• ベストアンサー

ブレーキLSDの動作原理について

最近よくブレーキLSDという言葉を聞きますが、これは一体どのような動作原理になっているのでしょうか? 個人的にはエンジンから100の動力が出力されているとして、片輪が空転していてそのタイヤに100の動力がかかっていて、それにブレーキをかけたとしてもただブレーキによって動力が熱エネルギーに変わってしまうだけのような気がするのですが。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#252929
noname#252929
回答No.3

どんな時にLSDが必要になるのかを考えればわかると思いますよ。 左の駆動輪が氷の上に載っている状態を考えてみましょう。右の駆動輪は通常のアスファルトです。 左の駆動輪が氷でさらに滑りやすい場合、トラクションが掛かりませんので発進できません。 この様な時に、ブレーキタイプのLSDが効果を出します。 この装置がついている車は全てのタイヤに回転をチェックするセンサーが搭載されて居ます。 ですので、左駆動輪と右駆動輪の回転差で、左が大きく滑って居る事が検知できます。 また、他のタイヤが回って居ない事でも、1輪だけの空転を検知できます。 デファレンシャルギヤは、インプットシャフトの回転を、左右に伝えるギヤですが、片方をロックさせると、反対側が回るのはご存知かと思います。 ここで、空転しているタイヤにブレーキを意図的に掛けたらどうなると思いますか? 空転しているタイヤのみ意図的にブレーキをかけて空転を止めると、空転していないトラクションの掛かる右駆動輪が回りだすことになります。 これで、その場所から動き出す事が出来る訳です。 まぁ、馬鹿の一つ覚えの様に、トラクションの掛からないタイヤにブレーキをかけ続ける訳ではなく、掛けたり抜いたりを断続的に行い、回転数が同期してきたら、ブレーキの掛け方をゆるくしたり、ブレーキ制御をやめます。 こういう事をすることで、トラクションの掛からない駆動輪をその場所から抜け出すための装置です。 ただ、これを行うためには、ブレーキを電動で行わなければならない事と、4つのタイヤ全ての回転数検知、駆動輪への独立ブレーキ制御が必要になりますので、ある程度の価格以上の車でないと着いて居なかったり、オプション選択が出来なかったりします。

tomomomimo
質問者

お礼

理解出来ました。ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • fxq11011
  • ベストアンサー率11% (379/3170)
回答No.4

4輪駆動のテクニック?というほどではありませんが。 ブレーキ踏みながらアクセル踏む、乗り方があります、ありました?。 1輪が完全に空転すると、デフの働きですべての力が空転車輪に伝わり、発進不可になるため、空転を止める程度にブレーキ踏みます、それで他の車輪に駆動力が伝わります。 デフは別名差動歯車とも言います、2輪のタイヤの回転数の合計が常に一定になるように差動します。 当然抵抗の少ない方の回転数が多くなります、1輪が完全に空転だと、抵抗0のため2倍の回転数になり、もう一方には駆動力が伝わりません、空転タイヤをブレーキで抵抗を大きくすることで、もう一方に駆動力が伝わります。 >ブレーキをかけたとしてもただブレーキによって動力が熱エネルギーに変わってしまうだけのような気がするのですが デフの働きとセットで考えないと、そんな理解になります。

tomomomimo
質問者

お礼

勉強になりました。ありがとうございました。

回答No.2

あ、それと言い忘れましたが、このブレーキLSDという機能はトラクションコントロールなどの機能の一部です。 トラクションコントロール(スタビリティコントロール)では、スリップコントロールのために駆動輪側、或いは4輪独立してブレーキ制御が可能です。 この機能を使ってスリップした側のタイヤのみに独立してブレーキ制御を行います。 したがって、この手のスタビリティデバイスの無い車にもこの機能はありません。 (そういえばクロカンなどのテクニックにサイドブレーキを使ってブレーキLSD相当の効果を期待するものもあります。電子制御と比べれば原始的な手法ですが)

tomomomimo
質問者

お礼

ありがとうございました。

回答No.1

デフの働きを忘れています。 ブレーキLSDが採用される車は基本的にオープンデフの車です。 つまり、ブレーキにてスリップした駆動輪に擬似的に駆動抵抗を発生させて、グリップの抜けた側のタイヤからグリップのある側のタイヤに駆動力を移動させます。 LSDなどデフ側で差動制御出来る車はその通りブレーキLSDは単なるロスでしか無いので、そういう車にはその機能はありません。

tomomomimo
質問者

お礼

ありがとうございました。

関連するQ&A

  • FF車にLSDを付けると?

    FF車にLSDと付けると、どんな効果があるんですか? コーナーの立ち上がりで片輪が空転するような場合、それを抑える効果があるというのは分かりますが、それってサーキットとかでの話ですよね。 峠道をちょっと飛ばしぎみに走行するような場合でも、LSDの効果あってあるんでしょうか。 つまり、タイヤが空転しない程度にスポーティ?に走行する場合でも、LSDを装着する意味はありますか?

  • トルセンLSDとデフロックの機能的な違いは何?

    四駆の中には、センターデフロックを持っているのに、トルセンLSD機能も付いている車があります。 LSDとは片輪が空転した時に、残りのタイヤに力を伝える為にあると理解しています。 それであってるなら、LSDがデフロックの機能をカバーしているハズですが、機能の似たものを二つも付ける理由を教えていただけませんか。 宜しくお願いいたします。

  • 自動車のフットブレーキを踏んだとき、エンジンからの動力伝達はカットされ

    自動車のフットブレーキを踏んだとき、エンジンからの動力伝達はカットされるのですか? フットブレーキを踏んでブレーキパッドを挟んでタイヤの回転を止めるというのは分かるんですが、 そのタイヤの回転をさせているエンジンの動力伝達を断たないと、 同一のものに動かす力と止める力を与えることになると思うんです。 エンジンからの動力伝達が断たれないとして、 ブレーキの止める力がエンジンの動かす力に勝つ場合エンストを起こすと思うのですが、 そういうことは実際は起こっていないようなので、 やはりブレーキを踏んだときにはエンジンからの動力伝達は断たれるようになっているんですよね? 回答お待ちしております。

  • 自動車のブレーキ

    こんにちは。 自動車が走行中に フットブレーキを踏んで減速する場合 運動エネルギーが熱エネルギーに変わる・・・と 考えればいいのでしょうか。 では、自動車が走行中に フットブレーキを使わず シフトダウンによるエンジンブレーキを用いた場合 運動エネルギーはどんなエネルギーに 変わるのでしょうか。 この質問自体がとんちんかんな場合には そのあたりのことを指摘していただけるとありがたいです。

  • トヨタアクアのエンジンブレーキの関する質問

    トヨタのハイブリッドシステムはエレクトリック部分とメカニカル部分が融合していて、我々のような一般的なドライバーにはよく理解できない点があります。メーカーに質問しても踏み込んだ回答がなく、今一つすっきりしません。この場を借りて質問することにしました。以下に「私の考察」を記しましたので、誤った理解をしていたらご指摘ください。尚、理解するのに使った私が描いたハイブリッドシステムの主要部(略図)を添付します。 (1)通常の走行ではエンジンとホイールが繋がった状態です。エンジン出力とMG2のモーター出力がホイールに伝わります。エンジンブレーキはその逆で、ホイールの持つトルクでエンジンを空転させ、そのフリクションロスでブレーキをかけます。 (2)トヨタハイブリッドシステム(THS)では、エンジンと繋ぐためにサンギヤ(MG1の回転子と直結)を磁界によるロック(トルクを持たせる)します。サンギヤがロックするのはMG1が発電機になる時と、モーター(スターター)になる時です。 (3)D→Bにシフトした時、満充電(SOC>80%)でなければMG1は発電機の機能になります。MG2はモーターのモードであったり、発電のモード(フットブレーキによるエネルギー回生)になったり、走行に応じて制御されています。満充電であればMG1の発電機能はなくなります。一方MG2ではサンギヤ(MG2側)はフリーとなり、モーター機能とエネルギー回生機能がなくなります。 (4)MG1側サンギヤにトルクを持たせるために、MG1はモーターモードになります。モーターなので電力は消費します。サンギヤがロックされると、MG1はエンジンと繋がり、同時にリングギヤとエンジン も繋がります。 (5)エンジンは燃料カット状態の中、MG1モータートルクとリングギヤトルクで、高回転(空転)状態になります。走行中の車軸の持つエネルギーは大きく、エンジン(空転)のトルクは殆どリングギヤトルク(車軸トルク)で賄われます。いわゆるエンジンブレーキとなります。ただ、変速ギヤによるギヤダウンではないので、その効き目は弱いといえます。 (6)車軸(車速)→リダクションギヤ(減速ギヤ)→リングギヤ→ピニオンギヤ→キャリア→エンジンと、トルク伝達の過程で車速に応じたエンジン回転数が機械的に決まります。私が経験したエンジンブレーキ(富士あざみラインの降坂)では、60km走行時で4,000rpm(スキャンゲージの値)を超えました。 (7)エンジンブレーキは急坂の降坂や、長い下り坂等のドライブには必要不可欠であり、ドライブが安全で、楽になります。油圧ブレーキの負担も軽減します。アクアのBレンジは、走行中にドライバーの意思が反映できる、唯一のシフトポジションです。大いに活用すべきです。

  • 卓上旋盤のブレーキの原理について

    いつもお世話になっています。 弊社に古い卓上旋盤があるのですが、最近それを増台する必要が出てきました。 その旋盤には改造が施されており、フットペダルを踏むと回転、離すと『即時停止』するようになっています。 そのブレーキ機能の部分を通常の卓上旋盤に社内で付ける必要が出てきたのですが、原理的に不明な部分があり、質問させていただきます。 その機械を改造時に作成したと思われる図面をみますと、 電源は3相交流200Vで、ブレーキ時に電源のR、Sからのコイルが働き、 それと相殺(?)する形で、モーターから繋がる直流に変換(?)されたR、Tの2相からなるコイルが働く形になっています。 (動作とのインターロックやOFFディレイタイマー等ありますが、そこは省略しています。また、ブレーキ時には電源とモーターは電磁接触器で遮断されています。) いろいろ調べて、回生ブレーキが使われているのでは・・・と推測したのですが、いまいち自信が持てません。 言葉足らずだとは思いますが、推測程度で結構ですので、どんな原理のブレーキが使われている可能性が高いかをアドバイスいただけないでしょうか。 特に、交流R、Sのコイルと直流R、Tのコイルの関係が良くわかりません。 よろしくお願いします。 このような曖昧で間違いの多い質問に、適切な回答をいただき、本当にありがとうございます。 質問時は回生ブレーキかと思い違いしていましたが、回答者の皆様のおっしゃるように、これは直流制動を用いたダイナミックブレーキのようです。 自分の知識不足ゆえ、名前もわからないものを聞くことが多いのですが、ここの皆様には本当に助けられています。 回答者の皆様全員に良回答ptを差し上げたいのですが、限りがあるので、回答をいただいた順にptを差し上げて、質問を締め切りたいと思います。

  • ミラージュのASCについて

    三菱自動車のメーカーサイトにミラージュのASCについて次のように書かれています。 >滑りやすい路面での発進時にスリップを感知すると、エンジン出力を抑えるとともに、『ブレーキも使用し』タイやの空転を防止する「トラクションコントロール機能」を装備。安定した走行をサポートします。 これってつまり日産で言うところのブレーキングLSDを備えているということでしょうか。 もしそうだとすればすごいと思うんですけど、今時のトラクションコントロールでは当たり前なんでしょうか。

  • 簡単な動力計の原理・作り方を教えてください!

    大学の卒業研究でバイオディーゼルの実験をしようと考えているのですが、エンジンの出力を測定する動力計などが予算の都合で購入できないため自作の動力計を作成しようとしています。 簡単に作成できる動力計などがあれば原理・作製方法について教えてください。できるだけ詳しく教えていただけると助かります。 ちなみに、シャシダイナモ・エンジンダイナモどちらで測定するかはまだ未定です。そのため、どちらについてもアドバイスをいただけると嬉しいです。 ※実験はエコランカーのような車体にエンジンを積んで、動力計・タコメーターなどで測定した数値からバイオディーゼルについての性能を評価しようと考えています。また、実験に適した小型のディーゼルエンジンなどがあれば教えてください。 いろいろと質問してしまいましたが、よろしくお願いします。ご回答お待ちしております。 ※追記です。 本実験では上記のようにエコランカー(車体は以前研究室で使用したもので、エンジンは50ccのガソリンエンジンを積んでいた車体)を使用する予定です。 実験はバイオディーゼル燃料の実験のため、一応車体が無くてもエンジン本体だけで実験可能なのですが、振動の対策や軸合せなどが大変だと教授から聞き、実際に車体(エコランカー)に積んで実験を行いたいと思っております。 エコランカーは大体こんな感じです。http://www.asaka-koubou.co.jp/eco/ 正直この車体に積める小型のディーゼルエンジンがあるかあまり自信がありません… この実験の本来の目的はバイオディーゼル燃料(学内で精製したもの・自作のもの)の性能の違いを確かめるというものです。そのため車体などは正直二の次で、バイオディーゼル燃料を入れたエンジンの性能試験がメインになります。 質問内容が少し変わってしまいましたが、上記の内容の実験を行うにあたり、できるだけ安価で行える実験方法、また使う燃料の性能を評価するために必要な項目などがあれば教えてください。

  • MTのブレーキ

    こんにちは、honiyonです。  最近気になっている事があります。  ATでは、停車時で Dレンジに入れていてもエンジンが止まる事はありません。  これはエンジンがタイヤを回そうとする力がトルコンで滑って抜けているためだと考えていました。  でも MTの場合はトルコンがなく、エンジン <=> タイヤ間で滑るような機構は聞いた事がありません。 強いて言えばクラッチだと思いますが、半クラッチ状態、もしくはひどく磨耗していなければ滑りませんよね?  ということは、停車時にギヤを入れたままだとエンジンの回転が妨げられてエンストしてしまうのではないでしょうか?  もしそうであればMTなドライバーはクラッチを切り離してからブレーキ、又はブレーキ操作時に○km/になったらクラッチ切り離し、という操作をしているのでしょうか?  上手く伝わっているか心配ですが、お暇な時にご回答ください。  よろしくお願いします(..

  • プリウスについて。

    プリウスはブレーキを踏むと、回生ブレーキが作動して車の運動エネルギーをバッテリーに蓄えて、次の発進、加速の動力にする。と聞きました。 このとき、元の運動エネルギーの何パーセントが次の動作に使用されているのでしょうか?