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立ち会い出産の歴史とセックスレスの影響
- 立ち会い出産(旦那さんが立ち会う)の歴史について教えてください。
- 立ち会い出産は海外から導入され、男性が妻を産後、女性と見れずセックスレスになるケースもあると言われています。
- セックスレスは過去10年以上の問題であり、産婦人科でも立ち会い出産についてのリスク説明が行われています。
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日本ぐらいなもんですよ、立ち会い出産でセックスレスになるのは。 日本でするようになったのは、1990年付近から。 ただ、別に特別な方法というわけでもなく、大元はラマーズ法なんですよ。日本に伝わる時に不完全なまま来てしまったのか、故意に外したのか・・・。 「ひっひっふぅ~」の呼吸法のイメージが強いですが、元の目的は精神的なケアでした。 痛みの原因は、実は「出産=痛い」という先入観からではないか? 催眠と同じで、条件反射のように脳が勘違いして痛みを感じさせているのではないか? これら固定観念を解きほぐし、訓練することで痛みを克服できるはずだ。 こういう考えから旧ソ連で「薬剤を使わないで産痛から女性を解放する」という宣言の下、精神的無痛分娩法が研究され始めました。 これらを元にフランスの産科医ラマーズ・フェルナン博士が、呼吸法と筋肉のリラックス法を取り入れて改良して発表したのがラマーズ法。これが1951年のこと。 日本にはアメリカから1960年に渡ってきましたが、アメリカのラマーズ法では夫の参加を勧めています。 あくまで産痛からの解放が目的ですから、立ち会い出産は分娩の時だけではなく、妊娠時から始まっているという考え方をします。 妊娠中のサポートは当然ですが、夫も分娩に向けて知識をつけたり覚悟を決めたりと、夫婦で勉強することを通して精神的な繋がりも築いていくわけですね。 立ち会い出産を勧めている海外でも、「妊娠・分娩に対する正しい知識と認識」「妊娠中の合併症を防ぐためのサポートとケア」など、こういった知識や技術を身につけるという条件を満たしたうえでなければ、ドクターは夫の立ち会いに許可を出しません。 手を握って「頑張れ」と言うだけとか、医師や看護師からあれしろこれしろと言われないと何もできないとか、ましてや記念にビデオ撮影だとかは邪魔なので追い出されます。 命をかけている子供と母親への冒涜と見られるんですね。 呼吸を整えられるよう誘導したり、痛みを和らげるためにさすってあげたり、水を飲ませてあげたりというサポートを率先してできないレベルならいらないとなるんです。 愛を確かめ合うだとか、育児への意識の向上だとか、そんな綺麗事でやるものではないのに、日本にはどうやらそういう上っ面のドラマだけ先行して入ってきてしまったようです。元々、遅れてるだけなのにね(^_^; 女は出産時に獣になると言っていた人がいましたが、お子ちゃまの愛情ごっこレベルでそれを目の当たりにしたら、精神的に何らかのダメージを負うのは当たり前です。 何のために映画などの世界でR15だとかR18だとかがあるのかを忘れてるんですよ。 分娩に対する精神状態が子供と同じレベルの男が、それを見てしまったら萎えてしまうでしょう。 日本人はセックスと交尾の区別ができない人も多いですし、そういうグロいイメージが付くと気持ちが落ち込んでしまいます。 日本では元々、出産自体も忌みとして見られていました。 だから、妊娠すると隔離されていた時代もあったようです。 男子厨房に入らず この言葉、女が飯を作れという意味ではないです。 血を見るのが苦手な男を皮肉って、邪魔だから入るなという意味で使われていたようです。 日本人の男は、それほど血には弱かったんですね。 もしかしたら、こういうことも考慮して、日本にラマーズ法を伝える時に、立ち会い出産は省いたのかもしれません。 ゴキブリ退治もできないような男が多い現代で、何の知識もなくノリだけで立ち会えばセックスレスの原因にもなりますよ。 格好つけてる場合じゃない時に格好つけようとして失敗して、そうなれば自我が崩壊することなんて容易いでしょう。 医学界で立ち会いが原因でのセックスレスが言われるようになったのは、2005年前後だったと思います。 たぶん、ネットでの噂が原因。 ちょうどネットが普及し始めた頃ですから。 立ち会いでもセックスレスにならない場合って、息んでる時だけ立ち会わせて、赤ちゃんを取り出す直前に部屋から出させて直接見せないようにするなど、病院の対応が上手いんだそうです。 思いっきり歪んだ顔を見せたくないという母親側の希望を聞いて対処したりしているようですね。 獣のように苦しんでいる妻を目の前に、手を握るしかできないなんて男として自信を失うでしょう。一生守ってみせるとか言いながら、肝心なところでつまづいてるんですから。 海外のドクターが知識のレベルで許可するかを決めているのは、こういうこともあるのかもしれません。 少なくとも率先してサポートできる知識や行動力を持った男なら、ただただ自分の無力を感じることもないでしょうから。 何かしないといけない時に何もできない辛さは、去年の震災時に多くの人が味わっているはずです。
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- masyatoraman
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参考にならないかもしれませんが、それでも何かの役に立てたらと思いました。 以前に産婦人科で勤務していましたが立会い出産を希望されたカップルに、セックスレスになるリスクのことを今まで一度も説明したことはありませんでした。 (というよりそんなリスクがあることを初めて知りました→しかし今までの経験上、充分に理解できます) ただ何十回も立会い出産を見てきて思うのですが、痛みに耐えかねて半狂乱や狂乱される女性の姿は、陣痛の痛みの凄さを理解していても(私自身は出産経験はありませんが)はっきり言うと醜い部類に入ると思います。 自分の家族が突然狂ったように暴れ出す・・・かなりのトラウマになると思います。 女の子が自分の母親の出産に苦しむ姿を見て、その子が成人した時に出産することに恐怖を感じてできないという話は、聞いたことがあります。 側にご主人が居るから甘えてしまい、オーバーに取乱してしまいやすいのか。 また痛みに弱い女性が増えてきているせいなのか。 今は成人の歯科治療でも注射で麻酔する前に、歯肉に表面麻酔をするくらいですから。 医療側は見せないようにしますが、もし赤ちゃんの頭が出てくるところを見てしまったのなら、また別のショックを受けることも理解できます。 日本は昔から陣痛の痛みに乗り越えて出産することを美徳に思うせいか、無痛分娩をしている施設は本当に少ないです。 (もちろん無痛分娩をすることによる、リスクも考えてのことでしょうが) 陣痛に耐えて(陣痛が軽く?て)スムーズに出産できて、何て素敵なお産なんだろうと思ったことは数少ないように思います。 私も基本は立会いを希望していますが、痛みに強い自信はあってもいざ自分が取乱すことになったら、立会いを断ると思います。 質問者様はどのような出産をされたのでしょうか。 陣痛の痛みに耐えかねて半狂乱や狂乱する女性は大勢いる・・・そのような現実をご主人が理解される機会はまず無いでしょうから難しいですね。
お礼
病院によっても、セックスレスのリスクの説明は、まちまちなんですね。都内は、説明が多いようです。 現場の方のお声が聞けて、とても参考になります。 私の出産は、色々な自分と子供の条件が重なり、かなりのスピードな代わりに、痛みはとても尋常ではありませんでした。 骨盤が小学生サイズ、産道がとても固く狭い、子宮後屈、直前まで逆子、子供の頭位がギリギリのビッグな大きさ、などで、何度か失神しかけました。 声もゾンビのようになったり、時々けいれんのようになったり、目は白目を剥き出し、はんにゃのような顔、 またはエクソシストのような顔。 いきみを逃がす際には、自分で膣の出口を両手で押さえないと耐えられないという醜い体勢、嘔吐の繰り返し、、もう、自分でも考えられないようなひどい出産でした。特に目は自分でも尋常では無いかと。 本当に醜いです。立ち会いしたことを心底後悔しています。もし、そんなに醜い自分になると知っていたら、 また、それがセックスレスになる原因と知っていたら、絶対に立ち会いをしようなんて思わなかったと思います。 ありがとうございました。
- あずき なな(@azuki-7)
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子どもが生まれるとセックスレスになるのは仕方ないらしいです 別に立会いの有無は関係ないらしいですよ
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうなんですね、立ち会いの以前に、子供が生まれることがセックスレスにつながることもあるのですね。 ただ、うちの旦那は、出産後、すぐ、うつ病発症、会社退職、ガスを吸っては自殺未遂、自殺願望、悪夢で発狂、廃人のようになり、 私の傍にいるだけで、発狂し嘔吐の繰り返し、と明らかな、トラウマとフラッシュバックが長年続きました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 全文読ませて頂き、目から鱗です。 全く私には無い豊富な知識を、教えて頂き、心底、やっと、納得できました。 このような経緯と歴史があったことを、10年前に、、知りたかったです。 主人は、他人のも自分のも、採血行為を見ることすらできません。毎回、ベッドで横になり、目隠しをして、嘔吐しながら採血し、その後も1時間以上は、ベッドから起き上がれないくらい、血にも、採血行為自体にも、拒否反応を起こす人です。それは、産後に、詳しく知ったので手遅れですが。 どちらにせよ、非常にナイーブな典型的な日本人気質です。 私は、主人、そして自分、何より子供達(上の子は立ち会いしてないので、二人目も授かることができましたが、二人目に立ち会いを。)の人生を狂わせる事をしてしまいましたが、この事実を知ったお蔭で、主人の離婚にも応じる覚悟もできましたし、また、離婚しないとしても、私が一生かけて、お詫びをすることに、何のためらいも持たずに生きていけることを、確信できました。 失礼ですが、医師の方ですか?産婦人科のご専門の方ですか? 本などで、はっきりと記載されているものでもありましたら、教えて頂きたいです。 探しても、どの本屋にも無いのです。 ネットでは、あらゆるサイトを探しましたが、ここまで納得のいく情報がありませんでした。 カウンセリングの先生からも、はっきりとした回答は、得られず、困り果てておりました。 本当に感謝いたします。ありがとうございます。