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お勧めの小説
小説を読むことが好きなのですが最近食傷気味で、自分の趣味とは違う作家の小説が読みたくなってきました。 そこで、あえてジャンルは絞らず皆様が思うがままお勧めの小説をお教えください。 出来れば (1)作者 (2)『作品名』 (3)出版年 (4)お勧めの理由 を教えていただければありがたいです。 面倒ならば作品名だけでも結構ですので、よろしくお願いいたします。
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- mitionann
- ベストアンサー率100% (6/6)
私も本が好きで、毎日図書館通いしてます。 ジャンルを問わず、常時5~10冊借りて、気に入ったものだけ、再度借り直したりしてます。 ところで、小説で面白かったものですが、 数え上げられないほどたくさんありますが、 例えば、「五輪の薔薇」などはどうでしょうか? 上下巻で1300ページありますが、最初から引き込まれて、 最後まで一気に読んでしまいました。 (1)作者 チャールズ・パリサー (2)『作品名』 五輪の薔薇 (3)出版年 1998年 早川書房 (4)お勧めの理由 私だけでなく、多くの人が絶賛しています。 1998年のベストミステリーで、その年に日本翻訳出版文科賞を受賞しています。 ミステリー小説のジャンルには収まりきれない、極上の小説ですよ。
- oignies
- ベストアンサー率20% (673/3354)
1)樋口一葉『たけくらべ』(明治くらい) おすすめの理由は、文章が日本語としてきれいで日本語のよさ が楽しめる。女性作家のものということで、男性作家がかくもの に食傷気味の時には特におすすめできる。少年と少女のこころ の交流が新鮮に映ると思う。 2)新井素子『ねこになりたい』(1980年代くらい) おすすめの理由は、かるい文体でかかれていてよみやすいの と青年期のこころにしっくりくる内容だから。 3)シェークスピア作品集(訳はいろいろあるが白水社のものを おすすめ、書かれた年代は、15世紀か16世紀くらい) 戯曲なので、小説に食傷気味の時には特におすすめできる 登場人物の機智にとんだセリフからは、人生の本質、人間の 本質についてうるとことがおおい。 4)中島敦作品集 短編作家としてなだかい。知名度は、さほどでないが、知る ひとぞしる名文家。
お礼
>2)新井素子『ねこになりたい』(1980年代くらい) おすすめの理由は、かるい文体でかかれていてよみやすいの と青年期のこころにしっくりくる内容だから。 そういった軽い文体での表現非常に好みです。私も文章を書くのが好きですが、軽い文体でひきつけるような文章でも表現が最も難しいものであることが身に沁みます。読んでみたいと思います。 >3)シェークスピア作品集(訳はいろいろあるが白水社のものを おすすめ、書かれた年代は、15世紀か16世紀くらい) 戯曲なので、小説に食傷気味の時には特におすすめできる 登場人物の機智にとんだセリフからは、人生の本質、人間の 本質についてうるとことがおおい。 シェークスピアには以前、英語のものに挑戦したのですが、途中で挫折。意味は取れるけれども、結局頭の中で日本語訳しながら読んでしまい、これだったら最初から優秀な訳者が翻訳してくれたものを読んだ方がいいなと思い、「ロミオとジュリエット」は読みました。私は英語の勉強の一環で、英語の学術文書を精密に日本語訳するといったことをしているのですが、それでもシェイクスピアは訳せません。おすすめが白水社とのことで目を通してみたいと思います。 回答ありがとうございました。
- guess_manager
- ベストアンサー率33% (1175/3512)
最近の人はあまり読んでいなさそうなものをあげてみますね。 リチャード・ブローティガン「アメリカの鱒釣り」(1967年)なんてのはどうでしょうか。47の短編が収められた小品です。私が、その最後の文章をそらんじることのできる唯一の小説です。 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E9%B1%92%E9%87%A3%E3%82%8A-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AC%E3%83%B3/dp/4102147020?tag=chrome00-22 映画「Stranger than Paradise」や「No Country」に似たテーストを持っています。アメリカの、陰鬱で底抜けに明るい、頭を猟銃で撃ちぬく時の乾いた音が聞こえてくるような作品です。これを読むと、村上春樹の文体は湿気でカビが生えているように感じてしまいます。 有名なものでは、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」もすごい作品です。 http://www.amazon.co.jp/%E7%99%BE%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%AD%A4%E7%8B%AC-Obra-Garc%E3%80%93-M%E3%80%93rquez-%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AB/dp/4105090119?tag=chrome00-22 読んでいくと、彼の「魔術的」とされる世界にぐいぐい引き込まれます。読み終わった後、一気に100年の歴史を生きたようにリアルに感じ、異常な疲労感を覚えました。 人生にユーモアが必要だ、と感じたら、スタニスワフ・レムの「完全なる真空」はいかがでしょうか。 http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%81%AA%E7%9C%9F%E7%A9%BA-%E6%96%87%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%86%92%E9%99%BA%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%A0/dp/4336024707?tag=chrome00-22 架空の本について書かれた書評集という体裁をとっており、メタ文学というのでしょうか、日本なら筒井康隆が毒を織り込んで書きそうなジャンルですが、もっと知的なバカバカしさに興奮させられます。 文学の歴史と、人間のセックスへの観念の発達をオカルティックなものに足を踏み入れつつ、極めて誠実な常識人の視点から読み解いた、コリン・ウィルソンの「性のアウトサイダー」も強烈です。とにかく奇怪な人間が登場するのですが、三島由紀夫と美輪明宏のエピソード(パーティーで美輪に「あら、あなた小さくでどこにいるのか見えなかったわ」と言われてボディビルに励んだ)とか、シェルドレイクの共鳴場、お互いの性にトランスジェンダーする情熱が進化の源泉だと主張するゲイの怪人の話しなんかも最高に面白いです。 http://www.amazon.co.jp/%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4122050294?tag=chrome00-22
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >生にユーモアが必要だ、と感じたら、スタニスワフ・レムの「完全なる真空」はいかがでしょうか。 私としましても、常日頃からユーモアのある人間を目指す凡庸な人間ですからそういった小説は大好物です。 >コリン・ウィルソンの「性のアウトサイダー」も強烈です。とにかく奇怪な人間が登場するのですが、三島由紀夫と美輪明宏のエピソード(パーティーで美輪に「あら、あなた小さくでどこにいるのか見えなかったわ」と言われてボディビルに励んだ)とか、シェルドレイクの共鳴場、お互いの性にトランスジェンダーする情熱が進化の源泉だと主張するゲイの怪人の話しなんかも最高に面白いです。 三島由紀夫のボディビルのエピソードは非常に興味深いですよね。三島文学にはほとんど目を通し、一時期没頭していました。あの常にコンプレックスを抱いでいたんだろうなということを常に作品にこもってますよね。そういったエピソードとの連関関係にあるこの作品も読んでみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 アマゾンなどで書評レビューを軽く見てみましたが、大変面白そうですね。 読後の寒気をかんじるなど興味を引く感想などもあり、図書館などでチェックしてみたいと思います。 ありがとうございました。