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「省みる」と「反省する」の違いは何でしょうか。
日本語を勉強しているアメリカ人です。 ちょっとした質問なんですが、「省みる」と「反省する」の違いは何でしょうか。 辞書で「省みる」を調べると、「反省する」もその定義に書いてありますが、ニュアンスとしては違いがあるのではないかと思います。 その違いを教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。
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「省みる」=「反省する」であることもありますが、基本的な意味は異なります。 (アメリカ人だそうですが、漢字は大丈夫でしょうか?) 「省みる」というのは、「過去を振り返って考えること」です。 「反省」とは、省みることから一歩進んで、過去を振り返って「良くない」とか「失敗した」と思ったことを発見し、「つぎは同じ失敗をしないようにしよう」と"決意すること"です。 例えば、『省みて、我が人生に悔い(くい)なし』などというふうに使う場合があります。 意味は、「自分の人生を振り返ってみても、ああすればよかった、こうすれば良かった、という具合に後悔(こうかい)しなければならない点がない」という意味です。 人は後悔すると、次は後悔しなくてもいいように、反省します。 ところが、『 』内の文は、「後悔しなければならないような点がない」と言っているのですから、「反省する必要もない」ことになります。 そんなふうに、「省みる」行為が「反省」する行為を否定することになる場合もあります。
お礼
分かりやすくて、参考になります。本当にありがとうございました!