モンブラン万年筆が人気である理由を教えてください

質問

『万年筆の王といえばモンブラン』といわれるほど、モンブランの万年筆は人気なようです。
実際に過去のモンブランの万年筆は書き味も高級筆記具としても最高だったそうですが・・・。
しかし、リシュモンという会社に買収されて新しい社長が就任して以降、その質がかなり落ちた という話を耳にしました。調べてみても、「品質が落ちている」「材質が粗悪になった」などの記述がちらほらありました。また現在のモンブランの社長も「わが社の商品は実用品ではなくアクセサリーだ」などと述べたそうです。宝飾品なら何となくうなづけますが、万年筆に関しては私の個人的な考えから申し上げますと、『万年筆はアクセサリーであるだけでなく、実用品だ。持って、使ってこそ万年“筆”だ』と思っています。
このように品質がガタ落ちし、実用的側面ではなくブランド力で売ろうとしているように見えるのに、未だにモンブラン万年筆が大人気であるのはなぜでしょうか？たくさんの方々の意見をお聞きしたいです。
時間があるときに自由に回答していただければと思います。

回答No.3

ithi · ベストアンサー

nanac00さん、こんにちわ。

モンブランが万年筆の王様なのかは去のモンブランの万年筆は書き味も高級筆記具としても最高だっただけでなく、ユーザーの中には有名な文豪や政治家など各界の著名人が多いのだそうです。だから、モンブランの万年筆で書いた原稿や、条約文や法案の署名などはほとんどモンブランの万年筆だったそうですから、それだけでも特筆すべきです。まだモンブランにあこがれる文筆業者様がいらっしゃるとか聞いたことがあります。特にマイスターシュテック149と146は１９５０年代生産開始からモデルチェンジを何度もしながら現在に至っています。、「品質が落ちている」「材質が粗悪になった」というのはたぶんこの過程での変更において昔からのユーザーからのクレームのようなものなのでしょう。理由は生産コストダウンのようです。だんだんモデルチェンジをするたびに書くときにペン先のしなりが固くなっているということです。たぶん１９９０年くらいから両モデルとも現行品のようです。私も所有していますが、とても高価でした。キャップの閉まり具合以外はそれほど粗悪品のようなイメージはありません。また、146はソリテールという装飾付の万年筆の原型モデルです。
他にボエムとスターウォーカーという比較的新しいモデルの万年筆がありますが、おそらく古いモデルと取り替えたのでしょう。あまり人気がないようです。
ブランド品のアクセサリーですと社長が言っても、本当にアクセサリーみたいなボエムとスターウォーカーは別にして、マイスターシュテックモデルはだれでも一度は使用してみたい、あるいは所有してみたい万年筆の一つだということだと思います。また、会社も何度も買収されていますし、生産量も減ってきているみたいですし、アクセサリーとしてのブランド力をつける意味で専門店（ブティック）を作っているみたいです。そのためかもう普通の万年筆専門店ではあまり見かけなくなりました。
ただ、なぜかヨドバシカメラのようなところでは見かけますが…

お礼

ithiさん、ご回答ありがとうございます！
やはり、「有名な方が使われた」というのは一つのステータスになりますからね。人気であることも頷けます。その点、モレスキンとも似ているなぁと感じました。また、品質が落ちたというよりは、「ペン先の具合が現代に合うようにした」というのを改悪した、と述べておられる方もいらっしゃるのですね。「なるほど！」と思いました。
たとえどのような形であっても、マイスターシュテュックはいつでも万年筆ユーザーの憧れなのですね。
私も単に会社の理念だけでどうこういうのではなく、万年筆そのものをよく見ていこうと思います。大変参考になりました！

回答No.2

noname#180427

こんばんは。

少し長いかも知れませんが我慢してくださいね。

私の学生時代は「パイロット」と「セーラー」でした。
パイロットはノンキャップのノック式が流行っていた頃です。

社会人になってからでしょうね・・・「モンブラン」を使うようになりました。
最初の一本はおそらく海外に旅行された方からのお土産でしょう。
握り具合、重量感のようなものは私は「ペリカン」が好きです。
あのへッドも可愛いですしね・・・。
ただね、モンブランは柔らかいのです。
これ、表現するのは本当に難しいのですが、
ペリカンなどと比べると微妙に違うのです・・・ペリカンは少し硬い！

最近は筆ペンのような便利なものが出来ましたから、
年賀状にも万年筆を使うことは殆んどありませんが、沢山書くと良く分かります。
紙と馴染むとでも言いますか・・・何しろ柔らかいのです。

質問とは関係ありませんが、作家の池波正太郎さんはご存知でしょう。
池波さんは執筆のために４０本くらいの万年筆を用意していたそうです。
モンブランとペリカン、それにシェーファーです。
なかで一番多く、そして良く使ったのがモンブランだそうですよ。

これも関係ありませんが、私は頭の星のようなマークも好きでした（笑）

お礼

ご回答ありがとうございます！
モンブランも実用的側面はきちんとあったのですね。
日本でも著名人がモンブランの万年筆を使っていたという話は聞いたことがあります。ですが、昔のと今のとでは違う、という噂も耳にしているので・・・。
体験を交えたご回答をいただき、ありがとうございました。

回答No.1

noname#177887

万年筆自体を使う機会が減ってますから、アクセサリーというか、ブランドとしてのネームバリューが必要な人にとっては、良いものなのではないかと思います。

シャネル、グッチ、エルメス、ロレックス、等の、ブランド品と同じ扱いなんでしょう。

お礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど。ボールペンが発達・普及して以来、万年筆は使われなくなってしまったので、今となっては万年筆自体が、実用面よりも嗜好品としての性質が強くなってしまったのは事実ですね。
衣服や宝飾品、時計などといったアクセサリーはブランド力が人気の大きな割合を占めているので、アクセサリー関連会社であるモンブランも、自社の万年筆も宝飾品の一つとして羽陽としているのでしょうか（←私の勝手な憶測ですが・・・）
貴重なご回答ありがとうございました！