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人間は何故、発ガンするのでしょうか?

joshua01の回答

  • joshua01
  • ベストアンサー率66% (222/333)
回答No.4

こんにちは。 よくある質問ではありますが、みなさん、疑問のポイント違うことも多いので、がなかなか納得しにくいですね。 今回も、質問者さんの疑問のポイントをきちんと把握できていないのですが、最近、興味あることを聞きましたのでそれを含めて回答してみましょう。 回答のポイントは、「DNAの変化が原因ではあるが、発癌には遺伝要素があるのは事実。何と特に人間は全員が重大な発癌要素を持っているらしい。」 ちょっと、DNA上のプログラムの機能を復習してみましょう。 (1)生物細胞は、原則として永遠に増殖できるようDNA上でプログラムされた。 (2)しかし、多細胞生物は、役割が分かれ(分化)、他の役割の細胞と接触すると停止するプログラムも組み込まれた。 (3)さらに、「増殖」プログラムにせよ、「停止」プログラムにせよ、プログラム(DNAの一部)が破損したら、修正するプログラムも組み込まれた。(アミノ酸分子ともいえるDNAは、熱、紫外線、宇宙からの放射線、活性酸素などにより頻繁に破損しており、これにより日常的に細胞死が生じているほか、破損が修正されて生き残る場合も少なくない) (4)なお、皮膚や血液など、強い増殖力が期待される細胞は、「停止」のプログラムの力が弱いが、細胞自体が「極めて単純な機能」に絞られてから増殖するので、その増殖力と癌とは意外に関係が乏しい。 (5)ところが、最近、多くの癌が、「人間の精子製造」のプログラムを誤動作させているらしいことがわかった。このプログラムは、発情期を失った「人間」に特有で女性にも存在し、「極めて高度な機能を維持したまま強い増殖力を持たせる」プログラム。(後述) さて、現在言われている「癌のメカニズム」の説明の多くでは、「増殖のプログラムの異常」より「停止のプログラムの異常」が支配的ですね。 その点では、質問者さんご指摘のとおり、「正常な細胞のうち、停止プログラム部分のDNAが損傷すると癌になる」といえるでしょう。 まあ、考えてみれば自然な考え方でもあり、そうなれば、 ・2つ1組の染色体のうち一つの停止プログラムが既に異常で、もう一つの染色体の機能で停止している家系は癌になりやすい ・仮に三重にある停止プログラムのうち二つが既に機能を失っている家系はすべての停止プログラムを維持している家系より癌になりやすい ・さらに、DNAの破損を修正するプログラムに異常のある家系は、それのない家系より癌になりやすい という状況でしょう。 (これを称して”癌が遺伝する”と表現される方もいますが、言葉遣いとしてはちょっとよくないかも。それに、あくまでも確率に差が出るだけで、必ず癌になる・ならないというものではない。) また、上記のうち(5)は最近の研究成果で研究の信頼性も高いようです。私はNHKの番組で知りましたが興味あるところ。番組の論調も(まあ過剰に単純化しているかもしれませんが)明快で・・・ ・・人間の知能が高度化したのは、二足歩行がきっかけだが、不特定多数の雌雄(男女)間の駆け引き(社会性)の長期化も大きな要素 ・・きっかけはともかく、進化のある時期に発情期があいまいになったことで、不特定多数の雌雄間の協力体制が長期化し、社会として発達し人類としての知能向上が加速された。 ・・発情期があいまいになると、雄は、極めて高度な機能を維持(未分化)したままの「精子」を無限に(日常的に)増殖させる必要が生じた。(それができない個体は淘汰された) ・・この結果、同じ年齢のチンパンジーに比べて人間は10倍以上も癌の発生率が高く、多くの癌でその「精子増殖関連」の遺伝子が発現していることがわかった。 (この遺伝子はY染色体上にあるわけではないので、女性にもある)  この研究成果も、ある意味では、「停止プログラムの異常」を原因としてとらえるよい裏づけといえるでしょう。  さてさて、長くなってしまいましたが、ご質問の趣旨に合致する部分が含まれているでしょうか。 お役に立てば幸いです。

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質問者

補足

なるほど。それはありかもしれません。 NHK番組でやっていましたか。 ところで、 ”癌は遺伝します” 親から子へ、子から孫へと遺伝するのです。 子は父親からの癌遺伝子と母親からの癌遺伝子を受け継ぎます。 つまり、それだけ濃度が増す事になります。 次の世代へ行けば行くほど濃度が増す事になるのです。 最近、がん患者の死亡者数が増えているのがその証拠です。 もしこのまま、人類が癌克服が出来なければ、 人類は滅亡する事になるでしょう。 さて、どうする!!

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