- ベストアンサー
J-POPの歌詞の変化とは?なぜダサいと感じるのか?
- J-POPの歌詞は、90年代から00年代にかけて大きく変化しました。
- 最近のメジャー曲やボカロに比べて、90年代・00年代のJ-POPの歌詞はダサいと感じられることがあります。
- このダサさの理由としては、重いテーマが多いため共感しづらい、技巧が凝らされすぎているために親近感が湧かない、カッコ付けが過ぎているなどが挙げられます。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。先日まで大学生だった者です。20~22歳くらいとお考えください。 軽音サークルに所属していました。私自身はJ-POPに関しては、「熱心なJ-POPリスナーよりは全然聴いていないが、J-POPに興味が無い人よりはだいぶ聴いている」感じです。 私の周りには10年代のJ-POPを聴いている人がほとんどいません。見たこともほぼないです。10年代で挙げて頂いたアーティストでは、聴いている人を見た事があるのはflumpoolくらいです。AKBやももクロ、パフュームやきゃりー、あるいはジャニーズなどのアイドル系のリスナーは数知れず見てきましたけれど・・ボカロは疎く、挙げて頂いた曲も千本桜しかわからないです。私の周りには少ないですが、同年代で聴いている人自体はかなり多そうな印象を持っています。 私の年代では、今でも90~00年代のものを聴いている人の方はかなり多い印象を受けます。よく聴いている人を見るのを略称込で書けば、サザン、スピッツ、ジュディマリ、アジカン、ラッド、エルレ、9mm~、チャットモンチー、相対性理論、ベボベ、ホルモン、東京事変/椎名林檎、ワンオク、凛として時雨など。J-ROCKと呼ばれる領域に喰い込んできますが・・後はミッシェル、ブランキー、ナンバーガール、ブルーハーツ~ハイロウズあたりも大学生バンドマンみたいなのには根強く幅広い人気があります。ここまで行くともうほぼ完全にロックですし、同じ世代で聴いている人もすこし減りますが。 挙げて頂いた中では、バンプ、aiko、ポルノ、GLAY、B'z、ミスチル、小室ファミリー、チャゲアス・・あたりは結構見かけます。90年代のものは「ちょっと古いもの」くらいの感覚です。これが高校生とかだったら「とても古いもの」なんでしょう。 私の世代では00年代J-ROCK、90~00年代J-POP、00~10年代アイドルのリスナーが多いというイメージを持っています。 本題の歌詞について。私の周りのJ-POPリスナーには、歌詞に重きを置かない人も結構多い印象を受けます。多分世間的にもその傾向にあると思います。例えばスピッツが好き、という人に歌詞の話を振ると、結構な確率で「歌詞は聴いていない」と言われます。まぁスピッツだから、ってのはありますが。しかしボカロリスナーとか、あるいはAKB48とかのリスナーも、例えば「I Want You~」(「ヘビーローテーション」)とか、意味はあんまり考えずに響きだけで聴いている方、少なくはないと思いますよ。 私は、10年代のFUNKY MONKEY~やflumpool、西野カナのような歌詞は苦手です。周りにもそういう人はかなり多く、「会いたくても震えないだろ」とか皆言ってます。miwaは、歌詞的には00年代とさして変わらない印象を受けます。 では00年や90年代はどうかというと、私の場合、例えば挙げて頂いたグループなどの歌詞にはそこまで嫌悪感はないです。典型的J-POPの歌詞だな、くらいな感覚です。例外でRADWIMPSの歌詞は私はとても苦手ですが、苦手という人が周りにいないのでこれは私が少数派なのだと思います。また私個人の好みとしては日本詩に突然英語が割り込んでくるようなのは好きではないですが、これも世間的には少数派みたいです。私個人としては有名所のJ-POPではスピッツとBUMP OF CHICKENの歌詞が好きです。 すみません、長くなりました。まとめます。私は10年代のポップスの歌詞は苦手で、90・00年代のポップスの歌詞の方が好きな場合が多いです。私の周りも同様の傾向にあります。しかし、EXILE大好き!のような方が周りにいないので、どこまで私の意見が多数派の意見を反映しているかはわかりません。ただ、少なくとも私の周りが少数派というわけではないとも思っています。 これが高校生なら全然違う意見になるのでしょうね。年齢層が下がると、ボカロのリスナーが段違いに増えそうな気がします。このサイトは若干年齢層が高い傾向にあるようなので、他サイトで訊いてみるのも面白いかもしれません。
その他の回答 (2)
>そんな感じでいいです。 うぅん・・・ そんなこと言ってたらネカマになるわよぉ。イイのぉ? >それでは皆さん、引き続きご回答をお待ちしておりますm(_ _)m あたしがツバつけちゃったからもう来ないかもよぉ。何言ったってあたしの回答が全てを飲み込んでしまうんだから。 >例えば「ミスチル…なのよりmiwa…なのがいい」とか、「バンプやポルノは変に…西野カナ…ストレートとか「B'zやGLAYは…酔い過ぎてる」とか、 別に何とも思わないわね。「メロディの枯渇」が叫ばれて久しいわ。音楽そのものはボーカロイドが登場するまでにパターンが出尽くしたのよ。言っとくけどあたし一応歌い手やってたんだからね!勘違いしないでよね! 今の音楽など過去に出尽くしたものの2番煎じ3番煎じに過ぎないわ。何かをリスペクトして再構築したものに過ぎないわ。あなたは一部のミスチルだか小室だかしか知らない、ただそれだけのことだわ。今はね、特許出願してもほとんど「拒絶理由通知書」が来る、「席の埋まった」、そんな時代なのよ。 今と昔が違うとしたらその精神性だってことよ。あたしはその裏話を延々としたのよ。そういう意識で曲を聴くと、また感想が違ってくるはずよ。 >団塊世代は… あたしの言ってる戦後団塊世代ってのはね、戦後世代と団塊世代をひっくるめているのよ。戦後世代って言うのは今の70代以上のことよ。戦後コロッと態度変えたのはやつらよ。団塊世代ってのは学生運動とかで上世代と一線を画したものの、就職後は結局「同じ穴のむじな」になってしまったやつらよ。今の60代くらいのことね。戦後世代と団塊世代は結局同じなのよ。だから「戦後団塊世代」と一緒くたにしたのよ。 シラケ世代と三無主義は厳密に言えば同義語らしいわ。でも今の50代が若いころには、上世代に反発した強烈な「負のエネルギー」があった。あたしは子供の頃そう感じたわ。まあ、やつらも歳とるにつれ、上世代と同化して行ったけどね。今の40代は本質的に「無気力」なのであり、積極的シラケの50代とはちょっと違うのよ。で、アラフォー以下は「無気力」なうえに「ハイテク化」が加わって「現代っ子」などと呼ばれているけど、本質的には三無主義と変わってないわ。 あたしは現存する日本人全部を説明したのよ。ちょっとは分かった!?あぁた。 ちょっとマスター!西野カナ、ストレートで! 彼女にはGLAYの水割りあげて!
お礼
追加でご説明いただきありがとうございます。おかげで誤解してた点についても理解できました。また、望んでいたものとは違いましたが、お話し自体は全体的に大変興味深いものでした。 ありがとうございました。
この質問には各時代の民衆心理を広く問う意図が隠されています。そうでなければ、この広大な風潮の流れを説明し切ることは出来ないから。だから、この質問を学生に問うても「無茶振り」というものです。 90年代楽曲を冷やかな目で傍観してきたこのマイノリティである私が一石を投じましょう。 戦後、日本人は恥を忘れ心を忘れ、物質信仰主義に陥りました。その象徴が「3種の神器」である「冷蔵庫」「洗濯機」「テレビ」です。戦後団塊世代は物質を求めました。そして思想を忘れました。戦後団塊世代は激しい勢いでデパートのバーゲンセールに飛び付きました、それはまるで餓鬼のように。 やや下の世代(今の50代くらい)はその戦後団塊世代に嫌悪感を抱きました。そもそも戦前天皇陛下万歳と言っていたのが、急に戦後になるや否やコロッとアメリカ主義になったのに胡散臭さを感じていたのです。そこから「シラケ世代」が始まりました。戦後団塊世代に反発しました。強烈な反骨心とニヒリズムを持っていました。 シラケ世代の失敗は日本の心の回復ではなくニヒリズムに向かったところです。 そして戦後団塊世代は、子供世代に競争原理(資本主義原理)と物質主義的価値観を押しつけ、その心を殺しました。当時の子供たちは、自分が自分であることを許されませんでした。ありのままの自分は愛されませんでした。あくまでも戦後団塊世代の自己満足でした。モノ扱いでした。だから中身の無い知識だけの「詰め込み教育世代」となりました。下の世代は考えることを止めました。 それが無気力・無感動・無関心の「三ナシ主義」(今の40代くらい)を生んだのです。また、上世代の型にハマるのを嫌い、わざと奇抜な服装をしてみたり、くだらないことをしました。三無主義の失敗は、日本人の本来の心を取り戻すのではなく、「くだらない格好をしてみる」ことに意識が向かったことにあります。 シラケ世代から三無主義、そしてその流れを強く受け継いだ「現代っ子」(今の30代以下)が現在の大人社会が若者だった頃の風潮を築いたのです。多くの流行楽曲は、こういった民衆心理を反映しています。 私はこのニヒリスティックな風潮が大嫌いです。 今、日本は変わろうとしています。そうです、あなた達という新しい世代の台頭です。あなた達にも、上世代から押し付けられた競争原理や物質信仰主義は生きづいていると思われます、しかし、その縛りはとても弱いものです、何故なら、上世代自身がその縛りでとても痛い目に遭っているのだから。だから、うわべでは戦後団塊世代と同じことを言っていても、心のどこかで、「それを押し付けすぎるのは良くない」ことを分かっているのです。 だから、あなた達は私達より「自分が自分であること」をかなり許された中で精神活動をしています。 その結果、かつてほどの風紀の荒れは治まり、「よい子ブーム」が到来しました。しかし、それはブームでも何でもなく、自然な人の心を、人が取り戻しつつある、と言うことに過ぎないと、私は思います。 自然な人の心が、健全な精神活動を実現させたのだと思います。 もっとも、あなたたちの世代にもたくさんの課題があります。あなた達の精神世界は、あまりにも簡単に自殺してしまうのではないか、という「脆すぎる精神」や、「簡単すぎる殺人」がよく目につきます。私はこれをもってあなた達を「無垢世代」などと規定しています。ぶっちゃけ、他の者が「ゆとり教育世代」などと言っているのは、無意識的にこの部分を感じ取っているのではないか、と思います。しかし、「ゆとり教育」というのは政府がしたことであってあなた達は被害者に過ぎません。しかも、その政策はとうに打ち切られております。そのことであなた達をなじるなど、大人として未熟、むしろ精神年齢の低い者であると言えます。 今は無垢な若者たちが、今後どのような社会を築き上げて行くのか、むしろ期待の星なのです。 そこで、あなたが何故昔の曲を「ダサい」と感じるのか、です。 それは、私がこの長文で延々と説明してきたニヒリスティックな民衆心理が、あなたに受け継がれていないからだ、と私は感じます。それは良い傾向です。例えば、「学校の窓ガラスを割り散らかして、バイクに乗って逃げた、俺達の青春」と聴いて、あなたは感動しますか?しないでしょう。私も大嫌いな愚かな民衆心理です。本質が全く見えていない。本当の心の豊かさとは何なのか、全然分かっていない。だから、「心の豊かさ」を履き違えた「ゆとり教育」も生まれたのだ。 「学校の窓ガラスを割り散らかして、バイクに乗って逃げた、俺達の青春」 と聴いて、弱虫の愚かな行為、と捉えるあなたは健全なのです。時代背景と、民衆の愚かさがこんなチンケな歌詞を生んだのです。今の流行曲の歌詞が愚かではないとは言わない、けれども昔よりははるかに健全だ、私は心からそう思います。 90年代と今に、はっきりとした違いがあるとすれば、ここを置いて他に無いんじゃありませんか。
補足
早速熱く語っていただきありがとうございます。 ただ、個人的にはそこまで壮大に時代考証をしていただく必要はなく、例えば「ミスチルとか浜崎みたいな重くて後ろ向きなのよりmiwaみたいに明るくて前向きなのがいい」とか、「バンプやポルノは変に技巧凝らし過ぎ。西野カナみたいにストレートに表現するのがいい」とか「B'zやGLAYは自分のカッコ悪さに酔い過ぎてる」とか、そんな感じでいいです。 ちなみに細かいですがご回答を読んでいると、団塊世代は終戦より前に生まれたような感じにとれますが、もしそのおつもりで書いていらっしゃるならいささか疑問です。団塊世代は終戦後のベビーブームで生まれた世代です。00年代末に定年を迎えたことから逆算すると分かるかと思います。 それでは皆さん、引き続きご回答をお待ちしておりますm(_ _)m
お礼
返事が遅くなってすみません。ご丁寧なご意見ありがとうございます。