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古文、漢文の文法の勉強法
高1です。 古文、漢文が読めません、というか古文、漢文の文法が全くわかりません! あんなに多くの事項を覚えるなんて無理・・・。 何か効率的な勉強法はありませんか? 今手元にあるのは「新精製古典文法」と「新明説漢文」です。 問題集はないです。
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僕も参考書に関してはNo.2の方が推奨される『古文研究法』と『漢文研究法』をお勧めします。 けれども「勉強の仕方と発想」は他の回答者の方々とは少し異なりもします。 質問者様か「なぜ『文法』を学ぶのか」と考えたことがおありでしょうか?。小学校ならば3年次以後で国語で文法の学習をチラチラと始めます。用言と体言、品詞の種類と性質や活用形と活用形のパターンといった事細かな部分を体系的に説明しようします。こんな方法では「文法なんて大嫌い」とアレルギー反応を示してしまうのも当然の話です。でもちょっと待って下さい。中学校に入って初めて「文法を学ぶ」科目があります。 「英語」という未見の教科目の世界に脚を踏み入れていくわけですから、文章を読んだり書いたりする時の「手掛かり」が必要となります。そのために「文法」なる抽象的で厄介で何やらわけの分からない概念や定義を「憶えようとして」余計に混乱もしてしまうとの悪循環に陥ってもしまいます。 けれども、こうした発想を捨てて「文章を読むための手掛かりやヒント」として「文法の意味」を考えてみたらどでしょう。野球やサッカーなどのスポーツ競技にはルールがありますよね?。では「なぜルールがあるのか」と考えることと同じです。もしスポーツ競技にルールというものがなければ、競技としては成り立ちづらいはずで、その「ルール」はガイドラインと同じです。 おそらく質問者様は古文・漢文と同様に現代文にも苦手意識をお持ちのことでしょう。その理由も判ります。御自身の頭で考えてしまって、文章の書き手の目線で文章を読んでいないから文脈の流れを把握することに苦労してしまう。そこに書かれている言葉を辞書的に理解しようとするから、書き手の定義を見落としてもしまう。むしろ逆に考えて「そこで使われている言葉の意味は全て文中にある」と考えてみる必要もあります。 辞書に訳語を求めれば、「春は曙」の現代語訳は「春は明け方の空の光景に風情や趣がある」となりますが、これでは味気ありません。清少納言がこの一節で語らんとしているのは、春夏秋冬それぞれの季節を象徴的に現す光景を採り上げているのであって、それは彼女の感性に基づくとしかいいようもありません。 こうした「文章理解」に臨む基本的な形として、僕は先ず「全体を通して」呼んでみるとのステップから入ります。最初から節枝末葉にこだわっても書き手の意図を的確に読み取れるとは限りませんから。 そして次に「段落と段落」「文と文」「言葉と文」「言葉と言葉」それぞれの受けと掛かりに着目して「慎重に」読み直します。この時に「文法」があれば有効な手助けとなります。 無理に憶えようとするから「効率的な」との本来の使い方と異なる言葉の使い方もしてしまう形になってしまいます。論理的に考えるから効率的に文章を読むことも可能になる。 実際の国語科も社会科も「理系あたま」の発想で見直してみると、本当に良くできている問題に出会うことも珍しくはありません。 三年間を通して『古文研究法』と『漢文研究法』(共に洛陽社刊)を徹底的に使うことで十分に実力を養えると存じます。
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- TANUHACHI
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高校の1年生といっても既に受験体制には入っているはずです。そうした状況を踏まえて提案するならば、「暗記」ではなく「理解そして考えること」に重心を置くことが必要です。 入試問題を採点する側からすれば、暗記しているデータだけをそのまま答案に書かれても、意味を酌み取ることがとても困難であり、仮に入学してきた後でもそうした学生を僕はバンバンと撃墜してもいます。 理由は簡単。「問題に対して、自らの見解に至る過程を説明できず、それによって見解の正当性に疑義を生じる」以外の何ものでもありません。 数学や物理の答案でも、「○○の定理」や「~の原理」などと書かれただけでは、「きみ、何言いたいの?」と質問せざるを得ない。それほどに「記憶するだけ」との姿勢は無責任であり不勉強の代名詞ともいえます。 「憶えること」はそれこそ基本的な事柄だけで最初は良いのです。古文の単語でも全部を憶えようとして無理をするから中途半端な形になってしまい、そこで投げ出してしまうこととなります。それならば「逆の発想」をすれば幾らかは負担も軽くなるはずです。「標準」に対し「例外」を探すとの作業です。 「君に良い昼」は上一段活用を示すたった10ヶの動詞(着る・見る・似る/煮る・居る/率る(ゐる)・射る/鋳る(いる)・干る/乾る(ひる)をもじった語呂合わせです。 同様に「ラ変動詞」も4つ、「ナ変」も3つ、「サ変」が2つ、「カ変」に至ってはたったの1つです。そして後は「作品の書き出し部分」を何度か音読して暗記してしまう。これは読み方と同時に言葉をリズムに乗せたらどうなるかとの実験ともいえます。殆どは七五調や五七調ですのでリズムと同時にテンポも出すことができます。書かれた物を言葉に出して読むことは、歌を口ずさむことにも似ていて、今なら差し詰めラップやアップテンポで乗りも良いことから、自然に身体が動き出すAKBやサザンの曲にも似ています。 下手に勉強しようなどとスケベ心や下心を出してしまうから、相手は益々遠離ってしまうともいえます。喩えは俗っぽいかもしれませんが、恋人を作るにはどうすれば良いかとの問題とも似ていると思えませんか?。相手の気持ちを知るにはどうすれば良いかと考えてみれば、貴方独自のアプローチの仕方も見いだせるのではありませんか?。「より的確に気持ちを相手に伝える」にはどうすれば良いだろうかと考えませんか?。 もしラブレターを書くとしたら、どうしますか?
補足
>もしラブレターを書くとしたら、どうしますか? ラブレターなど書かないので、わかりません。 そして僕は暗記したものを古文の記述でそのまま書いたりしません。それを基にして、自分なりに工夫します。 意味を問う問題だったりしたら仕方ありませんが。
>文法が全くわかりません! 解らなくても結構です。 但し、高1ということは、期末試験やらなにやらありますよね。 点数を稼ぐのなら、英単語や日本史の年号、化学記号と同じで、試験範囲をセッセと棒暗記しましょう。 内容はどうでもいいですから、教科書に書いてある通りに暗記しましょう。 昔から門前の小僧習わぬ経をよむ、と言われます。毎朝和尚さんのお経を聞いていればそのうちに憶えてしまいます。 80点は無理でも60点まではなんとかなるでしょう。 入試も60点取れれば合格です。 憶えるのには何度でも繰り返す以外に方法はありません。 ここは手抜きをしようと思っても脳細胞がいう事をききません。 好きでもない古文や漢文の文法をマスターしようと思うとシンドイです。 理解して、マスターして理屈で憶えようと思うから絶望的になります。 もし、古文や漢文に興味があるのであれば、数多く読むことです。 幸い、原文と現代語訳を並記した本が、岩波文庫や講談社学術文庫で沢山出版されています。 新聞や小説を読んでいて、文法が解らないから意味が解らないなどということがありますか? 文法が解らないからメールが打てませんか? 文法というものは、こういうものです。 学問として取り組むときに必要となる道具です。 頑張って下さい。
お礼
やはり読むことが一番いいんですね! 有難うございました。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
辞書のことを忘れていました。漢和辞典ならば角川書店から刊行されている『新字源』古語辞典ならば同じく角川書店刊の『角川全訳古語辞典』もしくは『角川新版古語辞典(ワイド版)』をお勧めします。 共に「読んでおもしろい辞書」です。
補足
すみません、辞書は学校で買わされました。
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
古文は試験のための勉強と昔の文学を読む勉強と両方あると思うのですよね。 文法というのは品詞分解して訳せという問題だと思うのですが、これは出る問題が大体決まっています。だからおぼえ切ることはできます。 古語辞典の最後に助詞と助動詞について分類してあるので、これの種類と意味を丸暗記することです。「なり たり り」「ず き けり」というふうに。(もちろん文法の教科書でもいいです)特に係助詞は必ず出ます。あとは「ず」と「ぬ」など活用形が紛らわしいのは決まってますからそれの判別法をおぼえることだと思います。 しかしそれだけでは退屈ですよね? そこで古典名作とその現代文訳を両方載せた参考書がたくさん出ていますからこれを買っておもしろそうな所を読むといいです。話の内容を知っているのと知らないのでは大きな違いです。これは楽しんでしかも教養になります。この文がなぜこういう意味になるの?と疑問を感じた所は解説を精読すれば良いでしょう。辞書も引いて。 漢文は… 教科書のアンチョコ本でいいのでは。
お礼
ワードハンティングということですね! 現代文は小説を使ってやっていたので、古文でもやりたいと思います。 有難うございました。
- LN-TF
- ベストアンサー率53% (320/596)
古文と漢文とでは勉強法を変えると良いでしょう。 その前に、心構えを。 漢文は、本来日本語ではありません。それを色々の約束を設けて、いわば無理矢理日本語(のようなもの)にしたのです。 従って、或る意味では英語や独逸語などを覚えるように文法規則を覚えないと判りません。 古文の方は一応日本語ですが、高等学校では平安時代の文章を中心に下って鎌倉時代、室町時代、江戸時代の文章や逆に昇って奈良時代や上代の文章を学びます。 平安時代と現代とでは千年以上の時が過ぎています。その間に日本語も随分変わりました。流石に平安時代に「男」といったものが「女」になったり「目」といったものが「口」になったりはしませんが、「をかし」という言葉は現代の「おかしい」とは全然違う意味に使われます。 従って、どうしても理屈抜きに丸暗記せないといけないものも沢山出てきます。ただ、これを無理矢理に憶えるのではなく整理して系統的に憶えるとかの工夫はできます。が矢張り結局は憶えるしかありません。 お手持ちの参考書については記者は知る処がありませんが、比較的親切でわかり易いと定評のある古文の参考書を一つ紹介しておきます。昔の参考書ですが、一年生であるので直に大学受験に直結させる必要もないと思いますので。 小西甚一「古文の読解」(ちくま学芸文庫) 先ず、これを一冊やって見て下さい。中に書いてある事で「今」の事が「今」じゃあないかも知れませんが、そんな細かい事に拘らないでやってみて下さい。但し、「古文の読解」にある入学試験の事情はすっかり変わってしまっているので、そのままでは使えません。これは注意しておきます。 これを1冊やってある程度自信がついたら、同じ著者の「国文法ちかみち」洛陽社をやると良いでしょう。 更に上級が必要ならば「古文研究法」洛陽社なのですが、進路が理科系や工科系や医科系ならばそこまでは必要ないと思います。 漢文ですが、先ず肩の凝らない易しい本を一つ読んでみて下さい。 多久弘一「漢文楽話」(ちくま文庫) 版元品切れになっていますが、アマゾンあたりではまだ入手可能です。 これは細かい句法とか文法の話は殆ど出てきません。これで見通しをつけましょう。 多久弘一「故事成句で中国を読む」(ちくま文庫) これで漢文常識を養って下さい。 ここまで基礎かためが出来ていると、大分違うと思います。 それからしっかりした小型の漢和辞典を持ち歩き、こまめに漢和辞典をひいて漢字に対して正しい知識をもつようにして下さい。 三省堂の「新明解漢和辞典」あたりが良いでしょう。 漢文の場合センター試験で終りなのか受験まで必要かによって勉強法がかなり違いますのでそれを心得ておいて下さい。 参考になれば幸いです。
お礼
手順まで細かい説明、有難うございました。
- bgm38489
- ベストアンサー率29% (633/2168)
漢文に強くなるには、漢詩に親しむべし。漢詩に親しむには、詩吟を始めるべし。 …とは、詩吟の会へのお誘いになりますが、私の属する関西吟詩文化協会のサイトをご覧になるだけで、漢詩には強くなると思います。 http://www.kangin.or.jp/ginei_f.html
お礼
な、なんか難しい文ばかりですね・・・。 でも使わせていただきます。 有難うございました。
お礼
根本的な考え方が間違っていたんですね。 これを機に見直してみたいと思います。 有難うございました。