決算書に表示する勘定科目について教えて下さい

質問

ある会社の決算書を作成しています。
会計事務所務めの経験のある方に相談したところ勘定科目について指摘を受けました。

例）諸会費で1,000円という決算額がありますが、決算書の見栄えが悪いので雑費に含めておいた方がすっきりして良いと言われました。

私はこれには理解が出来ず、たまたま少額の取引額になったとしても取引内容は「会費」で間違いありません。
取引内容に沿った勘定科目で記帳しています。

決算書時に表示する勘定科目は少額の場合は決算仕訳で雑費とかにまとめて記載する方が一般的なのでしょうか？

またそれが正解だとすれば、それはどんな根拠から来ているのでしょうか？

何方か詳しい方ご教授よろしくお願いいたします。

回答No.1

kuroneko3 · ベストアンサー

会社の損益計算書に，会費１０００円とか極めて少額の費用項目がたくさん列記されていたら，決算書を読む方もうんざりします。
　企業会計原則には「重要性の原則」というものが定められており，すべての取引について本来の厳密な会計処理の方法によると，会計データ自体が煩雑となり，重要な会計情報がそうでない会計情報に埋没してしまい，財務諸表の明瞭表示にとっての障害となってしまうおそれがあることから，財務諸表の概観性を高めるために，重要性の乏しい取引については簡便な会計処理の採用が認められています。
　利害関係人の判断に影響を及ぼさない少額の費用について，細かい項目を記載せずに「雑費」と一括りにしてしまうのも，その一例であるといえるでしょう。
　言い換えれば，決算書は正確であるだけでなく，分かりやすい表示であることが会計基準上も求められており，利害関係人の判断にとって不必要な細かい項目が延々と並べられている決算書は，分かりにくいから不適切なのです。

お礼

なるほどそうなのですね。ありがとうございました。よく分かりました。

回答No.2

seble

先の方と同様なのですが、
勘定科目名は好きなように付けてかまいません。
ただ、他の人も見る訳だし、分かりやすい名称を付けるべきです。
諸会費も、それが分かりやすいからそういう名称を頻繁に使うだけの事で、年千円しか出ないなら雑費でしょう。
会費としての意味合いも薄いじゃないですか？
少額だからその他としての雑費です。
多額なら、一定の意味のある会費ですから諸会費として独立できます。

水道光熱費、よく使いますよね？
でも水道代、電気代、ガス代、灯油代、重油代、全部違います、でも、いちいち分けますか？
一般の少人数の事務所ならごたまぜだし、大規模で、ボイラーとか持っているような会社なら分けるでしょう。

重要なのは、経費なのか、資産なのかというような区分けです。

お礼

先の方同様に良く分かりました。ありがとうございます。