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今の世代の大学って簡単に入学できる?
- 今の世代の大学への入学について、一般的な条件や競争の激しさについて知りたいです。
- 昔と比べて今の世代では、大学への入学が容易になっているのかどうかについて知りたいです。
- 具体的な大学の入学条件や偏差値について教えていただけると嬉しいです。
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補筆。 >大学では前期日程のボーダーを下げないように,推薦入試ほかに定員を割いている 統計的には,これがいえます。なお,ある学部・学科の定員は一定であり,前期日程の定員と推薦入試の定員を足せばこの人数になります。入試結果や追跡調査の結果から,この比率を動かすこともあります。 ほかの理由としては: ・前期日程では,自分のセンター成績と予備校が発表する予測とを照合して,最終的に受験校を決める受験生も多いです。そのため,大学公式サイトを閲覧して調べもせず,オープンキャンパスにも来ないままで受験して合格する学生もいます。そういう「浮動層」がもつ危険性は,「予想と違った」といって不登校になったり,仮面浪人して本来の第一志望を受験しなおすという行動がでてくることです。こうなると,学力が高くてもだめです。 ・推薦入試では,志望理由書を書かせますし,面接で人物や基礎的な知力をよく見ます。だから,(知力ではなく)筆記試験のうえでの学力にいささか不安があっても,入学後に「やる気」で乗り切れる可能性が高いのです。高校長が推薦したいじょう,留年や退学も論外ですし。 大学教職員もバカじゃありませんから,こういう駆け引きを行っているのですね。受験生は,それに対峙(知恵比べ)しなければなりませんので,その意味で大変でしょう。 なお,定員割れをしており「だれでもいらはい」の底辺大学なら,こういう駆け引きは成立しないでしょう。「誰でも入学できる」は,この水準を指していうものです。
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マスとしてみれば,生物種ヒトの知力(わかりやすくいえば知能指数)は時代的に変化せず,正規分布を示すでしょう。この集団から「上から何万人」と一定の人数(面積)をとるとき,18歳人口が少ないほどボーダーラインの値は低くなります。たとえれば,「1校から3名が全国作文コンテストに応募できる」というとき,児童数が少ない小学校ほどレベルが低くても選ばれやすくなるのとおなじです。 しかし,現実はそれほど単純ではありません。入試方法が多様化したからです。 ・センター試験+大学個別の筆記試験の合計点で合否を決める入試方法(前期日程)では,上述のボーダーラインの低下が直接にでてくると思われます。しかし,下に述べる他の入試方法での募集定員が多くなり,筆記試験での募集定員が減るほど,ボーダーの低下がでにくくなります。言い換えれば,大学では前期日程のボーダーを下げないように,推薦入試ほかに定員を割いているのです。 ・いっぽうで推薦入試(公募)も増えており,多くの高校では「君の学力では筆記試験は難しいなあ。推薦を受けてみれば?」という受験指導を行うようです。ただし,3年生1学期までの全科目(体育や音楽もふくむ)で評定平均3.5~4.0くらいでないと出願資格がありませんし,課外活動の実績もあったほうがいいでしょうし,教師の心証もよくなければいけませんので,また別の難しさがあるでしょう。反逆児だったぼくは出願できなかったはず 笑。 ・AO入試になると,模擬授業や集団討論などと試験方法も変わりますので,その方面での能力がある生徒に受験を勧めるでしょう。こちらでも一定の評定平均値は必要と思います。 ・私立大学の指定校推薦入試は,大学と高校が共謀してやっている「いんちき」です。 このような多様な受験方法がありますので,1学年300人の生徒をどこに割り振れば学校としての進学実績が良くなるか,高校進路指導部の苦悩は多いと想像されます。個々の生徒も,自分がどういう戦略でいくのか,悩むところでしょう。むろん,全国模試で抜群の成績をとっていれば,「旧帝大を受ける」という簡単な結論がえられます。
- nightcell01
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1.子どもの数は減っている 2.大学の数、定員数は増え続けている よって下位大の多くが定員割れしてると言われます。何でこんなに経営が厳しいのに増員が成されるのか、潰れないのかと言うと 1.学校経営は名声が保たれる(経営者は地方の資産家が多い) 2.全体の5-7割は助成金(税金) ちなみに今では私立、国立の差は余り無いです。 地方国立大の理系学部の定員は2倍を切ってますので実質定員割れですね。偏差値などで見ても試験科目や難易度でも国立私立の差よりも、上位大と下位大の差がとても激しくなっています。 中堅大は名門大とバッティングしないようにキャンパスライフや一般就職は諦めて、公務員や医療系資格や語学に特化するなどしてセールスしてますね。 これは良い傾向だと思います。 ちなみに学力自体ですが上位層は決して悪くないな、と。 むしろPCや英語やロジカルシンキングなど、求められる能力が変わってると思います。重視していない部分に対し、昔の定規を押し当てればそりゃ無能に見えますでしょう。 例えば戦後、大学受験のカギはずっと英語なわけですが、入学後におけるTOEICスコアや留学生数は決して落ちてません。 これは帰国子女数の増加、ネイティブ英語講師や優れた塾、ネット教材の増加によるものと推測されますが英語力なわけですが、 http://www.youtube.com/watch?v=KPXRXDf4jgM これは鳩山元首相の英語スピーチです。1965年に東大を卒業してスタンフォード留学をしてるので団塊の世代ではかなりのインテリなんですが、この英語では今の高校生でも苦笑してしまいます。 http://www.youtube.com/watch?v=4FiburqBWRI こちらは早稲田卒で在学中に司法試験合格の橋下さんの英語。現役高校生よりよほど酷い。 英語は受験の最重要科目ですが、上の世代のインテリでこのレベルと言うのは酷いものです。 「AOでアホをいっぱいとってる」と言われますがAOでは英語力が高いものが良く入学します。上記のような英語力ではとてもAOすら受からないですね、となります。 もちろん英語と言ってもスピーキング以外にも、読解やもろもろの能力があるわけですけど、30歳以下でまともな経歴を持った若者なら「日本のトップの英語がこんなに酷いの???」とリアルに驚くことでしょう。 90年代以降で隆盛してきたバイオテクノロジーやロボット、IT関係も2,30代の独壇場です。「これらの分野での物差しを中高年に押し当てて」しまったら中高年は相当酷い評価になるでしょうね。 よって ・物差しが違う以上、比較のしようがない ・(同じ物差しの)英語力での比較で言えば現代の子の方がよほど優秀である と言えるでしょうね。 戦後、日本人は頑張ったし、優秀です。 しかしながらマレーシアや中韓が日本に続いて10%前後の成長を続けていることは知られていますよね? 続いてインドやベトナムやインドネシアやブラジルがやっぱり10%前後の成長をずっと続けてます。 日本だけが特殊なわけではありません。 要するに日本人個人の優秀性やGDPは、決して戦後の日本人が特別なわけではなく人口であったり、物価であったり戦争の有無であったりの関連性の結果なのだと言う事が分かってきてます。 うまく学力についても他国の状況の中で「日本がはまった結果(偶然)」とも言えるでしょう。 よく言われるPISAの国別テストですが「日本が落ちている」と言われるものの実は日本のスコア自体はあまり変わって無いんです。 マレーシア、香港や韓国など他国が猛烈に伸ばしてるんですね。キューバも1980年代には6,70%台だった大学進学率は政策の変換で現在は100%を越えています。当然、1人当りの医師数は世界一ですし教育レベルは高いです。 日本が伸びた1950-1980時、これらの国は紛争や様々な理由で混乱期でもありました。そういう偶然性を度外視して話す人がとても多いと思いますね。 日本も現状を踏まえれば、かつて世界の覇権を持っていたオランダやスペインのように落日してゆく可能性は十分にあります。オランダやスペインがそうであるように、落日してしまえば隆盛の原因が実力以外にももろもろ重なっての事なのだということには気付くはずです。 僕も時々モンゴルとかイランとかトルコとかマイナーな国の人でめちゃくちゃ優秀な人に出会いますよ。 また東南アジアや南米から日本、アメリカの大学に来てる若者は日本人とケタ2つぐらい違う金持ちの子が多いです。だから今まで受けて来た教育レベルも将来性も段違いです。 こういうのはあまり国籍は関係ない気がしますね。
- localtombi
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昔とは全く違います。 文部科学省の平成22年の資料によれば、入試全体に占める「AO+推薦」の割合は、国公立でおよそ18%、私立では51%、実に私立の2人に1人はいわゆる入試のペーパー試験を受けずに入っています。 逆を言えば、それだけ間口が広がった(大学が広げた)ということが言えます。 有名な大学は従来通り偏差値が高いですが、これだけ入りやすくなると二流三流大学は人の確保に躍起になります。 なんといっても経営が成り立ちませんから・・・ そうなると、必然的に入試も甘くなるし、AOや推薦でも定員を満たすべく甘くなります。 私の頃(30年位前)はAOなどというものはなく、高校の成績がよかった者が数名かろうじて推薦で行ける程度でしたから、大学に進学を希望する生徒のほとんどは入試で合格しなければいけませんでした。 高校まではそんなに苦労をしなくても何となく行けましたが、大学進学は入試によってそれなりに勉強をして頭を鍛え、競争に打ち勝たなければ次に進めないという「人生初めてのハードル」だったような気がします。 そこを越えた人は一応努力した人ですから、社会に出てもそれなりに使える人材だったと思います。 今は、AOや推薦で「頭を鍛えてこない」学生が半数を超える現状ですから、レベルが下がっているのは否めないでしょうね。
- akeshigsb
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元塾講師です。 現在では、金銭的な問題がクリアできれば基本的に誰でも大学生になれます。 Fランク大学という言葉をご存じでしょうか?通常大学に入学するには入試を突破しないといけません。その大学に合格するためには「偏差値○○以上が必要」という目安があります。予備校としては「うちの模試で偏差値○○以上取ったら80%以上の確率で合格する」というもので、受験生の志望校決定の指標となっています。しかし、このFランク大学というのは、それが存在しないんです。そうです、「志願者全員が合格する=定員割れ」ではこの基準が存在しません。出願した誰もが合格してしまい、そうした大学を模試のA~E判定以外のものとしてFという判定になり、Fランク大学といいます。通常ではBよりAの方が合格率が高いですが、Fは問答無用に100%となっています。 Fランク大学の誕生には、国の無策があります。大学を設立すると多くの地域で補助金が交付されていました。特に閑散地域では地域振興として多くの補助金を出しました。そのために、受験生が見向きもしない土地に立派な建物が建ったのです。田中真紀子元文部大臣の時の認可問題のように、国全体としてのバランスを考慮せず、各案件での可否を個別に決めるために、必要以上の大学が設立されました。以前は300未満だったものが現在では700をゆうに超えています。昨今では少子化で、入学予定者が減少しているにも関わらず、大学の数・総定員数などはほとんど減少していません。設立の凍結や、一部(東京女学館大学の廃校)程度ですが、今後は凍結や廃校が増加していくでしょう。ただ、大学経営側は必死にお客さん集めとして生徒を推薦やAOといった方式で他の大学に逃げられないように囲い込みをしています。 また放送大学という従来の形式とは違う大学形式が存在し、学生証を取ることは非常に簡単になっています。しかし、上に挙げたような定員割れの大学が多いので、企業の採用官も大卒だからといって優遇はしません。むしろ、そうした学生は下手な高卒より能力がないとみなされる可能性が高く、行く価値そのものを疑われます。
- shintaro-2
- ベストアンサー率36% (2266/6245)
>今は昔と違うのでしょうか? 違います ただ、全入と言われているほどではありません。 平成23年度で 申請されている大学の定員を合計は57万8千人 進学希望者は61万人です。 平成4年の高卒者18万人 大学入学定員47万人 平成23年 10万6千人 大学入学定員57万8千人です。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/siryo/attach/__icsFiles/afieldfile/2012/06/28/1322874_2.pdf
お礼
ありがとうございました。大変参考になりました。