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狂言について教えてください

(1)音楽の成り立ち (2)用いる楽器の種類や規律の特徴 (3)演奏の形 (4)演奏場所 (5)歌?について どれか一つでも教えていただけないでしょうか、 おねがしますm(_ _)m

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tarohkaja
  • ベストアンサー率29% (66/221)
回答No.2

狂言の 「音楽の成り立ち」 というのは質問として成り立ちません。 狂言はせりふ劇です。 けれどもその中に 「歌謡」 があります。 この歌謡は、今も文献が残る 「閑吟集」 などの中世歌謡や 「和讃」 と共通の詞章があります。 「詞章」 が同じでも、 電子的記録はないのですから 「音楽」 も共通だという保証はありません。 保障はありませんが、 中世歌謡を今に伝えるもの、 という評価・という認定 はされています。 ですから、成立当時の 「はやり歌」 を取り込んでいるのであり、 狂言の音楽の成り立ちということではないわけです。 使用する楽器については、 二通りの観点があります。 まず一つ目は、 劇中に使用されている楽器です。 演技する役者が持って演奏するものです。 これは当時の庶民が、 祭り囃子や農耕行事に使っていたもので、“ささら” “にょうばち” そういった中世の庶民的な楽器が登場します。 「鉢叩き」 という、間狂言としても間狂言からうまれた独立の一曲としても演じられる曲がありますが、 そのなかでは 「鉦鼓しょうこ」 も出てきます。 ヒョウタンを竹でたたくのも打楽器として見ることができます。 能では 「羯鼓」 なども登場しますが、歌舞劇である能と違い、庶民的せりふ劇の狂言では出てきません。 もう一つは、劇中の演技として演奏されるのではなく、 舞台表現の一つの役割を受け持つ 「囃子方」 が登場する場合です。 能と同じ、「笛」 「小鼓こつづみ」 「大鼓おおつづみ」 「太鼓たいこ」 で、 この能楽囃子方が舞台に登場して狂言役者の演技の伴奏 = アシライといいます。 こういうことをします。 「演奏の形」 というのは質問の意味がよくわかりません。 能に 「半能」 「仕舞」 「素謡」 ということがあるのと同じようなものと解釈すると、 狂言一曲を普通に演ずるほかに、(間狂言もありますが省略) 一曲の中の 「サビ」 とでも言いましょうか、ポイントで舞う舞だけを見せる 「小舞こまい」、同じくポイントの小歌だけを聞かせる 「小謡こうたい」 という、演ずる形態・演ずる方式があります。 これは狂言単独の公演の場合にのみ、プログラムの一つとして演じられます。 「演奏の場所」 ということも質問の意味がよくわかりませんが、 能舞台、能舞台に準ずる場所で、 能と一緒に狂言一曲や能の中で間狂言として参加する、その狂言の中に、舞を舞う場面も謡を聞かせる場面がもあります。 能舞台・能舞台に準ずる場所で狂言だけが演じられるのは昭和の後半からのことですが、 先に挙げた 「小舞」 「小謡」 は、狂言だけの公演で行われることで、能と一緒の公演ではそれがプログラムの一つとしては行われません。 また、公開のものではありませんが、宴席での小謡や小舞、能役者も謡ったり舞ったりすることがあります。 それも近世以前は能楽師の仕事でした。 いまでも結婚披露宴などに 「招かれて演ずる」 ことはあります。 式典などに付随するパーティでも、謡や詩吟や小謡が、 司会者に求められることがあるのはその名残です。 「歌? について」 との質問も、 何を疑問としているか、 何が知りたいか、つかみにくいのですが、 狂言の中でうたわれているのは、 今に残る中世歌謡 (閑吟集 ・ 梁塵秘抄などなど) と同じものが少なくありません。 文献が残る一方で、 歌として狂言の中にも残っていたわけです。 しかしそれが、 中世の 「音楽」 そのものかというと、録音がないのだからわかりません。 ただ、「面影を伝えるもの」 としては確信が持たれています。 狂言ではなく能の音楽の方は証明できるのですが、 中世にある程度までできあがった能の、音楽も含めた全体の技法は、戦国時代にきちんと完成し、 江戸時代にさらに洗練されました。 狂言の方もそれと同様な変化をして、鎌倉末期に誕生し、中世にあらかたの形をととのえ、江戸時代に洗練されたのだろうとは言えます。 あなたの質問の答になったのかどうか不安ですが、 上記を踏まえて補足していただければ、的確な答ができるかと思います。

litiliti
質問者

お礼

あやふやな質問ですいません。 それでもとっても詳しく教えていただいてありがたいです。 回答ありがとうございました^^

その他の回答 (1)

noname#222486
noname#222486
回答No.1

狂言は流派が3種類に分類されます。 それによって違ってきます。

litiliti
質問者

お礼

ありがとうございます。

litiliti
質問者

補足

そうなんですか、すいません; 大蔵流についておねがいします。

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