「いつどこで斬られるにしても死ぬ間際まで前へ進みたい。
たとえ、どぶの中で切り捨てられても私は前を向いて死にたい。
前のめりで死んでいきたい。」
この言葉通りの熱く短い生涯を駆け抜けました\(^^;)...
※
一徹
「お前、坂本龍馬という人を知っているか?
封建時代の日本に新しい日の出をもたらそうと命をかけて来た人だ」
飛雄馬
「あぁ知ってるよそのくらい。でもそんな話今の俺には関係ない」
一徹
「関係があるかないかは聞いてみなければわかるまい」
飛雄馬
「・・・」
一徹
「これからの日本は門戸を広く世界に開き
外国の優れた思想・技術を学ぶ必要があると考えた龍馬らは
当時の幕府に徹底的に弾圧された。
新選組は日夜その命を狙って嗅ぎまわり
龍馬はいつどこで死ぬかわからない有様だった。
しかしそんな中で龍馬はこう言い放った。」
ここでいきなり寺田屋の映像が出てきて龍馬が語り始めます。
龍馬
「いつどこで斬られるにしても死ぬ間際まで前へ進みたい。
たとえ、どぶの中で切り捨てられても私は前を向いて死にたい。
前のめりで死んでいきたい。」
その後、龍馬を新選組が襲います。
傷を負った龍馬は鴨川(どぶ?)を苦しそうに前進して行きます。
そしてついに前かがみに倒れます。
龍馬
「たとえ幕府の大きな力の前に俺が虫けらでしかないとしても
俺は死を・・・ 前へ・・・ 前へ・・・」
そう言うと龍馬は亡くなります。
なんで星一徹が死の話を星飛雄馬にしたかは、
飛雄馬に球威が全くないことに気が付き、
プロでは通用しないことを告げるためでした。
一徹
「投手飛雄馬は死ぬしかないんだ」
その言葉を聞いて明子ねえさんは台所で泣きます。
明子
「元旦早々なんてことを・・・」
星一徹は説教くさく飛雄馬に言います。
一徹
「飛雄馬よ。坂本龍馬になるんだ。
どうせ死ぬんだと言って前進を止めるようなやつは男じゃない。
たとえドブの中で死んでもなお前向きで死んでいたい。これが男だ。」
この星一徹の言葉に飛雄馬はミョ~に納得します。
飛雄馬
「そうか、今やっとわかったよ、父ちゃんがなんで龍馬の話などしたか。
俺、父ちゃんからいろいろ教わったけど今のが最高だ。
熱い男の血潮をもろに浴びたみたいだ。立派に死んでみせるよ。
ドブの中で前のめりになって・・・父ちゃん」
※巨人の星より
実際には、鴨川を流されてから息を吹き返して薩摩藩邸に逃げ込み
海援隊を指揮し長州征伐で幕府艦隊を奇襲したり、
薩長同盟をまとめたり、勝海舟を通じて将軍徳川慶喜に大政奉還させ、
明治新政府の基本政策を上申したりしたあげく、暗殺されるのですが\(^^;)...