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国債の価格が下落すると銀行が損をすることについて

国債の価格が下落すると銀行が損をすることは、なんとなく理解できます。 また、次の引用は正しいと思います。 「償還期日を待てば満額返済されますから、損をすることはありませんが、償還期日が待てず売却を迫られる場合損失が生じるということです。」 そこで質問ですが、元々、多くの銀行は国債を購入するときに、満期まで保有することを想定していないのですか? つまり、満期前に売らないと都合が悪いのですか? 満期まで保有していれば、額面の金額分はもらえるので損はしないと思うのですが? よろしくお願いします。

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noname#212174
noname#212174
回答No.2

Q_A_…です。 お礼いただきありがとうございます。 >…銀行はリスク管理上、国債の償還期限を迎えた後、新たに低い利回りを承知で国債を買わざるを得ない状況にある、というようなことでしょうか? そういうことになります。 なお、銀行としては「預金金利」を低くすれば、利ざやが稼げますから、「利回りが低くても」「国債による運用」は無駄にはなりません。 また、日銀が大量に国債を買ってくれることになりましたので、銀行としては保有量の調整がやりやすくなってはいます。 --- ※ここで「訂正」です。 前回の回答で「償還された元本で新発国債を買っています」としましたが、当然ながら、「既発債へ乗り換え」もあります。 >…国債価格の下落は株の下落と違い、償還期限日まで保有していれば、損になるという状況にはならないですよね? 銀行にとっては、「評価損」も「損」になります。 『金利1%上昇なら銀行・信金の損失8.3兆円 日銀試算』(2012/10/19) http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC1900T_Z11C12A0EE8000/ >>…銀行は国債の【評価損】が生じると自己資本を維持するために貸し出しを減らす可能性がある。… ちなみに、「満期までの保有が前提」の場合は、「途中売却できない」代わりに「評価損」も計上しなくて良いことになっています。 しかし、「銀行の本業」は「企業への融資」ですから、「満期保有が目的の国債」ばかりではありません。(むしろ少ないです。) 『メガバンク、国債保有抑制、地銀は対応分かれる』(2013/03/31) http://ameblo.jp/23763794/entry-11501866102.html 『3メガ銀、純利益2.2兆円 国債の売却益が増加 金融緩和の恩恵 3月期決算』(2013/5/16) http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201305150630.html?ref=chiezou >…このことは個人が国債を保有している場合でも、銀行が保有している場合でも同じことですか? 「評価損」自体は、個人でも銀行でも同じことです。 ただ、個人の場合は、「決算」というものがないので、「評価損を評価する必要がない」ということです。 ちなみに、「売買目的」で国債を買う場合は、「株などと同じように」「買い時・売り時」というものを考えながら保有することになります。 『債券先物(10物チャート)』 http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0435

taka1012
質問者

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度々のご回答ありがとうございます。 再度のご質問で恐縮ですが、国債の含み損についての考え方は、以下サイトのベストアンサーでよいですか? http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310395718

その他の回答 (6)

noname#212174
noname#212174
回答No.7

Q_A_…です。 >…銀行は国債の債券評価損が発生すると、自己資本比率が低下する。そうすると、銀行は自己資本比率を回復するために、貸出量を削減しなければならないという悪い状況になる。 はい、おおむねそういうことです。 もちろん、「台所事情は銀行によって違う」ので、【そういうこともある】ということです。 なお、「自己資本比率(による規制)」は「銀行」に限った話ではなく、「顧客から資産を預かる」「証券会社」などの金融商品取引業者にも関係のあることです。 『自己資本規制比率』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E8%B3%87%E6%9C%AC%E8%A6%8F%E5%88%B6%E6%AF%94%E7%8E%87 『総合取引参加者の自己資本規制比率|東証』 http://www.tse.or.jp/about/participants/shihon.html 『「自己資本比率」ってなに?|全国銀行協会』 http://www.zenginkyo.or.jp/service/bank/open/open_05.html --- 「国債」も、あくまで「自己資本を構成する一要素」に過ぎませんが、「満期まで保有すれば元本保証」「途中売却すると元本は保証されない」という、「評価の仕方がはあまりなじみのない」金融商品です。 そこで、「思い切り単純化した【たとえ話】」で、なおかつ、「評価の分かりやすい」【株式】にすると以下のようになります。 ・小さな会社を経営しているが、経営を健全に保つために、【決算時の評価額で】「即時売却が可能な資産」を【必ず】1千万円準備しておくことに決めた。(自社ルール)   ↓ ・現金なら元本割れしないが、「資金を遊ばせておく」わけにもいかないので、(預金を500万円と)経営が安定している(と思う)会社の株を「500万円分」買った。   ↓ ・ところが、意に反して株価が大幅に下落して、「時価(市場価格)」による評価額が「400万円」になってしまった。(評価損100万円)   ↓ ・結局、その後も株価は下落して、決算時の「即時売却が可能な資産」が「800万円分(評価損200万円)」になる見込みになったため、本業の儲けから200万円積み増して、「(評価額)1,000万円」を確保した。 ---   ↓ 予想外に株価が上昇し、「時価(市場価格)」による評価額が「600万円」になった。(評価益100万円)   ↓ ・結局、その後も株価は上昇して、決算時の「即時売却が可能な資産」が「1,200万円分(評価益200万円)」になる見込みになったため、200万円相当の株式を売却して運転資金に回し、「即時売却が可能な資産(の評価額)」を「1,000万円」にした。 --- ちなみに、新聞などに出る記事は、「銀行が発表した本音」とは限りません。 「記者が資料を元に書いた推測」、無責任な記事ならば「単なる推測・感想」という場合もあります。 ですから、できれば「きちんと資料の出典や署名のある記事」を「自分でも裏を取る事」が大切です。 しかし、そもそも署名記事は少ないですし、私自身も裏を取るほど「取材力」があるわけではないので、「参考程度に読む」ことでお茶を濁しています。 --- (補足) 話がややこしくなるので、「先物取引」「先物市場」については言及しませんでしたが、他の方の回答で触れられていましたので補足させていただきます。 国債市場は、「現物市場」だけでなく、「先物市場」も発達していますので、「価格の下落」に対処するには、「現物を売る」だけでなく「先物市場でつなぎ売りする(ヘッジ売する)」という方法があります。 いわゆる、株式の「カラ売り」「信用売り」と同じような「理屈」で、「価格が下がることで利益が出るポジション(建て玉)」を持つことで、現物の損失を相殺しようとする「取引の方法」です。 『つなぎ売り』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8E%E5%A3%B2%E3%82%8A --- なお、私自身は、「経済学者」でもなければ、「銀行ウォッチャー」でもありません。(回答も「匿名」です。) ですから、「古い情報」「間違った情報」があるという前提で参考にされてください。 ※不明な点はお知らせください。

taka1012
質問者

お礼

度々のご回答に感謝いたします。

  • ueda21
  • ベストアンサー率15% (82/542)
回答No.6

国債の価格が下落するということは、金利が上がることと同じです。 表面金利を除けば、額面100万円の1年後償還の国債が市場価格98万円になったら約2%の金利を市場が必要と判断したということです。 その原因は物価が上昇してお金の価値が下がると予想しているからです。 実際1年後に物価が上昇し時に100万円もらっても価値は下がっているということになります。 なので満期までもっていると金額とて目に見えて損はないが、お金の価値が下がっていれば実質的な損は発生します。 銀行が買う国債は個人が通常買う国債と違い自己資本ではなく、個人(家計)や企業から預かったお金を投資として運用するので(金利を支払うので)利益がでないとこまります。

taka1012
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.5

たまごとにわとりの話ですが、国債の多くは銀行が持っていて、国債が下落するシーンがくるとしたら、銀行が持っている国債を売るケースです。 で、銀行が国債を売るケースは、国債の先物市場で、国債を先売りした場合に確定利益が出るシーンがあったら、ということになると思います。 国債を持っていて、銀行が名目額で損をするシーンは、取り付けなどが起きて、強制的に国債を換金しないとならないようなケース以外はないんじゃないかな。それも、日銀が国債を額面で引き取ればいいだけの話なので、起きないと思いますし。

taka1012
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

noname#212174
noname#212174
回答No.4

Q_A_…です。 >国債の含み損についての考え方は、以下サイトのベストアンサーでよいですか? というのは、 >年利1%・10000円の債券の価値は9182円ということになり、差額827円が目減り(評価損)ということになります。 という部分のことでしょうか? もし、そうであれば、「10,000円-9,182円=818円」なので、計算間違いでしょうか? ちなみに、「評価損」というのは、そんなに難しい理屈のものではありません。 満期まで待たずに、「時価(市場価格)で売った場合の損失額」を試算しただけのことです。 たとえば、100円で買って、90円になった時に売れば「10円の実現損」、売らなければ「10円の評価損」です。 『評価損』 http://m-words.jp/w/E8A995E4BEA1E6908D.html http://www.ifinance.ne.jp/glossary/investment/inv132.html ※そもそも、論点が違う場合はお知らせください。

taka1012
質問者

お礼

度々のご回答ありがとうございます。 銀行において国債の評価損とは、実際の金額が損をするというより以下のように考えますが間違っていないでしょうか? 銀行は国債の債券評価損が発生すると、自己資本比率が低下する。そうすると、銀行は自己資本比率を回復するために、貸出量を削減しなければならないという悪い状況になる。

noname#212174
noname#212174
回答No.3

Q_A_…です。 >…個人が国債を保有している場合でも、銀行が保有している場合でも同じことですか? について補足です。 「国債」は個人で買えるものと買えないものがあります。 その中で、「個人向け国債」というのは、その名の通り「個人のみ」が買える国債です。 また、「個人向け国債」は既発債を売買することはできませんので、満期前に換金したい場合は、「中途換金」という方法になり、「含み損」という考え方もありません。 (参考) 『国債はいくらで購入できますか』 https://www.mof.go.jp/faq/jgbs/04bc.htm 『国債の満期より前に換金することは可能ですか』 https://www.mof.go.jp/faq/jgbs/04bh.htm 『個人向け国債>Q.35中途換金するときの換金金額はどのように計算されるのですか。』 https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/qa/more/answer_qd.html#qa-35

taka1012
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

noname#212174
noname#212174
回答No.1

>…銀行は国債を購入するときに、満期まで保有することを想定していないのですか? >満期まで保有していれば、額面の金額分はもらえるので損はしないと思うのですが… もちろん、想定していますし、償還期限を迎えるごとに乗換えています。(=償還された元本で新発国債を買っています。) ※「国債」は長期のものばかりではありませんし、長期国債も一度に償還されるわけではありませんので、銀行にとって「国債の乗り換え」は「日常の業務」に過ぎません。 では、「なぜ、銀行は乗り換えるのか?」=「保有量を減らさないのか?」と言えば、「国債はリスク資産ではない」という扱いですから、「お金を借りてくれる会社があるから償還金を(リスク資産である)融資に回す」「株がよさそうだから(リスク資産である)株に乗り換え」と簡単にはいかないからです。 ※銀行は、リスクの大きさを一定限度までに抑える必要があります。 『新BIS規制と国債の関係』(2010/01/08) http://ameblo.jp/e-fpc/entry-10428963055.html こういう事情があるので、「償還を迎えた国債を乗り換えない」=「国債の保有量を減らす」ということはなかなか難しいわけです。 --- ちなみに、たとえそういう事情がまったくないとしても、いきなり銀行が「乗り換え」を止めたら、国債市場は大混乱になるのは必死です。 つまり、「(存在が大きすぎて)自分で相場を壊してしまう」という、ごく一般的な「相場の(市場の)理屈」もあるわけです。 なお、「国債市場の大口顧客」である銀行の場合、噂レベルでも国債市場に影響を与えますから、常に市場の反応を気にしておく必要があります。(当然、「政府の意向」も無視できないでしょう。)

taka1012
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 私が引用した「償還期日が待てず売却を迫られる場合、損失が生じる」と言うより、 >償還期限を迎えるごとに乗換えています。(=償還された元本で新発国債を買っています。) というようなケースが多いということですね。 再度、ご教授いただければ幸いです。 つまり、銀行はリスク管理上、国債の償還期限を迎えた後、新たに低い利回りを承知で国債を買わざるを得ない状況にある、というようなことでしょうか? ただ、国債価格の下落は株の下落と違い、償還期限日まで保有していれば、損になるという状況にはならないですよね? (国債は額面に○○円と保証されているから) また、このことは個人が国債を保有している場合でも、銀行が保有している場合でも同じことですか?

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