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イオン結合性を示す理由

炭素-炭素間で三重結合したものに直接結合した 水素原子が弱いイオン結合性を示す理由を教えてください。 分子軌道が関係していると思うのですがうまく考えがまとまりません。 よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • pasize
  • ベストアンサー率60% (9/15)
回答No.1

例えばアセチレンHC≡CHを考えましょう。 アセチレンの炭素原子はsp軌道です。 sp軌道について考えてみると、sp軌道はs軌道1つp軌道1つを使って作られますので s性が50%あります。 ここで、アセチレンHC≡CHがイオン化した時を考えると、HC≡H-となり、この-(電子)はsp軌道に存在します。 -はs性が高いと原子核により近く存在するため安定化されると考えられています。 よってHC≡H-が安定化されるため弱いイオン結合性を示すのです。 まとめると、 イオン化された時の電子がsp軌道に存在する →sp軌道はs性がsp3、sp2よりも強く、それだけ生成したイオンを安定化させやすい →結果、末端水素が解離しやすい 以上です。

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