• ベストアンサー

6600V配電線は接地系or非接地系?

自家用電気工作物のメンテ会社に転職しました。 6600V配電線で電力会社から受電していますが、これは接地系ですかそれとも非接地系ですか? 完全地絡で数アンペア流れるように設定されていると聴いたことがあるので接地系だと思いますが昔から配電線は非接地系だと言われていたような気もします。 (この質問は会社の上司、先輩が回答出来るレベルを越えています。)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#226603
noname#226603
回答No.1

一般に6.6kV配電線の場合、四国電力管内はペテルゼンコイル(PC)を用いたリアクトル接地方式で、その他は非接地方式です。 四国地区がリアクトル接地方式を採用している理由ですが、負荷が点在する(まあ人口密度が低い)ため他の地域よりも対地静電容量が大きくなり、1線地絡事故時には大きな地絡電流電流が流れるためこれを補償するためとされています。 ただし、全てが上記には当てはまりませんので、特に動作位相切替スイッチを有する方向性地絡継電器の設置・運用に関しては管内の電力会社に確認される事をお勧めいたします。四国電力以外でも山間部などでは6.6kV配電線にリアクトル接地方式を採用しているケースが稀にあるからですが、動作位相切替スイッチを接地方式に合わせないと最悪は不動作の恐れがあります。 中性点接地する目的ですが、健全相の対地電圧の上昇を抑制する、時の地絡異常電圧の発生を防止する、電路とそこにつながる機器の絶縁レベルの低減するため、保護継電器の動作を確実にするためなどが上げられますので >>完全地絡で数アンペア流れるように設定されていると聴いたことがある 厳密に言えば電流でなく電圧視点の設計思想です。

mandegansu
質問者

お礼

回答有難うございます。

その他の回答 (2)

  • aruhai
  • ベストアンサー率80% (41/51)
回答No.3

6.6kV配電線は、地絡電流の小さい非接地系が採用されています。 1線地絡時における完全地絡電流は、配電用変電所変圧器(バンク)に接続される配電線(フィーダー)全ての対地静電容量で決まります。都市部においてはケーブル系統が多いために対地静電容量が大きくなり、地絡電流も30A以上の箇所も発生しています。 四国電力管内は、配電用変電所において接地変圧器を介してPC(ペテルゼンコイル)を接続して、対地静電容量をキャンセルすることで完全地絡電流を低減させ、次のメリットがあります。 1.1線地絡電流が低減でき、B種接地工事の接地抵抗値が緩和できる。(山間部の柱上変圧器の接地抵抗値が緩和出来る。) 2.同じ地絡抵抗値では、零相電圧が大きく出るので高抵抗の地絡故障検出が出来る。 中国電力管内の山間部では、1線地絡電流が多い箇所に1線地絡電流を減少させる(B種接地工事の接地抵抗値が緩和)目的のために配電線(柱上)において分散させてリアクトルを設置する個所があります。 (分散リアクトルと言っています。) 【参考】 非接地系の弱点は、1線地絡時に健全相の電圧が上昇する。また、対地静電容量が多い系統となると事故時に共振が起きて異常電圧が発生して機器を破損する可能性があります。 配電用変電所では、接地用変圧器3次回路(オープンデルタ)に制限抵抗(25Ω)程度を挿入します。 この抵抗値は、1次スター中性点に10,000Ω の抵抗が挿入していると換算できます。この抵抗により1フィーダーのみの場合の地絡検出をさせるのと、共振防止の役目を果たしています。 ※ 高抵抗接地のようですが、基本非接地です。

mandegansu
質問者

お礼

回答有難うございます。

  • EleMech
  • ベストアンサー率52% (393/748)
回答No.2

6600V配電線路は、非接地系です。 これは1線地絡が起きた場合、地絡電流を低く抑える目的であると聞いています。 ですがその反面、その時に電路の対地電圧は上昇してしまいます。 電路自体は非接地ですが、完全に非接地という訳ではなくて、変圧器3次巻線にEVTを設置し地絡電流検知の確率性を上げていたりします。 http://www.jeea.or.jp/course/contents/04102/ ちなみに四国電力管内は、地絡電流抑制の目的で補償コイルを使用しているそうです。 ですが、これによっても自ら非接地方式としているので、やはり6600V配電線路は非接地系と言えるでしょう。 http://www.yonden.co.jp/business/jiyuuka/takusou/pdf/pdf_04_02.pdf

mandegansu
質問者

お礼

回答有難うございます。

関連するQ&A

  • 電力会社社員(配電線担当)に質問です。

    自家用電気工作物のメンテをしていて疑問に思うことがあり以下質問します。 1.配電線(6KV)の地絡事故は電力会社の送出し変電所でも検知出来ますが昔は地絡検知は行っていなかったのでは?と思いますがどうですか? 2.現在、地絡検知はブロークンデルタ変圧器で行っていますが、何故変圧器中性点の高抵抗接地で行わないのですか?(その方が設備が単純ですが) 以上です。

  • 自家用電気工作物の接地抵抗に関する質問です。

    自家用電気工作物(6KV)のメンテ会社に転職しました。ビルの屋上に受電キュービクルがあるケースが多いのですが多くが接地(A,B,D)を建物の鉄筋から取らずに別打にしています。接地抵抗は小さいほど良く、建物の鉄筋は最高の接地極なのに鉄筋から取らない理由は? (昔はABCD接地を別々の極にする規程があったのという話を聞いたことがあるような気がします。) 注)この質問は会社の上司、先輩が回答出来るレベルを越えています。

  • 受電設備と配電設備の境界

    自家用電気工作物において、22kv特高受電で受電変圧器で6.6kvへ降圧し、各負荷に供給しています。この場合、受電設備と配電設備の境界は受電変圧器となるのでしょうか?

  • 接地変圧器を含む回路の計算法について教えてください

    受電所で22kVで受電し、それを6kVにおとして複数の配電所に送り、各配電所で400Vにおとしています。 また受電所の6kV母線には接地変圧器GTRが接続されています。 配電所の6kV/400V変圧器のB種接地の接地抵抗値を算出するため、1線地絡電流を計算したいのですが、GTRをどう扱っていいかが分かりません。 Webで調べたところ、GTRが無い場合はテブナンの定理で1線地絡電流がだせることが分かりましたが、GTRをどういう要素(インダクタンスとか定電圧とか)とし扱っていいかが分からないのです。 分かる方がいましたらよろしくお願いします。参考になるWebページや図書でも結構ですので情報を教えてください。

  • D種接地(低圧機器)は接地線が無くとも良い?

    転職して自家用電気工作物の保全会社に就職しました。 初任者研修でD種接地は接地線が有ろうが無かろうがとにかく低圧機器のケースの接地抵抗が所定の値以下ならOKとの講義を受けました。 もっともな話ですが、法令上(電技等)のどこに記載されていますか?

  • 配電線の地絡保護

    電力会社の配電用変電所の配電線地絡保護継電器の時限は0.7sとのことですが、この根拠を教えてください。

  • 高圧受電契約の蓄電システムの接地抵抗

    三相3線式200V入力、出力10kW200V三相3線式の蓄電システム単体において低圧受電契約の場合にはD種接地でいいですが、この蓄電システムにスコットトランスを付けて100V単相出力を出す場合には高圧受電契約が必要となります。この場合自家用電気工作物に当たるためC種接地工事が必須となるでしょうか。 一般用電気工作物を自家用電気工作物の同一構内に設置した場合にこの蓄電システムはC種接地となる解釈でよいでしょうか。 ご教授宜しくお願い致します。

  • B種接地抵抗は何故電力会社の変電所毎に異なるのか?

    B種接地は低圧の電路と高圧の電路を接触させたとき、低圧側の電圧を上昇させないようにするための接地であり次のようになります。 150ボルト÷高圧電路の1線地絡電流=各需要家のB種接地抵抗の上限値 ここで不思議なのが高圧電路の1線地絡電流が電力会社の変電所毎に異なることです。 配電用変圧器の接地抵抗を同じにすればB種接地抵抗は日本中同じに出来ると思いますが?

  • 変圧器の接地抵抗値について

    変圧器の接地抵抗値について 電気設備基準にて「B種接地工事の接地抵抗値は、 変圧器の高圧側又は、特別高圧側の電路の 1線地絡電流のアンペア数で150を除した値に 等しいオーム数」と記載されてますが、 よくわかりません。 地絡電流500mAと仮定した時、 150V÷500mA=300オーム 地絡電流1Aと仮定した時、 150V÷1A=150オーム でよいのでしょうか?

  • 変電所の非接地系統のこと教えてください

    変電所の中性点の接地について疑問があります。 (関東に住んでいるので関東の電力会社のことで書きます) 配電線は非接地系と言われています。 つまり配電用変圧器の2次側は接地していないみたいです。 でも、配電線(6kV)でも「対地電圧」と言って6kV/√3の電圧 があるみたいです。 この値が出てるってことは中性点を接地してるのかと思ってしまいます。 なんで非接地なのにこの数値がでてくるのですか? 正式な接地はしていないけど接地してるってことですか?