レンズについての質問です。

質問

対物レンズの倍率を下げた時、対物ミクロメーター　接眼ミクロメーターの目盛の見かたはどうか？
答え・・・・対物ミクロメーターは、小さく見える。
　　　　　接眼ミクロメーターは、変化していない。

接眼ミクロメーターは大きくはならないのですか？
参考書で見たら、対物レンズをA倍にすると、接眼ミクロメーターの1目盛は、1/A倍になる。と書いてありました。逆の場合、A倍になると思いましたが？
解説お願いします。

回答No.1

kagakusuki

接眼ミクロメーターは対物レンズと肉眼の間にある、接眼レンズに取り付けるもので、その目盛を対物レンズを通して見ている訳ではありませんから、「対物レンズの倍率を変更」したからといって、目で見た時の目盛の大きさが変わって見える筈はありません。
　例えば、虫眼鏡でものを見ている際に、虫眼鏡の手前に定規を置いたとします。
　その時、定規の目盛は肉眼で直接見ているのですから、使っている虫眼鏡を、拡大率の低いものと交換した処で、定規の目盛の間隔が変わって見えたりはしません。
　それと同じ事です。

>対物レンズをA倍にすると、接眼ミクロメーターの1目盛は、1/A倍になる。と書いてありました。逆の場合、A倍になる

　それはあくまでも、顕微鏡で拡大した像の中で、接眼ミクロメーターの1目盛あたりが示す長さが、その様に変化するという話です。
　例えば、対物レンズは倍率が5倍、接眼レンズは倍率が4倍のものを使用して顕微鏡を見ていた際に、接眼ミクロメーターの1目盛と同じ大きさの構造があったとします。
　その構造をもっと良く見るために、対物レンズの倍率をそれまでものの5倍である、25倍のものに変えた場合、顕微鏡全体の倍率は100倍になります。
　すると、その構造は、それまでの5倍の大きさになって見える事になる一方で、接眼ミクロメーターの1目盛の間隔の見え方は変化しませんから、その構造は接眼ミクロメーターの5目盛の大きさになって見える筈です。
　対物レンズを交換する前には1目盛分の大きさであったものを測るのに、5目盛を必要とする様になったのですから、接眼ミクロメーターの1目盛が示す長さは5分の1になった事になります。
　この様に、接眼ミクロメーターを見た時の目盛の間隔や大きさの見え方は、（同じ接眼レンズを使う限りは）対物レンズを変えても変化しませんが、1目盛が示す長さは、対物レンズの倍率に反比例して変化する事になります。

お礼

有難うございます。助かりました。