもわずかな周波数のズレとかになるとまったくわかりません。 純正律と平均律の違いを実感してみたいです。

noname#97479
noname#97479

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • TAC-TAB
  • ベストアンサー率76% (1921/2526)
回答No.1

音階ではほとんどの凡人?は聞き分けられませんが、和音なら体感できます。 多分、質問者さんは、ギターを弾かれると思います。 純正の協和音というのは、もともと自然界にある倍音を鳴らしたもので、当然によく溶け合います。クロマチックチューナーがあれば、ギターで純正な和音を簡易的に体験するのは簡単です。 まず各弦をチューニングメーターで完全に合わせます。 次に、第6弦の4フレットのハーモニクスを鳴らします。(実際は、4フレットより2mmほどナットより、3.9フレットあたりです。) これが、第6弦の開放弦ミ(E)に対する、純正長三度のG#(ソ#)の音です。 このときに、クロマチックチューナーなら、「G#」と表示され、かなり低いところを示します。(「もっと上げなさい!」という表示になるはずです。)もちろん糸巻きは触ってはいけません。 その表示を覚えておいて、今度は第3弦の1フレットの音ソ#(G#)を、覚えておいた表示になるように合わせます。本来のチューニングからかなり下がりますが、それで正解です。要するに第3弦1フレットのG#を第6弦Eに対する純正長三度に合わせるのです。そうしておいて、ローコード「E」を押さえ、ドロ~ンと鳴らします。非常に各弦が溶け合った柔らかい響がします。まるで6本の弦が1本になったような響です。この響が純正な協和音にかなり近いものです。いかがでしょうか?非常にマイルドな響に感じませんでしょうか?一流の弦楽合奏団が合奏でEコードを弾けばこんな風に響きます。 そして次にローコード「C」を押さえ、第5弦からドロ~ンと鳴らしますと、「これがC?」と思うほど濁った響がします。 せっかく「E」がキレイに響いても、「C」がこれでは、ギターとしては使い物になりません。ここから第3弦を少し上げると、また聞き慣れた「C」の響に戻ります。このときに第3弦の開放をチューナーで測定すると「G」と表示され、もとのチューニングになります。「E」を弾くといつもの「E」の響に戻っています。これが平均律の響です。特別に良く響くコードも無ければ、特別に聞き苦しく濁るコードもなくなり、「平均にまあまあ」な響となります。各音どれも平均にまあまあ合格点になるようにと微調整した結果が平均律ということです。 先ほどの体験のとおり、第3弦を少し下げた結果の、純正に近い「E」と、濁った「C」の響の違いが聞き分けできなければ、残念ながら純正ハーモニーを味わうことは不可能です。なお、上記の体験は、目分量で第3弦を下げても体感できます。第3弦は相当下げても「E」コードの響は濁りません。しかし、「C」を弾くとヒドイことになります。それで大体感じは分かると思います。

その他の回答 (1)

回答No.2

音として普通の人にはわからないと思います。私もそう思って聴くと違うと感じる程度、で、その程度では、判るのか? と言えば、わからない、……です。  しかし、ジャムセッションなどで、純正調を、使うと、とてもいい感じに響きます。(使ったのはヤマハのP80の純正調です)  演奏している調性の、純正調か、6度並行調の純正調を使うと効果がありました。  ただ、純正調とか言うと、周りの人が、戸惑ってしまうようでした。  だから、  もし、使っているとしても、演奏してる人は内緒にして「隠して」、使っているのではないでしょうか?  純正調が使えるキーボードがあったらほしいですが、  余談ですが、 最近の新製品の、安いキーボードに純正調が使えるものがないのが、残念です。  楽器メーカーは純正調プリセット、なぜやめてしまったのでしょうか。  残念ですねぇ、

関連するQ&A

  • 絶対音感の人が完全と認める純正律でのドレミの周波数は?

    30歳になって初めて平均率とか純正律というものを知った素人です。 ●平均率の矛盾を計算で説明すると 平均率での半音の周波数の比率は、1オクターブが半音12個分なので、2の12乗根となり、≒1.059463 となります。つまり、ドの周波数を 1.0 とすると ド♯ の周波数は 1.059463094・・・ となります。以降の説明でこの比率 1.059463094・・・ を h とします。同様に平均率では、   ミの周波数 = 1.0×(h^4) ≒ 1.259921050・・・   ソの周波数 = 1.0×(h^7) ≒ 1.498307077・・・ となりますが、ドミソがきれいにハモるためには単純な整数比でなければならず、純正律ではそれぞれ   ミの周波数 = 1.25 = 4対5   ソの周波数 = 1.5 = 2対3 となり、平均率と純正律では、数%ほど周波数が異なります。 ●そこで私の素朴な疑問 純正律での半音12個のすべての音階の周波数は、それぞれ幾つになるのでしょうか? その計算式を教えて下さい。念のため補足しますが、整数比を何回か掛け合わせて求めるようなこじ付けではなく、完全な絶対音感の持ち主が少しの妥協もすることなく完全な音階と認められるドレミファソラシドの周波数です。 もしかして ドレミファ・・・ と ラシドレ・・・ とでは微妙に周波数が違ってくるのでしょうか? あるいは、そのような完全無欠なドレミファ・・・は不可能なのでしょうか? クラシックの弦楽器が(ギターを除いて)みなフラットレスなのは、純正律で演奏するためと思いますが、実際の演奏ではどのような周波数で演奏しているのでしょうか? どうか、私の長年の心のモヤモヤを解消してくださいませ。 よろしくお願い致します。

  • 平均律の和音

    平均律では音が半音高くなると、周波数が12√2(2の12乗根)倍になると聞いたことがあります。 すると、完全4度上の音は(12√2)^5倍、完全5度上の音は(12√2)^7倍になりますよね。 http://www.piano-clinic.net/index.php?option=com_content&view=article&id=4&Itemid=29 しかし、このページの調律方法を見ると、同じ種類の和音であっても音高によってうなりの数が異なるようです。 なぜでしょうか?

  • 純正律音階と平均律音階の違いが実感できるCD

     ってありますでしょうか。オーケストラだとチューニングがたいへんでしょうし、純正律音階だと転調はたぶんできないとは思いますが、1つの曲を二通りに演奏して違いが実感できるCDはないでしょうか。ご存じの方教えてください。

  • 純正でない和音で演奏

    ピアノのように平均律を用いた楽器でない限り、基本的には純正な和音で演奏をすると思いますが、あえて純正でない和音を使うことはありますか? 例えば、特定の完全5度の和音をあえてウルフトーンで演奏する、といった具合です。 あるいはビブラートをかけて純正な和音をわざと崩すとか。

  • 第2弾: コード毎に調整すれば、絶対音感の人も完璧と認める音程で1曲全ての演奏が可能か?

    まえの質問の 『絶対音感の人が完全と認める純正律でのドレミの周波数は?』 ですが、この悪夢の疑問の泥沼にはまっていたのは十数年前で(歳がばれる)、本当に疑問に思っていたことはちょっと違っていました。 今思い出しました。すみません。 ●本当に疑問だったこと その1 3音の和音なら完全にきれいに響く和音ができることと、曲にはどの瞬間にも必ずコードがあること、この2つのことを考えると、 『コード毎に音程を調整しながら演奏すれば、1曲の最初から最後までの全てを完全に純正律で演奏することが可能なのではないか?』 でした。 「完全に純正律で」とは理屈の上での純正律ではなく、絶対音感の持ち主の人が 完全! 完璧! と認める音程での演奏のことです。 ●本当に疑問だったこと その2 仮に上記「その1」の答えが YES だとした場合、それぞれのコード間の音程の比率はどのようになるのでしょうか? その計算式を教えて下さい。 もしかしたらコード進行によって、つまり同じFのコードでも、たとえば C→F の場合と G→F の場合とでは、同じFでも微妙に音程が違ってくるような気がするのですが、その辺の解説とか、コード進行ごとの計算式とか、 ・・・・・ 望み過ぎですね。 音楽の才能も絶対音感もない平凡なサラリーマンを、どうかお救い下さいませ。

  • 絶対音感はどのくらい必要?

    こんにちは。将来音楽方面に進もうと思っているのですが、絶対音感がどの程度必要かわからず困ってます(>_<) とりあえずの程度の絶対音感(4和音聴音とか新曲視唱などの)なら持っていると思うのですが、例えば純旋律と十二平均律の音の違いとか、そういったものはわかりません。 6歳くらいまでに音感教育を受けていないと身につかないと言われたのですが、私程度の絶対音感でどれくらいまで通用するのでしょうか?一流の人たちは皆すごい耳を持っているのかな? よかったら教えてください(>_<)!

  • 純正率は、なぜ廃れた?

      q=634552 に触発(?)されて、便乗質問です。 中世には使用されていた純正率が、現在では全く使用されないのはなぜでしょうか? 各音階の周波数が等比級数なので、自由自在に移調できる、平均率のメリットはじゅうぶんに理解しているつもりですが、反面、平均率では、和音の各構成音の波長が単純な整数比にならないから、純正率に比べると響きが美しくないですよね? 音階が固定されている、管楽器や鍵盤楽器には純正率は不向きかもしれませんが、バイオリン等の弦楽器やシンセサイザ等の電子楽器なら、音階は自由に「創れる」ので、純正率を使用する試みがあってもよいと思うのですが。(私が知らないだけ?) # 演奏家の立場からすると、幼少の頃から培ってきた感覚がズレるのは嫌なんでしょうか?  

  • 平均律的環境下で、調ごとの色彩差は表れるのですか?

    音楽についての質問です。 音楽に詳しい人が「ハ長調は白色、ト長調は・・・」などと、何調かによってそれぞれ色彩が異なる、という話をされます。ただ、電子ピアノのような平均律的楽器では、それぞれの音の関係性が一定の比率になっているはずなので、はたしてそれほど違う印象になるのだろうかと。(たとえばカラオケだと機械的に音の上げ下げをしますが、まあ、もともとの音源がいいかげんだとは思うものの、僕の耳では色彩の変化までは感じられません) 「音感(能力)の差」と言われてしまえばそれまでなんですが、逆に「音感の優れた人」に訊いてみたいと思うのです。 「完全に平均律的な条件下で、調ごとの色彩差というものは本当に表れるのでしょうか?」

  • 調律師について

    オークションで調律をします(調律の仕事を出品している)という調律師さんに、次のような質問をしました。こんにちは。調律の方法についてですが、調律は12平均律でしょうか?それとも純正律でしょうか?若しくは両方対応できるのでしょうか?また、調律をするに当たり道具(チューナー等)は使われますか?それともご自分の耳のみで合わせるのでしょうか?もしご自分の耳で調律され、且つ12平均律で調律される場合は、誤差は最大で何セント程度になるでしょうか?よろしくお願いします。  これって失礼な質問だと思いますか?私としては、しっかり調律して頂きたいので技術的な質問をさせて頂いたのですが・・。他の調律師さんは丁寧に答えてくださいました。私にはどう考えてもこの調律師は技術力が無い方だとしか思えないのですが・・みなさんはどう思いますか?

  • ピアノの調律

    ピアノの調律は,どのような手順で行われるのでしょうか. ピアノは平均律で調律されているといわれています. そうだとすれば,例えば,次のような手順で行われるように推測されるのですが,正しいでしょうか. 最初に例えば,Aの音を例えば440Hzに合わせ,この音の2の12乗根倍の周波数をC#に合わせ,このようなやり方で,残りの12音をすべて調律しその後,それぞれ音のの1オクターブ,2オクターブ,...上,あるいは下の音を調律していく手順ですべての音を調律していく. このように調律された音は,例えば完全五度,完全四度,長三度などは,きちんとした和音にならないはずです. しかし,実際の調律されたピアノは,完全五度,完全四度は,部分的には少なくともきちんとした和音のように聞こえるのですが,一体どのように調律されているのでしょうか.

専門家に質問してみよう