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中国語の机

簡体字では機は机と書くそうです。 それでは、中国語には元々、デスクの意味の 机 という字は無かったのでしょうか。

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  • ベストアンサー
  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.4

■「中国語には元々、デスクの意味の 机 という字は無かったのでしょうか。」    ・・・ ありました。 ------以下に補足します------------------------------------- 1.白川静「字統」140頁 机〔几〕の項 参照・・・以下に要点 「説文解字」一四上 両端に足のある台。「踞几なり」坐几をいう。 「詩経」にこれにあるいは几を授くとあり。 机を「説文」六上に 楡に似た木の名とするが古くから几の意に用いられている。 荘子に机は几の繁文でひじかけ とあり。 *ネット字書数点に当たると 3.台湾の教育部(文部省に相当)編纂辞書 に以下のようにあります。  http://dict.revised.moe.edu.tw/cgi-bin/newDict/dict.sh?cond=%C9%F3&pieceLen=50&fld=1&cat=&ukey=249413770&serial=2&recNo=1&op=f&imgFont=1  机  部首 木 一種似榆樹的樹木。焚燒後可做稻田的肥料。廣韻˙平聲˙脂韻:「机,木名,似榆。」山海經˙北山經:「北山經之首,曰單狐之山,多机木,其上多華草。」郭璞˙注:「机木似榆,可燒以糞稻田,出蜀中。 すなわち:楡の木の仲間.焼いて肥料として可.古典の「廣韻」「山海經˙北山經」「郭璞˙注」にあり。 4.同上 台湾の教育部(文部省に相当)編纂辞書  http://dict.revised.moe.edu.tw/cgi-bin/newDict/dict.sh?cond=%A4L&pieceLen=50&fld=1&cat=&ukey=711655440&serial=1&recNo=11&op=f&imgFont=1  几  部首 几 部首外筆畫 0 總筆畫 2 小桌子。如:「茶几」、「几案」、「憑几」、「窗明几淨」。 →小さな卓。茶卓 書見や書き物用のつくえ 脇息 明窓浄机。 ---------------------------------------------- ★上記から雑駁に言えば       机 なる文字は中国古典以来存在する。       几 と同意。   といえます。 ★手元の資料とネットで当たった範囲では   机 が国字であるとするものはありません。 ★現代中国語では   几は幾の簡体字 机は機の簡体字 でそれぞれの意味を持つ。   つくえ の意が生きている用法は 上記4にある「茶几」等の例であり       これらは 幾が簡略化された几でなく 本来の古典的几。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 机 は元々中国にあった字であるが、簡体字を作るとき、機 の簡体字として 机 を採用した。ということですね。 机 という字を見たとき、機 の簡体字なのか、本来の 机 なのかが分からないことになりますが、日本でも新字体を作るとき同じようなことをされてますから不思議なことではないですね。

その他の回答 (4)

  • yanhua
  • ベストアンサー率72% (508/701)
回答No.5

No.4です ご丁寧なお礼を恐縮です。 簡体字を作った当時 基準をいくつか設定しましたが 一部には酷い(思い付きのごときものや便宜的)のもあります。 中には 發も髮も 発音が同じことから→ 发 にしたなどもあり。 言語の発展変化の一端とも言えますが 簡体字化は政策的人工的なもので 極端な変化が含まれていると言えます。 その証に 何回かの見直しがされています。 簡体字で同じ文字になったとしても ・主として動詞や副詞として働く文字と  名詞として働く文字 の同居ならば区別がつき易く混同は避けやすい。 ・古義の類は文章の中では区別がつく。 などにより 実用上の混乱は僅少と見て良いでしょう。 古義の問題を持ち出すと繁簡を超えて さらに問題が広がります。 ついでに: 簡体字では かなりの文字で漢字本来の持つ象形の要素が破壊されているために  漢語文化の継承に不都合であり好ましくない 繁体字に戻すべしとの意見があり ます。 ・2009年 季羨林の「繁体字を回復する」という提案  ・ 同年 全国人民代表大会他で「小学校での繁体字教育」の提案 ・王力群が「繁体字に戻ることは時代に合わない」として反論 最近はコンピュータにより繁体字も簡体字も行き来は容易なので 中国での繁体字公認案は 台湾併呑策に有効との見方をする人もいるような。

ahkrkr
質問者

お礼

説明ありがとうございました。 参考になりました。

  • nebnab
  • ベストアンサー率34% (795/2317)
回答No.3

ちょっと横道にそれますが... >日本で使っている 机 という漢字は日本で作られた字、国字ということですね。 いいえ、「机」は国字ではありません。 漢和辞典をお持ちでしたら引いてみてください。 「机」は古代中国語では木の名前だそうです。 http://www.zdic.net/z/1b/xs/673A.htm http://www.zdic.net/z/1b/kx/673A.htm 現代中国語では「机」を使わなくなったので発音が同じ「機」の簡体字に当てたのではないでしょうか。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、机 という漢字は元々中国にあったが、あまり使われてなかったので、簡体字を作るとき、機 の字の簡体字として 机 を使ったということですね。よくわかりました。

回答No.2

中国語の「桌子 zhuo zi 书桌 shu zhuo 办公桌 ban gong zhuo」は日本語の「机」の意味です。 実は中国語にはデスクの意味の[ 几 ji ] という字がありますよ~その「机」じゃなくて、この「几」です。 例えば「茶几 cha ji 」は(茶器をのせる)小型のテーブルです。 だから、ahkrkrさんが言うとおり、中国語には元々、デスクの意味の 机 という字は無いです。

ahkrkr
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 > 中国語には元々、デスクの意味の 机 という字は無いです。 ということは日本で使っている 机 という漢字は日本で作られた字、国字ということですね。 それが偶然、中国で作られた簡体字と同じ字体になったということですね。

回答No.1

この机も使えるが、几をよく使います。 例えば、「茶几」。

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