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「プロタゴラスの両面の真理」とは

 「プロタゴラスの両面の真理」とは どの様な意味でしょうか。  学生の私にも分かりやすい意味で教えて下さい。  宜しくお願い致します。

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  • ddeana
  • ベストアンサー率74% (2976/4019)
回答No.1

ソクラテスは、「世の中に自分の命より大事なものがひとつだけある。それが真理だ」と言いました。弟子であるプラトンもその考えを引き継ぎました。 この二人の考え=「真理の絶対性、真理はひとつ」に対して、プロタゴラスの考えは「真理の相対性 真理はひとつにあらず」というものです。 プロタゴラスは「人間は万物の尺度である」という有名な言葉を残しています。人間が判断する尺度というものは個人によって違い、判断基準に絶対的な共通認識というものはない。よってどんなものにも真理はひとつだけではないということです。これが「両面の真理」と呼ばれるものです。 わかりやすい例をあげましょう。 1.目の前に絶対食べなければいけない料理があった場合、大好きな食材から食べますか? 嫌いな食材から食べますか? どちらから食べてもその人なりの判断理由があり、それゆえにどちらも正しい選択であり、その人にとっての真理となりうる。 2.風というのは冷たいものか、温かいものか?(プロタゴラス論) ある人にとっては冷たく感じ、別のある人にとっては温かく感じるものなので、風自体が冷たいか温かいかに答えはない。つまり冷たいと感じる人にとってはそれが正解であり、温かいと感じる人にとってもそれが正解なのである。

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