私は、微妙かつ、興味深い問題だと思います。
意思疎通の手段が多様化している現代、実際に人と人とが同じ場所に居合わせなくても、ある程度の意思疎通が可能かと思われます。
「明日15時、システム提案について打合せを行なうので、会議室に集合」
というような明確な「連絡的」内容ならば、たいがいの手段で意志が伝わると思われます。・・・メール、電話(口頭)、メモ書きなど。
しかし、「交渉」ということとなればどうでしょう。
お互いが見知った関係であるならば、ある程度は、問題なく「交渉」という意志疎通は図れるかもしれませんが・・・。
特に、日本的なビジネスの現場では言葉のニュアンスや顔の表情、その場の雰囲気などは、交渉(駆け引き)では大切な判断材料となります(日本に限らないかもしれませんが)。これは、テレビ会議システムを使ったとしても、表情や声音は判断できても、雰囲気までは伝わりません。
お店で値切る時も、店員さんの顔色をうかがいながら、まだ行けるかな、限界かな・・・という感じに交渉すると思います。
もっと、身近な問題(?)であれば、「交渉」とは違うかもしれませんが、インターネットのメール・掲示板・チャットが良い例だと思います。
文字だけのやりとりのため、言葉のニュアンスが伝わりにくく、また、言葉を間違って使ったがために、こちらの真意が伝わらず、極端な場合ケンカになってしまいます(良心的な「意味の補正」ができない)。
更に言葉だけのため、ストレートに表現しすぎて、そのケンカがエスカレートしてしまう場合もあります。
また、画像や音声は、やり取りできますが、感触や雰囲気、香りまでは、相手に伝えられません(正確に言えば、「感触」は機械を使うとある程度伝えられるらしいです)。
・・・とりとめがないのですが、人と人とが顔を合わせなければ(同じ場所同じ時間に居合わせなければ)、伝えられない事があり、それは時として、人間同士がコミュニケーションを取る上で重要な情報であると私は考えます。
お礼
回答いただきありがとうございます。