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他者を警戒すると自己肯定感が下がる?
- 他者を警戒し、その人によそよそしくすることは、私たちの自己肯定感を低下させる可能性があります。
- 私たちは理想の恋人や友人には、他者が行うであろう行為を期待しています。
- しかし、自分が他者を警戒して行動しなかった場合、自己肯定感は低下するかもしれません。
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質問者が選んだベストアンサー
大学で社会心理学を専攻している者です。 「他者を警戒すると自己肯定感が下がる」という傾向は、あると思います。 それは全ての人がそうなのではなく、統計的に、ないし多くの人々を観察した際のおおよその傾向として、という意味でです。 なぜなら、見知らぬ他者一般をどれくらい信頼できると思うかという「一般的信頼」や、他者に対してどの程度用心するか、警戒心を抱くかという「社会的用心」といった概念が心理学にはあり、それは臨床心理の場でよく用いられる「自尊心」や「自己肯定感」と関連があるからです。 つまり、他者を信頼せず用心深い人は、対人不安や評価懸念を抱きやすく、同時にそうした人々は自尊心や自己肯定感を内的に維持することができず脆弱である、という知見があるのです。 「他者を信頼すること」と「自尊心を保てないこと」とは相関がある、ということです。 でもそれはあくまで”関連がある”のみであって”因果関係がある”ことが強く実証されているかどうかは私はわかりません。 Googleスカラーや対人心理学の文献など読めば、そういう知見はたくさん読むことができます。
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- kerosuken
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精神科医です。 まじめに回答します。 他者を警戒すると自己肯定感が下がるか。 結論から言うと、それは人によります。 私の患者でそういう人がいますが、そうならないようにするトレーニングを今しています。 つまり、そういう人は確実にいるが、それは必ずしも正常な状態ではないと言うことです。 ご質問のややこしいところは 「自己肯定感」の定義が明確でないところです。 無意識のうちに自己肯定感が下がる、と言うフレーズがありますが、 しかし、自己肯定感というのは無意識には存在しません。 自己肯定感というのはすべからく意識的なものです。 そもそも無意識というものが存在するのかどうかも定かではありません。 この辺が明確にできると、ご質問はより面白いものになると思います。
お礼
なるほど、他者に冷たく接しても開き直っていられる、そういう性格の方が図太くてある意味健康なのかもしれませんね。 回答ありがとうございます!
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お礼
回答ありがとうございます。 相関であって因果関係ではないんですね!グーグルスカラーやってみましたが、面白いですね。教えて頂きありがとうございます。 そして、ハニーさんのお陰でわかって来ました。 恐らく、因果関係になっているのだと思います。 なぜなら、自尊感情が高い人物は物怖じせずに堂々と(←→びくびく警戒して)振る舞う事が予想できるからです。 つまり、警戒の度合いが自尊心に影響を与えるというよりは自尊心の度合いが警戒心に影響を与えるという事かな? 実体験からも、警戒している人は卑屈な目をした人が多い気が… どう思われますか!?