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微分 不等式の証明 なぜ等号?

問題 x>0のとき、e^x>1+x+x^2/2を証明せよ。 解答例 f(x)=e^x-1-x-x^2/2とおくと、f '(x)=e^x-1-xであり、f ''(x)=e^x-1である。 x>0のとき、 f ''(x)>0より、x≧0でf '(x)は単調増加である。・・・A f '(0)=0より、x>0で、f '(x)>0・・・(1) さらに(1)より、x≧0でf (x)は単調増加であり、f(0)=0より、x>0で、f(x)>0 よって、x>0のとき、e^x>1+x+x^2/2が成り立つ。 質問 Aの部分についてです。問題は『x>0のとき、』の証明を求めているので、 『f ''(x)>0より、x>0でf '(x)は単調増加である。』では、ダメなのでしょうか。つまり、等号は不要なのではないですか。 仮に、等号が必要だとしても、Aの部分は『f ''(x)>0、かつ、f ''(0)=0より、x≧0でf '(x)は単調増加である。』とするべきではないですか。 高校生向けのご教授をお願い致します。

  • pros
  • お礼率100% (61/61)

みんなの回答

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.2

ちょっとした言い回しの問題ですね。 「f'(x) は単調増加だから、x > 0 で f'(x) > f'(0) = 0」と 話を持っていくためには、f'(x) と f'(0) を比較する根拠として 「x ≧ 0 で f'(x) は単調増加」と言っておく必要があるのです。 そうでないと、x > y > 0 に対して f'(x) > f'(y) としか言えない。 y = 0 を代入する代わりに f'(x) ≧ lim[y→0]f'(y) = 0 と してみたところで、極限をとるときに > が ≧ に変わってしまうので、 f(x) が狭義単調増加でなく広義単調増加になってしまい、 e^x ≧ 1+x+x^2/2 でなく e^x > 1+x+x^2/2 であることが すっきり出ない。(f'(x) > 0 となる x が実際に存在することを経由して ゴタゴタと説明できないではありませんが…) 「単調増加」を使うのではなく、平均値定理を直接使って、 x > 0 で f''(x) > 0 より f'(x) - f'(0) = f''(c) x > 0 (0 < c < x) とするのなら、x > 0 から x > 0 へと話をつなげて よいのです。

pros
質問者

お礼

回答有り難うございます。 「x > y > 0 に対して f'(x) > f'(y) としか言えない」という点を理解していませんでした。お陰様で理解出来ました。 ありがとうございました。

noname#195146
noname#195146
回答No.1

>f ''(x)>0より、x≧0でf '(x)は単調増加である。・・・A  次への準備として、f(x)の導関数f'(x)を考えたい関数としたいわけです。 >f '(0)=0より、x>0で、f '(x)>0・・・(1)  ここで、f'(0)=0を使いたいわけですね。そして、f'(0)の正の近傍を含めた単調増加を使って、正のxについて必ずf'(x)が正であることを使いたいので、比較対象となるf'(0)=0、つまりx=0の場合を含めておきたい。  もしそうしないとなると、「ε>0なる、x>0であるどんなxに対してもx>εであるようなεを考えて、……」と長々とやる必要性が出てきます。比較対象としてのf'(0)の値が使えないとすると、そうするしかありません。  x=0について、f(0), f'(0), f"(0)のいずれでも存在して計算可能ですし、実際、f'(0)=0は簡単に計算できて、マイナスでないことから、この証明のためにはそうするメリットはありません。  ですから「x≧0」としておけば、証明が簡潔で明瞭になるので、そうしてあるわけです。

pros
質問者

お礼

回答有り難うございます。 「比較対象となるf'(0)=0、つまりx=0」が必要ということを、お陰様で理解出来ました。 ありがとうございました。

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