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イソニアジドの窒素原子について
イソニアジドの構造中には窒素原子が3つありますよね。 1.ピリジン骨格内の窒素 2.アミド部分の窒素 3.側鎖末端のアミノ基の窒素 この3つの窒素の中で塩基性の大小を比べるとどういう順になるのでしょうか? 2.のアミド部分の窒素に関しては、共鳴の関係から塩基性を示さないために、一番塩基性が弱いとわかりますが、1.と3.の窒素の塩基性の大小が私には判断できていません。 考え方についてご意見をお願いします。
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ピリジンがアンモニアより弱い塩基です。 ピリジンの窒素原子が sp2 のためです。 3.は、隣の2.の影響はほとんどありません。 もっと微妙な場合は、データが多そうな近い構造のもので比較します。 3.なら、酢酸ヒドラジドで代用するといいでしょう。 (よりデータの多い英語名で検索するといいですよ)
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回答ありがとうございます。 アミドの共鳴の影響で、末端のアミノ基の窒素の電子密度に影響があるのかな、と考えていました。 (アミドの窒素がカチオンになるので、アミノ基の電子が引っ張られるのでは?、と) ですが、おっしゃる通り、塩基性を考える上では、 ピリジンの窒素はsp2で、アミノ基の窒素はsp3の混成軌道も関わるので、塩基性の強さは アミノ基 > ピリジン >> アミド の順になりそうですね。 助かりました、ありがとうございました。