質問：なぜダーウィンの進化論を教科書に載せますか?

質問

ダーウィンの進化論は信用できません。「人間は猿から進化した」と いってるにもかかわらず、肝心の「人間と猿の中間生物（ミッシング・リンク）」は「絶滅した」で片付けています。なぜ進化したのに絶滅して、退化したままの猿は生き残っているのでしょう。まったく意味不明です。しかも、「ミッシング・リンクの化石」も、どう見ても猿の化石にしか見えないものを無理に こじつけているだけです。骨だけの化石であれば、好きなように肉付けできるのは当然です。想像力は評価しますが、かがくとしては失格です。また、これらのダーウィンの進化論を否定する客観的情報はインターネット上に多く掲載されています。よって、ここでは それを議論の対象としません。

ここでの質問は「なぜダーウィンの進化論を教科書に載せますか?」です。上記の通り、正しいか間違っているかすら不明の仮説を、堂々と かがくの教科書に掲載することじたい、ばかげています。これは明確に かがくに対する冒とくです。なぜ、このような ひどいことをしているのか教えてください。
よろしく お願い致します。

回答No.10

noname#160718

No.7です。

　No.7で私が、「正しいから」と書いたのは、No.8さんの「科学の概念」（私もその通りだと思いますが）に沿った形で言い直せば、「現在までのあらゆる証拠によって支持されているから」、その結果、「正しいとされているから」です。

　なお、ダーウィンは「ヒトはサルから進化した（文言としてはNo.7で書いたとおり間違っていますが、"ヒトは現世類人猿との共通祖先から分岐して進化した"といちいち書くのも面倒なので、この回答では"サルから進化した"と書きます）」とは一言も言っていません。「人類の起源も判るかもね」と言っているだけです。ヒトがサルから進化した、というのはダーウィンとは関係なく得られた知見であって、それがダーウィンの進化論と矛盾しない、というだけです。

　もっともダーウィンは人類の起源についても確信はしていたようで、「古人類の化石を探すならアフリカを探せ」って言ってます。原生類人猿のほとんど（オランウータン以外）がアフリカに生息していることから、類人猿はアフリカで進化した動物であることは確信していたでしょうし、人類が類人猿から分岐した生物であることも確信していたとすれば、「初期人類の化石はアフリカでしか見つからないだろう」という帰結になりますからね、論理的に。

　事実、せいぜい数十万年前程度の比較的新しい人類化石はヨーロッパやアジアからも見つかっていますが、さらに古い数百万年前クラスの初期人類化石はアフリカ以外からは骨片１つ見つかっていません。

　ダーウィンが主張し、現在の進化論の柱となっている論理は、No.8さんも触れていますが、

１．進化の原動力は自然淘汰である
２．変異はランダムである
３．進化は漸進的に進む

　この３点だけです。
　ちなみに変異、という言葉は現在では遺伝学用語になっているのですが、ダーウィンは遺伝子の存在を知らなかったので（メンデルの遺伝の法則の発見が同時代ですが、メンデルは死後ようやく評価されたので、ダーウィンの時代は遺伝の法則はまだ世に知られていなかった）、そのあたりは非常に曖昧な表現になっています。
　ただ、「ランダムに生じた"変異"が自然淘汰によって取捨選択されることによって進化が起きる」という考え方は、そのまま現代の進化論の柱になっています。

　なお、これも極めて基本的な誤りですが、「進化」とは進歩することや改良されること、高度になることを意味しません。
　厳密にはある生物集団で「何らかの変化」が起きれば、それを「進化」と呼びます。
　サルは人間に進化する義理や目的、必然性など何もありません。サルの中のある特定の集団が結果的に人間に進化しただけで、他の集団はそれぞれの進化を続けて現在のチンパンジーやゴリラになっているのです。「退化したまま」なのではありません。
　まあ、ヒトとチンパンジーの共通祖先は、ヒトよりはチンパンジーに似ていたでしょうけども。

　それと、「ミッシング・リンク」とは、「ヒトと類人猿の中間形態の化石が見つからない（この見つからないことをミッシング・リンクという）のはヒトが類人猿から進化したという説の反証となる」という意味で使われてきた言葉です。
　その「ミッシング・リンクが存在する」理由として、「絶滅したからだ」なんて誰が言ってるんですか？？私は初めて聞きましたけど。

　ミッシング・リンクは数百万年前に生息していた生物ですから、絶滅しているのは当たり前です。どんな生物でも長い年月の間には形態が変わって「別の種」に進化していきますから、数百万年前に生きた生物で現在もそのまま生き残っている生物などほぼありません。「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスやゴキブリだって、今の姿のまま生き続けてきたわけではありませんから。
　現代の生物にしても、数百万年後には「種」としては全て絶滅しているでしょう。生き残っているものも変化して「別の種」になっているからです。
　ミッシング・リンクが存在する理由は、「どの時代であっても生息している生物種のごく一部しか化石で残らないから」です。

　ちなみにミッシング・リンクの存在が人類進化の反証となり得たのは、もう何十年も昔の話で、現在は多数の初期人類化石が見つかっています。（当然彼らはアウストラロピテクス属もホモ属のサピエンス種以外の種も、全て絶滅しています）
　まあどれだけたくさん見つかっても、「ミッシング・リンク」は永久になくなりはしませんけどね。
　これまでＡ－Ｂ間の化石がまったく見つからず、「ミッシング・リンク」だと言われていたのが、中間形態のＣが見つかったとします。すると、「ミッシング・リンク」はＡ－Ｃ間とＣ－Ｂ間の２つに増えてしまいますから。
　そういう意味では、今じゃ「ミッシング・リンク」は膨大な数に増えています。

　ちなみに「サル→ヒト」の進化は、１本の道筋なのではなく、多くの分岐が生じて「多くの種」の人類が現れては消えていき、最終的に生き残ったのは現在の我々ホモ・サピエンスに繋がる１系統だけ、というのが現在の「定説」です。
　つい最近（数万年前）まではネアンデルタール人とかホモ・フロレシエンスなど、数種の人類が生息していたようなのですがね。

　それと遺伝子の話は嫌みたいなのですが、何故なんでしょうかね？
　「進化論は正しい」という結論しか出てこないからなんでしょうかね？
　だとすれば、本当に疑問に思っていたりしているのではなく、「信じたくないから信じない」というスタンスなんでしょうか。

補足

「ミッシング・リンクは数百万年前に生息していた生物ですから、絶滅しているのは当たり前です。」
とありますが、私の質問は「なぜ数百年前に生息していた生物は絶滅していて あたりまえですか?」です。
その質問に対して「あたりまえだ」「常識だ」では答になっていないと思います。
「なぜ天動説を支持しますか?」「それが あたりまえだからだ」では答になりません。

人間だけ70億人まで増えています。猿（数百万年前に生息していた生物）も実在しています。だけど、その中間のミッシング・リンクだけ絶滅しました。理由は「当たり前だから」です。これでは納得できません。それに、これは科学とは よべません。

また、遺伝子の話を回避する理由は、質問と無関係だからです。と、既に かいたはずです。

なぜか、話が かみ合いません。仮に、ふざけた とうこうや、荒らしであれば、かみ合わないのも理解できます。しかし、お互いに しんけんに話をしていて、ここまで かみ合わない理由が理解できません。

回答No.9

AVENGER

＞なぜダーウィンの進化論を教科書に載せますか?

現時点では正しいと考えられているからです。

補足

そうですが、私の質問は「なぜ現時点では正しいと考えられているか?」です。

回答No.8

ORUKA1951

まず、それをなぜ科学(理科)の教科書に掲載するかですが・・
科学とは、他の科目と本質的に異なる学問だと言うことです。

[科学]とは
　科学とは、様々な場面で生じた疑問を（伝承や迷信や宗教にとらわれず）仮説を立て、それを実験や観察によって、（自分だけじゃなく第三者も）その仮説で疑問が説明できることを証明していく手法なのですよ。言い換えればそういう方法論です。

　ここはとても大事ですし、理科を誤解している人が多いので、この一文をしっかり理解してください。

　理科と言う学問は、「科学的な見方や考え方を養う。」その方法論を学ぶのであって、決してそこに登場した理論や仮説自体を教えるのが目的ではありません。
　下記に指導要領があるので読んでください。
※中学校指導要領 理科 ( http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/ri.htm )
※小学校指導要領 理科 ( http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2010/12/28/1231931_05.pdf )

　ここを理解していないと、あなたの質問への回答を書いても理解していただけないでしょう。

　実は理科で教えるすべての理論は科学の世界では今でも仮説なのですよ。アインシュタインの相対性原理だって科学者はそれで説明できないなにかを発見しようと躍起になっている。科学と言うものは、決して「迷信」「伝承」「宗教」であってはならないのですよ。その時点で疑うことを拒否してしまいますから・・

　では、なぜダーウィンの進化論が教科書に掲載されるかですが、ダーウィン以前にも進化論はありました(有名なのはラマルクの定向進化説です)。ダーウィンは、それに対して膨大な観察データと共に生物は
・自然淘汰によって変化していくこと
　　ここの固体に差がありそれらが淘汰されて変化していくこと
・変化はランダムであり、環境が変化を助長しない
・進化は漸進的である
　などですが、当時はDNAは無論、遺伝子の存在自体も知られていない時代に、この世界になぜこのように多種多様な生物が存在するかを見事に説明するものでした。
　もちろん、ダーウィンの進化論はすべて正しいわけではなく、その後の遺伝子の発見や突然変異の発見などでたくさんの修正を受けていますが、生物学を「科学」の一分野に押し上げたと言う意味では、極めて重要な理論なのです。・・・科学の意味は最初に書いた・・・

　もちろん、ダーウィンの進化論はそれ以前の哲学的な面や論破を目的とした面が多いのは事実ですし、それが完璧で誤りのないものでもありません。それにもかかわらず、ダーウィンの進化論が、なぜ理科(科学)の教科書に掲載されるかは、理科は「科学的な見方考え方を身につけるための学問だからです」
　生物学が科学の仲間入りをした原点であるからです。

　彼の進化論の登場で進化論がどのように変遷したかは、
進化論 - Wikipedia ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E8%AB%96 )
　をお読みください。

補足

なぜ私の質問に答えていただけませんか?
何かの洗脳にでも かかっていますか?
あなたは私の質問「なぜ猿と人間の中間生物は絶滅したか」には答えていません。
しかし、あなたが ふざけているようには見えません。
むしろ、まじめさを感じます。意味が理解できません。

回答No.7

noname#160718

なぜ教科書に載せるか？という質問に対する答えは、「正しいから」です。

　ニュートン力学が相対性理論によって訂正、修正されても「ニュートン力学は間違っていた」とはされていないように、ダーウィン進化論もこれから多くの修正がされるでしょうが、大筋においてはこれまでのところ「正しいこと」を補強する証拠が見つかることはあれど真っ向から否定する証拠は何一つ見つかっておらず、これからも「大筋において正しい」ということはおそらく変わらないでしょう。

　質問者さんがここで挙げている「反証」は全て基礎的な誤りを含んでいます。

＞「人間は猿から進化した」と いってるにもかかわらず

　言っていません。
　「人間とサル（チンパンジー等の類人猿）は共通の祖先から進化した」です。

＞退化したままの猿は生き残っているのでしょう

　現生のサルは、「退化したまま」ではありません。彼らも人間と同じ時間をかけて「進化」しています。
　Ｙという文字で、下の棒がヒトとサルの共通祖先、枝分かれしたそれぞれの棒がヒトとサルです。現代は文字の一番上なので右の端のヒトから見て左の端のサルは「退化したまま」ではありませんよね？

　もっと端的に言うと、ヒトとサルに限らず地球上の全ての生物は40億年前に共通の祖先を持ちますから、ミミズもヒトと「同じ時間をかけて進化してきた生物」であり、「退化したまま」ではありません。

＞骨だけの化石であれば、好きなように肉付けできるのは当然です

　できません。
　筋肉の付着する部位、骨格の太さによる体格の想定など、骨から判ること（ごまかかしたりごしつけできないこと）は多いです。

　ネット上に出ている進化論を否定する議論は、少なくとも私が知るものは全て質問者さんのような進化論や生物学に関する基本的な誤りに基づいているものばかりですが、それは議論の対象にしないのですね。
　また、遺伝子などの進化論の「極めて強力な証拠」になっていることも聞かない、ということは、「自分の主張に都合が悪いことは無視する」という姿勢、ということなのですね。

補足

私の質問に一切答えず、勝手に意味不明な解釈で勝利宣言されても困ります。どう解釈しても「はぐらかし」なので無視します。

回答No.6

maikoakane

よくある誤解ですが、「ヒトはサルから進化した」というのは、間違いです。正しくは、ヒトの祖先を過去に向かってたどっていくと、どこかでサル類の祖先と一緒になる。さらに過去に向かってたどり続ければ、サル以外の哺乳動物と一緒になる。さらに、たどり続ければどこかで、哺乳類以外の脊椎動物と------。ということで、サルとは、祖先をさかのぼる期間が
他の動物に比べて、相当に短いということです。サルの祖先とヒトの祖先が一緒になるまでは、それぞれ別の生物で、中間の生物はいません。
　次に、ダ－ウィンの進化論の骨子は「自然選択」で、いろいろな生き物の間で生き残るための競争がおこり、環境（＝自然）にあったものが生き残るという考え方です。今いる生物と、化石などで出てくる生物との違いをとう説明するかが、進化論です。可能な限り合理的な証拠で説明しようとしています。しかし、証拠はあまりにも少なく、推論に頼らざるを得ないのはやむを得ないことでしょう。ただ、宗教によっては、今の生物と化石生物等の違いを、全部神様のせいにしてしまうところもあるようで、あのアメリカでさえ、宗教とのからみで進化論を教えてはいけないという州の法律があるようです。
　ということで、誰の推論が一番合理的かという判断になります。教科書は、合理的と思われるものを載せているはずです。正しいか否かというより、考えてみて、矛盾が少なそうな論を載せています。正しいかどうを知るすべはないのですから
こうするのが、妥当でしょう。別にダ－ウィンをひいきするわけではありませんし、彼の考えでは説明しきれないこともありますが、まあ一番マトモな推論と思います。蛇足ですが、ダ－ウィンが「種の起源」を書いた当時のヨ－ロッパで、教会の権威に逆らうような発言をすることは、命がけのことだったと思われます。
　科学に対する冒涜は、科学的な推論を試みることではなく、何かのせいにして、推論までも抹殺してしまおうとすること
だと思います。

補足

ほかの人の返答と重複するので、省略します。

少なくとも、「命がけのこと」が「正しいこと」という認識は間違いです。命がけでカルト教団の教祖をして命がけでサリンをまく人、命がけで自爆テロをする人、など、命がけで低俗無能な行動をとる人は多数存在します。

回答No.5

masakadomasaka

１　です。

なので「現在事実ではないか」、もう少し言うと「一番説得力がある、

理論として具体的だ」というものが教科書に載せられているのではないですか。

私は「全部の仮説」とは言っていませんよね。「その時に（その段階で）事実と

一応されるもの」が載っている」で、それを知識として得た人間が判断する。

そのとき「一般的仮説」となっているものすら「教科書に載せない」というのは

「教育・探究」という目的からするとマイナスだと思います。

結局「嘘・間違い」だったとしてもそれに深くかかわらない人間にとって

は不利益をこうむることはほとんどないわけですし

補足

＜過去に教科書に掲載された代表的な仮説＞
・黄色人種や黒色人種は、さるのような外見なので、白人より劣っている。だから差別してもよい。殺してもよい。
・科学的に解釈して、天動説が最も正しい学説である。
・病気は悪魔に取り付かれたからである。
・凶作は神様がおこっているのだ。いけにえをささげろ。
・ダーウィンの進化論は正しいが、ミッシング リンクは なぜか絶滅した。が、そのことには触れるな。

これらを掲載する利点が理解できない、という質問です。

回答No.4

noname#194289

進化のことを考えることがよくないのでしょうか。それともダーウイン以外の人の考えならば良いのでしょうか。

回答No.3

anyhelp

あなたの言う事は正しいですが、そういうものです。
教育の目的を考えてみてください。
あなたのように賢い人が沢山いて正しく物事が考えられると不都合な場合がよくあるのです。

補足

申し訳ありませんが、抽象的過ぎて理解できません。
1つ以上の具体例を答えていただけないでしょうか。

回答No.2

noname#194289

信じやすいが、誤っている場合もあれば、信じがたいが、正しいという場合もあります。電子には軌道はありません。大陸は漂動しています。地球は丸いのです。いずれも信じがたいことです。日常生活で実感できることではないからです。またダーウィンにこだわらず進化のことを謙虚に勉強してみることも許されるのではないでしょうか。貴方は人間とサルが持っているそれぞれの遺伝子が非常にに似ているというようなことをどのように考えているのでしょうか。

補足

質問を補足説明します。

私の質問では遺伝子について意図的に排除しています。ここでは議論しません。ほかの質問で結論が出ているからです。また、インターネットで検索しても理解できます。よって、ここでの議論は最初の質問に書いた内容のみに限定します。それ以外は「話題そらし」「はぐらかし」と判断します。

回答No.1

masakadomasaka

人が真実を検証、実証するためには「間違い・思い込み・仮定」

といった段階が必要だからではないでしょうか。

人は最初から絶対正しい答えにたどりつけるわけではない。

で、今考えられる真実はこうだ（こうではないか）、をつくる。

それをみてある人は鵜呑みにするだろうし、その中の一人くらいは

「おやおかしい」とさらに研究する。で新しい事実にたどりつく。

ありふれた表現ですが「失敗は成功の母」です。

単に「教科書をみて、それが正しいと思いこむ」といった

探究心のなさこそが実は問題なのかもしれません

補足

質問を補足説明します。

世の中には無数の仮説が存在します。それらは「ダーウィンの進化論」を除いては、教科書に掲載されていません。そんなものを全部 掲載していたら、教科書が何千ページあっても足りません。
なぜ、ダーウィンの進化論だけが特別扱いされて掲載されているのかを知りたい、という質問です。