古文の現代語訳、教えてください!
住吉の堂の壇の石取りに紀の国にまかりたりしに、和歌の浦の玉津島に神の社おはす。
たづねきけば、「衣通姫のこのところをおもしろがりて、神になりておはすなり」と、かのわたりの人言ひ侍りしかば、よみて奉りし
年ふれど老いもせずして和歌の浦にいく代になりぬ玉津島姫(国基集)
かくよみて奉りたりし夜の夢に、唐髪あげて裳唐衣きたる女房十人ばかり出できたりて「嬉しき喜びに言ふなり」とて、取るべき石どもを教へらる。
教へのままに求むれば、夢の告げのままに石あり。
石造りして割らすれば、一度に十二にこそ割れて侍りしかば、壇の葛石(かづらいし)にかなひ侍りにき
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これを現代語訳してみました。
(住吉大社のお堂の土壇の縁石をとりに紀の国へ行ったところ、和歌の浦に玉津島神社があった。
訪ね聞いたところ、「衣通姫がこの場所を気に入って神となった」と近所の人が言ったので、歌を詠んで玉津島明神に奉った。
年を経たが老いもしないで和歌の浦に鎮座して幾代になるのだ、玉津島姫よ。
こう詠んで奉った夜の夢に、唐髪あげて裳唐衣きたる女房が十人ほど出てきて「たいへん嬉しく喜んで●●●」と言って、壇の石にちょうどいい石を教えてくれた。
教えられたとおりにすると、夢のお告げのとおりに石があった。
●●●して割らせると、一度に十二片に割れ、壇の葛石にちょうどよかった。
(1)「嬉しき喜びに言ふなり」の「言ふなり」はどう訳せばいいのでしょうか。
(2)「石造りして」とはどういうことでしょうか。
(3)ほかにおかしいところがあったら教えてください。
よろしくお願いします。